このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法: 変化の裏側
“自分につながる経済ニュース”でおなじみ、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」が4月から月~木曜の放送を1時間繰り上げ22時からの開始に変更します。
放送以来、初めての時間変更の裏には、いくつかの「狙い」が存在します。
そもそも平日22時台には、テレビ朝日の「報道ステーション」が君臨し、世帯視聴率10%程度を獲得しています。
WBSは3%程度なので、「1%でも上げることができれば大成功」なのだそうです。
しかも、GP帯(ゴールデン・プライムタイム)と呼ばれる19時~23時枠のCM単価は他より2割程度高いため、「勝負に出る」のも理解できます。
こうした動きの背景には、コロナ禍での「在宅時間の増加」「残業や外食機会の減少」「早い帰宅」「健康への配慮」などにより、視聴者であるビジネスパーソンの生活習慣の変化が見てとれます。
そういえば、某大手で働く友人Iくんも、昨年3月から在宅勤務が基本となり、「出社は月1程度になった」と話していました。
すっかり早寝早起きの生活に変わった彼は、以前までは、やろうとも思わなかった早朝ランニングを定着させ、今では、月間300㎞以上も走っているのです。
「オリンピックでも目指すんかっ!」との突っ込みに、「実は、聖火リレーのプロジェクトにかかわっているんだ」との返し。昨年のリハーサルでは石原さとみさんともご一緒したそうです。さすがはグローバルな巨大企業。
羨ましいです。。
どうなる?東京オリンピック!