第144回 ポスティングのプロが、必ず反響を取れる理由

この対談について

「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。

第144回 ポスティングのプロが、必ず反響を取れる理由

安田

中辻さんはこれまで多くのポスティングスタッフさんと一緒にお仕事をされていますよね。ぶっちゃけた話、稼ぐ人はどれくらい稼いでるもんなんです?


中辻

稼ぎだけで言ったら、の月収より多い人もいます(笑)。

安田

え、そうなんですか! それは夢がある(笑)。


中辻

ウチの会社には、ポスティングを本業としてやっている方が2〜30人ほどいるんですけど、そういう方たちはかなり高収入ですよ。

安田

皆さん、朝から晩まで休みなしでポスティングしまくっているってことですか?


中辻

いやいや、大体の方は週休2日で1日7〜8時間程度ですよ。私たちと同じような働き方で、月に2〜30万円は稼いでいます。

安田

なるほど。でも中辻さんの月収よりも稼ぐレベルの人は、もっと休みを削ってるでしょ?


中辻

確かにそういう人は週1休みくらいかな。ただウチって時給制ではないので「長く働けば働くほど儲かる」っていうわけではないんですよ。

安田

配った枚数で決まる「歩合制」ですもんね? でも、だったら長時間ひたすら配布しまくれば、それに比例して報酬も上がると思うんですが…。


中辻

ウチの場合、配布枚数にプラスして「反響ボーナス」があって。稼げている人たちって、その割合が大きいんですよ。

安田

反響ボーナス…つまり、チラシを見て問い合わせが来た時の報酬ということですね?


中辻

そうですそうです。例えば外壁塗装のクライアントさんだと、チラシを見たお客様から見積もり依頼が来た時点で5,000円のボーナスをポスティングスタッフに渡してくださることもある。

安田

ということは自分の配布したチラシで10件の問い合わせがあれば、それだけで5万円も上乗せされると。それはすごい!


中辻

そうなんですよ。しかも別途、ウチからも反響に対する報酬が支払われますからね。反響が出やすいポスティングをすればするほど、報酬も上がっていくというわけです。

安田

なるほどなぁ。…でも、反響が出るかどうかって、運要素が強くないですか?


中辻

もちろん運とかタイミングもゼロではないです。ただ反響をたくさん取れるスタッフさんって、「運じゃない要素」を自分で作り出しているんですよ。

安田

ほう。そういう方はどんな技を使っているんですか?


中辻

例えば、外壁塗装のチラシを配布する場合。未経験者は「外壁がボロボロの家」にチラシを入れがちです。

安田

え、それの何がいけないんですか? 「アナタのお家の外壁、塗り直した方がいいですよ」ってお知らせしてあげているわけだから、すぐに問い合わせがきそうなもんですけど。


中辻

いえいえ、そう簡単な話ではないんですよ〜(笑)。だってそういう「見るからにボロボロの家」って、要は何年も前から外壁の劣化なんて気にもせず、ずっと放置し続けてきているお家なんですよ。

安田

そうか! そもそも外壁塗装に興味がないとか、お金をかける必要なんてないって思っている人が住んでいる可能性が高いわけですね。


中辻

仰るとおりです。じゃあポスティングのプロたちが狙うのはどういう家かというと、「築年数は経っているけれど、お手入れに余念がなさそうな家」なんです。

安田

ほう…具体的にはどういう家なんでしょう?


中辻

例えば玄関周りに植物とか小物が置いてあったり、駐車場に雑草が生えていなかったり。住民の方が大切にしていることがよくわかるお家ですね。

安田

なるほどなるほど。


中辻

そういうお家ってパッと見はキレイなんです。でもよく見ると経年劣化が始まっているような、築年数が10〜15年くらい。そういうお家にポスティングすると、住民の方にも「そろそろ塗り替えようかな」と響くわけです。

安田

プロはそこまでターゲットを絞り込んでポスティングしているわけですね。ただ漫然と歩き回っているわけではないと。…いや〜すごいなぁ。めちゃくちゃ優秀なマーケターじゃないですか!


中辻

そうなんですよ。ウチの会社は他社さんよりも多くの対価をポスティングスタッフさんに渡しているんですけど、それってある程度、その対価に見合った仕事を期待しているからで。そこをちゃんと理解してくれているスタッフさんたちは、監視の目がなくてもきちんとした仕事をしてくれます。

安田

なるほどなぁ。会社とスタッフさんとの間の信頼関係が出来上がっているんですね。ちなみにプロは、配布エリアや枚数にも何か提案してくれたりするんです?


中辻

ありますね。私たちも事前に配布エリアまわりのターゲットを調査しているので、「このエリアは500枚、そのエリアは300枚」といったように、配布エリアと枚数は指定しているんです。でもプロは、「このエリアは400枚配った段階でターゲットとなる物件がなかったので、ターゲットの多かった別のエリアで枚数増やしてポスティングしておきました」みたいなフィードバックが返ってくる。

安田

ははぁ、それはすごい。だって適当に配っていても給料はもらえるのに、あえて「効果」の方を優先しているわけでしょ? 言われた通りにどんどん効率よく配布しておけばいいや、とはならないんですね。


中辻

結局、そうやって自分で考えて配布しているスタッフさんが一番稼いでいるし、私たちも優先的にお仕事を依頼したくなりますからね。

安田

そうなると、反響を取れる実力のある人ばかりが残っていき、それによって中辻さんの会社の評判もあがり、またさらなる依頼が舞い込むと。『日本ポスティングセンター』が絶好調な理由がよくわかりました!

 


対談している二人

中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役

Twitter

1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。

安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 

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