第48回 日本に眠る宝石が世界で輝く「リファインジュエリー」

この対談について

母から受け継いだ指輪をネックレスに、片方なくしたピアスをペンダントに、思い出の詰まった2つのリングを溶かして1つに――。魔法のようにジュエリーを生まれ変わらせるジュエリー修理・リフォーム専門店「Refine」(リファイン)。代表の望月信吾さんに、お客様に感動を届けるジュエリーリフォームの魅力、そして波乱万丈な人生についてお聞きする対談企画です。

第48回 日本に眠る宝石が世界で輝く「リファインジュエリー」

安田

Refineさんでも中古の宝飾品を買い取って、自社でリフォームしたり磨き直したりして販売されているということでしたよね。それが新品よりも人気だと。


望月

そうなんです。品質の高いものをお手頃な価格で買えるということで、それを目当てにご来店いただくこともあるくらいで。

安田

それだけ需要があるということなんでしょうね。実際、日本の家庭に眠っていた宝飾品をリフォームして、海外に輸出することで大きな利益を上げている企業もありますし。


望月

そうなんですよね。しかも家庭に眠る宝飾品は、何兆円規模らしいです。まだまだ開拓できる余地はあるんでしょう。

安田

銀座の中古品店に海外からの買い物客が行列を作る時代ですから。Refineさんの作る「リファインジュエリー」も、海外でブームになるかもしれませんよ。


望月

うちでリフォームした商品をインバウンドに向けて販売するということですよね。日本のジュエリーが海外の人にとって、「メイド・イン・ジャパン」としての価値を持つっていうことなんですかね。

安田

ジュエリーそのものに価値を感じるというより、その背景にあるストーリーが重要なんだと思うんです。日本のバブル期に世界中から集められた質の高い宝石が、再び輝きを取り戻したジュエリー、その名も「リファインジュエリー」という。


望月

ああ、なるほど。ただ単に「リフォームしました」という売り出し方では響かないわけですね。

安田

そういうことです。「Refineさんが手掛けたジュエリー」として、ブランド化することが大事だと思うんです。「リファインジュエリー」という新しいカテゴリーを作るという感覚で。


望月

ふーむ、なるほど。ということは、全てをリフォームして販売しなくてはいけないわけでもないと。

安田

そうですね。宝石の状態によって磨き直すだけで価値があるものもあれば、リフォームすることで魅力を増すものもあるでしょう。むしろ、そこの判断にこそ望月さんのセンスが活きてくると思います。


望月

責任重大ですね(笑)。でも今の時点では、インバウンドの旅行者が日本の中古品のジュエリーを買うという話ってあんまり聞かないですよね。

安田

まだ日本国内でそういう市場が確立されていないだけだと思いますよ。だからこそ、これからRefineさんがそのイメージを具現化していけばいいと思うんです。


望月

確かに。いやぁ、すごく興味深いです。

安田

すごく大きなチャンスだと思います。実際、海外のイベントで、日本の古い宝飾品をリフォームして販売したらめちゃくちゃ売れるらしいですから。年間100億円規模の取引があるんじゃないかな。


望月

すごい。海外ではそんなに大きな市場になっているんですね。

安田

そうなんです。その方は海外市場に向けて販売していて、それだけ需要があるわけです。だから日本国内でインバウンド向けに展開すれば、新たな市場ができると思うんです。

望月

本当にそうですね。そのためにも、コンセプトが大事だということですね。

安田

そうそう。「望月さんの目利きで選び抜いた宝石だけをリファインしています」という形が重要だと思います。

望月

そこまで具体的に考えていただきありがとうございます。しっかりブランド化できれば、全国に仲間が増えていったときにも、売上の柱になりますね。

安田

そうですね。中古のジュエリーを買い取って、リフォームしたり磨き直したりして販売するという、今やっていることの延長でいいと思うんです。「ブランド名」と「コンセプト」をしっかり作って発信することが大事なので。

望月

そうか。何も大きな先行投資をしなくても、小さく始めればいいわけですね。例えば「私たちがチョイスした日本に眠る優良な宝飾品を、自分たちの技術でリファインしたものです」ということを英語で発信することから始めると。

安田

そうそう。インスタなどで海外の人が興味を持ってくれたら、一気に広まる可能性もありますよ。ぜひチャレンジしてみてください!

 

 


対談している二人

望月 信吾(もちづき しんご)
ジュエリー工房リファイン 代表

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25歳で証券会社を退社後、父親の経営する宝石の卸会社に入るが3年後に倒産。その後独立するもすぐに700万円の不渡り手形を受け路頭に迷う。一念発起して2009年に大塚にジュエリー工房リファインをオープンして現在3店舗を運営。<お客様の「大切価値」を尊重し、地元に密着したプロのサービスを提供したい>がモットー。この素晴らしい仕事に共感してくれる人とつながり仕事の輪を広げていきたいと現在パートナー募集中。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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