「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第115回 「成功報酬制の採用サポート」はじめるかも?

中辻さんは以前から、お客さんのチラシやポスティングだけでなく採用のサポートまでしているってお話していましたよね。しかもかなり安い金額で。だから今日は、中辻さんのために「採用商材」を作ってみようかなと思っているんです。

普通はそんなにうまくいかないんですよ。しっかりお金をもらってやっている採用のプロでも、そんなに成功しない(笑)。それでね、以前もちょっと提案しましたが「完全成功報酬制」でやればいいと思っていまして。

ええ。indeedでの打ち出し方を考えて原稿作成してあげたり、人材が定着しない会社の問題点を洗い出してアドバイスしたりして、成功したら50〜60万円みたいな。そういうサービスを作ったら飛ぶように売れるんじゃないかと思うんですよ。

そんなことできますかねぇ。なんていうか、私はポスティングに関してはプロの立場からアドバイスできますけど、採用に関してはそこまで自信はないので…。これまでうまくいったのも、たまたまなんじゃないのかなと。

まずは条件面ですよね。福利厚生だったり年間休日、有給休暇といったことについてちゃんと書かれているかって、すごく大事なんです。そこを細かく明記できている会社って、入社後もちゃんと社員のことを考えてくれそうじゃないですか。

ウチではありがたいことにありませんが、もちろん可能性はゼロではないでしょうね。というか世間的には絶対あると思います。

ウチでは今のところ1人もいないです。というのも私の方針として「子どもがいても働きやすい」「プライベートとも両立しやすい」という2つに重きを置いているんですが、それ以上に「1人の女性として金銭的にも自立できること」というのを大切にしていまして。

いやいや、そこは自信を持っていきましょうよ(笑)。中辻さんに採用アドバイスを受けたいとお考えの経営者さんは、こちらまでお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。成功報酬制なので、まずはお気軽に(笑)。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。