【大手の作法/026】自主規制症候群を開放せよ

 このコラムについて 

「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。

本日のお作法:自主規制症候群を開放せよ

先日。とあるコンビニチェーンの経営トップが「組織を変革できるリーダー」について話していました。経営のプロとして数々の企業を渡り歩いてきた社長。現在、チェーン全店の売上高、約3兆円という巨大組織に求められる “変革リーダー” にはどんな資質が必要なのだろうか?と興味が湧きました。

“リーダーには2つの仕事” があり「そのひとつ目は “日常的に発生する課題を解決する仕事” です」とのこと。これには情報分析や仮説立案など様々なスキルや経験が必要でしょう。しかし「もっとも大切なことは問題が起こっている “現場のリアル” を掴み、誰よりも深く知っておくことです」とも。

たしかに、現場の実情を知らないリーダーが机上の空論を振りかざし、判断・指示・決断をしている組織はいつもどこかで誰かがざわついています。。これまで、そのようなリーダーに悩む多くの組織に出会いました。。

 

→次頁は「リーダーのふたつ目の仕事は?」

感想・著者への質問はこちらから