大手への営業プロセスで大切なことは?
私の経験では、大手さんへの新規案件の営業は1年ほどの時間をかけることが普通と感じます。そもそも名前も知られていない小さな会社が提案の機会をいただくだけでも、なかなかのことです。
しかも先方には多くの部署や利害関係者が存在しているのです。(第2回ご参照)
大手さんから信頼を獲得し、付き合うに値する存在であると認知いただくことではじめて契約は成立するのです。そこには多くの時間がかかりますし、当然、会社や社員の成長、商品力の向上などが必要です。
中小企業の多くがこのプロセスの中で大手企業への営業をあきらめてしまっているのです。「時間がかかりすぎて効率的ではない。。」と。
乗り越えた先には「比較的長い期間の継続的安定受注」が待っているにも関わらず。
効率、効率。スピード、スピードと社員さんやお客様を急かすことはやめて信頼獲得のために実力を蓄えることが大切です。
結論を急ぐことなかれ。焦りは禁物。急がば回れです。