このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法:インターナル・コミュニケーションから飛び出せ
コロナ禍における大手企業の取組みについて検索してみると、いくつもの調査レポートがあがってきます。その中のひとつに国内大手137社を対象としたアンケート結果(2020年4月6日~10日実施)を掲載しているサイトがありました。
・時差通勤や在宅ワークの導入(92.7%)
・社内会議の中止・web会議への切換え(72.7%)
・顧客訪問の自粛・規制(62.4%)
・大人数が集まる行事・イベントの開催中止(95.5%)
・大人数が集まる行事・イベントの参加禁止(87.1%)
上記が主だった取組みとして記載されていましたが「労働環境の変化に伴う従業員のストレスへの配慮」については、今後真剣に取り組むべきとあげられていました。
確かに職種によっては、在宅ワークが困難で、仕事そのものが行えない事態も生じています。物理的制約から突如「社内失業」状態になり、雇用不安からくる心理的ストレスを抱える方も多くいらっしゃるでしょう。
そんな背景もあり「インターナル・コミュニケーション」の重要性が高まっているとのこと。インターナル・コミュニケーションとは社内コミュニケーションと同義であり、円滑にすることで「職場の連帯感と相互信頼」「企業理念の浸透」「社員の活性化」「新たな取組みと文化の創造」などの成果を生むと言われています。
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