このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法/自分がここにいる理由
昨年末、某大手さんから「社風改善プロジェクト」に携わってほしいと、ありがたい相談が。
早速、年明けの「キックオフmtg」に参加しましたが、そこでのプロジェクトリーダーからの話がぼくには響きました。
ほぼ完璧に「議事メモ」をとっていましたので、そちらの共有を。
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みんなも知ってる通り、僕は大のサッカーファンです。今日はサッカー界で活躍してる、ある選手の話をさせてください。
サッカー界において「世界最高峰の舞台」と言えば、イングランドの「プレミアリーグ」なんですが、そこは、各国の代表選手たち、その中でも「エース」と呼ばれるような「主力選手」が数多く集まる熾烈なリーグです。
そして、全20チームが戦う、その「トップ」に立っているのが、「名門リバプール」。かつて僕が留学していた町なので、大ファンのチームです。
少し前までは、「日本代表のエース」だった南野選手が所属して活躍していたんですが、残念ながらレギュラーとまではいけなかったんです。
今、そこに、「日本代表キャプテン」の「遠藤選手」がいるんです。
彼は、昨年8月、リーグ開幕間際に「ドイツから移籍」してきたんだけど、初めのうちは、チームの戦術やリーグの違いに馴染めなくって、思うような活躍ができなかったんですよ。
ですが、彼は日々の練習への「真摯な取り組み」、サッカーへの「情熱」、プロとしての態度や振る舞い、積極的なコミュニケーションなどによって、監督や仲間からの「信頼」を勝ち取り、
先月には、ファン投票による「月間最優秀選手」に選ばれるほどの「大活躍」を見せたんです。
もはや彼はチームの「中心選手」であり、監督や仲間だけでなく、ファンからも「絶大な信頼」を集める選手へと成長したんですよ。
僕らが取り組んでいる「社風改善プロジェクト」も、「様々な立場の人たち、異なる価値観」などもあり、「そんな簡単には進まないし、すぐに結果が出る取り組みではない」ですが、「努力の積み重ね」で、これまでに「小さな成果」をいくつも作り出してきましたよね。
今年も一歩づつ、みんなで進めていき、「ぼくらがここにいる理由」を示したいですね。
よろしくお願いします!
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彼同様、サッカーLOVEなタカマツにはグッとくる内容でしたが、プレミアやリバプールどころか、サッカーすらほとんど関心のない方々にはどう映っていたのでしょうか。
それは横において。
受賞した遠藤キャプテンですが、
「自分がここにいる理由を示す必要があると思っていたので、月間最優秀選手に選ばれて本当に嬉しい。これが数ある賞のひとつになることを願っているよ!」と素敵なコメントを残しておりました。
日本代表は、これから「アジアカップ」ですが、「優勝」目指して頑張ってください!!