このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法:7人いることにも意味がある
大手企業さんへの提案機会が増えてくると、ふと感じることがあります。
「あれ?今日の打合せ、お客さん7名も出席くださったけど、そんなに必要!?」みたいな複数名参加のミーティングに出くわした時です。。
大手さんに出入りしている中小企業経営者や営業マンからも「2、3名ならまだしも、5名を超える参加って、どんだけ暇なん?あんなに人数いらんやろ?」のような声もよく聞きます。その度に私は「この人たちわかっていないな。まだまだ大手さんへの参入は難しいだろうな」とほくそ笑み、私を支えてくださっている大手さんマーケットへの参入障壁の高さに感謝しているのです。
そんな中、ある中小の社長さんは「まあ、キーマンの部長だけに集中しているから別に良いんだけどね」などと暴言とも思える発言もするのです。隣にいる営業マンも「そうですよね。部長か、せいぜい課長までですよね。話を進めてくれるのは!」と笑いながら被せてくるのです。
→次頁「キーマンさえ押さえれば本当に大丈夫なの??」
2件のコメントがあります
第2回目も私が疑問に感じていたテーマでした。言われてみれば確かに… 生産性が高い取り組みとは思えないですが、相手のルールなのであれば、理解を得るために柔軟に対応するしかないですね。
Mr.Fさん、コメントいただきまして、ありがとうございます。
『BullShitJobs』(=どうでもいい仕事、クソ仕事)という本が世界中で注目を集めているようですが、誰かにとっては『BullShitJobs』でも他の誰かにとっては大切だと思われているのかもしれませんね、、、配慮は必要ですが、遠慮はしない仕事を進めようと心がけております!