第123回 夫婦円満の秘訣は干渉しないこと?

この対談について

「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。

第123回 夫婦円満の秘訣は干渉しないこと?

安田

今日は中辻さんに「夫婦円満の秘訣」をお聞きしようかと思います。


中辻

え、それを私に聞きます? 私、2回も離婚しているんですけど(笑)。

安田

だからこそと言いますか…(笑)。いろいろ紆余曲折を経験している中辻さんだからこそ語れる「長く夫婦を続けたいなら、相手はこういう視点で選べばいい」というのをお聞きかせいただければ(笑)。


中辻

なるほど(笑)。そうですねぇ、36年間生きてきて思うのは、やっぱり「思いやりがあること」かなあ。あと、これは私だけかもしれないですけど「お互いにあまり干渉しない」ということですかね。

安田

夫婦なのに、干渉しない方がいいんですか?


中辻

ええ。私も若い頃はお互い束縛し合って共依存みたいな関係にもなっていましたけど、お互い自立してくると、自分の時間もしっかり持ちたくなると思うんですよ。だから、ちょっと変な言い方ですけど、結婚生活のためには独身時代みたいな自由さもある程度必要なんだろうなと。

安田

ほう。じゃあ例えば中辻さんがエジプトに行く時、旦那さんが家で好きなことをしていてもOKってことですか?


中辻

もちろん! 全然問題ない。なんなら私1人で行きたいですもん(笑)。

安田

あ、そうなんですか? 夫婦で同じ体験をしたいとは思わない?(笑)


中辻

ないですね。だって夫は別にエジプトに興味ないので。きっと私がピラミッド見てキャーキャー言ってるのを見て、夫は「こんなん何が楽しいんやろ」って思うだろうし、私も夫がつまらなさそうにしているのを見て「早く次行った方がいいかな」とか思うはず(笑)。それって絶対お互いに楽しくないじゃないですか。

安田

そうなるくらいなら、自分1人で行くか、同じ趣味を持った友達と行く方がはるかにいいと。


中辻

そうそう。エジプトで一緒にいて楽しい人と、夫婦として一緒に生活して楽しい人は、別ってことです(笑)。

安田

笑。ちなみに先ほど「思いやりが大事」って仰っていましたけど、中辻さんはどんな時に思いやりを感じます?


中辻

そうだなぁ…私が遅くまで自室で仕事している時に、そっとカルピスをコップに入れて持ってきてくれる時とか。

安田

え、確かに優しいですけど、そんなんでいいんですか?(笑)


中辻

そんなんでいいんですよ(笑)。部屋に入ってきてぐちゃぐちゃ話しかけたりせず、そっとカルピスを置いて、そっと部屋を出ていく。そういうのがいいんです。

安田

へぇ〜。じゃあ例えば、しんどいこととかはお互いに話し合って共有したほうがいいと思いますか?


中辻

一般的には共有した方がいいんじゃないかと思いますけど、私はあまり言わないタイプですね。特に仕事のこととか自分自身の悩み事なんかは、夫には言わないです。

安田

ほう、それはどうして? 聞いてもらうことで楽になったりしませんか?


中辻

私はそういうタイプじゃないですね。聞いてもらうことで、かえって相手を悩ませてしまうんじゃないかとか気遣われてしまうんじゃないかとか思ってしまうので。とは言え、何でもパートナーと共有して分かち合えた方がいいんでしょうけどね。

安田

なるほどなるほど。ちなみに今って離婚する夫婦も増えていますけど、稼ぎが悪い・家事をしない・愛情が冷めた・浮気…このあたりが主な理由だと思うんです。中辻さんだったら、どのパターンが別れの決定打になりますか?


中辻

稼ぎは少なくてもいいんですけど、仕事をしない人は論外ですね。

安田

あ、稼ぎは悪くてもOKなんですか?


中辻

一生懸命働いている上で稼ぎが少ないのは、全然気になりません。「私が頑張って稼ぐね」って話なので(笑)。ちなみに安田さんはどうです? 確か安田さんも離婚経験者ですよね(笑)。

安田

そうですね(笑)。私も昔は仕事の話とかしんどいこととかは家に持ち込むべきじゃないという考えでして。だから以前の結婚では、家庭では一切そういう話はしなかったんです。でも今は考え方が変わって、しんどいことや悩みなんかも妻と共有するようにしています。


中辻

そうなんですね。じゃあ家事や育児はどうです?

安田

それも以前の結婚時は「自分が働いて、妻が家の中のことをすべてやる」というのが当たり前だと思っていたんですけど、今はだいぶ変わりました。お金を稼ぐことと家で生活をすることは別のことというか。家の中を運営するために、夫婦がお互いの役割をこなさないといけないんですよね。


中辻

確かお子さんの送り迎えもされているって仰っていませんでしたっけ?

安田

朝の送りだけですけど、毎日やってます。あとは子どもをお風呂に入れるのも私の仕事です(笑)。


中辻
すごい! 全盛期のバリバリ働いていた時期よりも、自分の時間をしっかり確保して好きなお仕事をしている今だからこそ、そういう風にできるようになったんでしょうね。
安田

いや〜当時の方が時間はありましたよ(笑)。でも今は、「やろうとする気持ち」が大事だと思っています。偉そうにならないように、家族が心地よく生活できるように…そういうことをさりげなくできるような「大人」にちょっとずつ近づいていってる自分が好きですね(笑)。


中辻

いいお話ですね〜。

安田

妻からは好かれているかどうかわかりませんけど、嫌われない努力はしています(笑)。


中辻

笑。それで十分だと思います。そういう気遣いって長く一緒にいるとだんだんなくなっていくと思うんです。「相手にどう思われるか」ではなくて「自分が相手をどう思うか」しか考えられなくなってくるというか。…私も気をつけたいと思います(笑)。

安田

こんなこと言ったら失礼かもしれないですけど、中辻さんはあと5回くらいは結婚をしそうなイメージなんですが(笑)。


中辻

あはは(笑)。というか私、もう1回離婚したら「離婚マイスター」を名乗ろうかと思っているんですよ。だって結婚より離婚する方がはるかに大変じゃないですか。

安田

間違いないですね。手続きとかすごく大変です。


中辻

ですよね。だから「離婚後の手続きが分からなかったら、何でも私に聞いて!」って言ってます(笑)。例えば「子どもがいるなら苗字はもう変えない方がいいよ」とかね(笑)。

安田

なるほど(笑)。いや〜今日も面白い話をありがとうございました。


中辻

こんなしょうもない話で大丈夫でした?(笑)

安田

いやいや、大丈夫です! 世の中の皆さんは、こういう話が聞きたいんですから(笑)。

 


対談している二人

中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役

Twitter

1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。

安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 

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