庭師でもない。外構屋でもない。京都の老舗での修業を経て、現在は「家に着せる衣服の仕立屋さん(ガーメントデザイナー)」として活動する中島さん。そんな中島さんに「造園とガーメントの違い」「劣化する庭と成長する庭」「庭づくりにおすすめの石材・花・木」「そもそもなぜ庭が必要なのか」といった幅広い話をお聞きしていきます。
第118回 「家に着せる服」と「自分が着る服」の共通点

中島さんは「ガーメントデザイナー」として庭づくりをされてますが、これは「家に着せる服(=庭)のデザイナー」という意味で付けられてますよね。

ええ。ただ地元にそこまでたくさんお店が揃っているわけではないので、いろんなブランドを扱っているセレクトショップに行くことが多いですね。そこで実際に着てみたり、お店の人と話して「こういう組み合わせがいいんじゃないか」とアドバイスをもらったり。

確かにズボンはワークマンが多いですね。あそこのズボンはすごく動きやすいので。あとは靴とか上に羽織るカーディガンとかは、行きつけのセレクトショップで買うこともありますよ。以前、安田さんも着ていたトゥモローランドとか。

そうなんですよね。安田さんのポッドキャストを聞いて、「あ、今自分が着てる服と一緒だ」って気づくこともありました(笑)。

おしゃれだけど動きにくい服は、あまり好きじゃないと。今やスーツでもストレッチが効いてるのが流行ってますしね。昔は「おしゃれは我慢」なんて言われて、寒くても足を出したり、ピチピチの服を着たりしましたけど。そういう選び方はしないんですね。
対談している二人
中島 秀章(なかしま ひであき)
direct nagomi 株式会社 代表取締役
高校卒業後、庭師を目指し庭の歴史の深い京都(株)植芳造園に入社(1996年)。3年後茨城支店へ転勤。2002・2003年、「茨城社長TVチャンピオン」にガーデニング王2連覇のアシスタントとして出場。2003年会社下請けとして独立。2011年に岐阜に戻り2022年direct nagomi(株)設立。現在に至る。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















