第146回 年末年始でも最大の反響を得られるポスティング術

この対談について

「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。

第146回 年末年始でも最大の反響を得られるポスティング術

安田

ここ数年、スーパーや飲食店も年末年始はお休みにするところが増えてきましたよね。『マメノキカンパニー』さんは、年末年始のポスティングってどうしているんですか?


中辻

クライアントさんによって「配る・配らない」を分けています。なので、配る会社さんについては、ポスティングスタッフさんたちに稼働いただく場合もありますね。

安田

へぇ、そうなんですね。じゃあ年内は大晦日ギリギリまで、年始は元旦から、ポスティングしているスタッフさんもいると。


中辻

そうなんです。ただ前提として、私たちとしてはこの期間はポスティングを避ける傾向があるんですけどね。

安田

ほう、それはどうして?


中辻

ズバリ、この期間だけはポスティングよりも折込チラシの方が需要が高くなるからです。

安田

そうなんですか! …まあ確かに正月休みで普段よりゆっくり時間が取れて、新聞やチラシをじっくり眺める人も多いんでしょうね。


中辻

そうそう(笑)。しかも昔から、「年末年始には初売りや特売セールの折込チラシが入る」っていうことをわかっている人も多いんですよ。だからこの時期はあえて折込チラシにリソースを集中するクライアントさんも多いんです。

安田

なるほどなるほど。おもしろいですね。


中辻

ええ。逆に言えば、ポスティングの反響が取りにくい時期とも言えますね。皆さん12月20日を過ぎた頃からはクリスマスとかお正月休みのことしか考えなくなるじゃないですか(笑)。

安田

あー確かに。仕事納めの前でバタバタしているような時に、落ち着いてチラシを見る余裕なんてないかもしれない(笑)。


中辻

ですよね(笑)。なのでウチでは12月中旬にはいったんポスティングを止めてしまう。で、年始は2日とか3日くらいからスタートするようにしています。

安田

へぇ、そうなんですね。でも例えばラーメン屋さんとかケーキ屋さんで「31日まで営業しています」とか「元日9時から営業中!」みたいなチラシをポスティングしたら、すごく反響ありそうですけど。そういうことはしないんですか?


中辻

あ、もちろんそれはアリです! そういう内容やったら、お正月休みに入った頃…それこそ29日〜31日あたりでポスティングしますね。

安田

なるほどなぁ。…ん? でもポスティングスタッフが稼働するとなると、中辻さんたち管理者側も当然、正月返上で働くことになっちゃいません?


中辻

そうですね、現場責任者の社員は働いてくれています。さすがにクライアント様への細かなご報告業務は、年末年始はお休みさせていただきますけど…。

安田

じゃあ中辻さんも、休み中にスタッフから電話がかかってきたりなんてことは…?


中辻

ありますあります(笑)。まあこれだけ忙しくさせていただいてますんで、そこはもう「しゃあない」って感じですね(笑)。

安田

素晴らしい(笑)。ちなみに、年末年始でもポスティングできるスタッフさんって、どれくらいいるんですか?


中辻

結構います。というのもウチは完全出来高制なので「稼げる時に稼ぎたい」というハングリーな方が多いんですよ。

安田

そういう方たちには「正月手当」みたいな特別手当が支給されるんです?


中辻

いえ、それはないです(笑)。

安田

あ、ないんですか! それでも正月に働きたいっていう人がいるんですね。


中辻

ご家族がいる方なんかはお休みされますけど、「別に正月休みとか関係ないし」みたいな方もわりと多いんですよ。もともとウチのポスティングのお仕事って、自分でスケジュールをコントロールできるんですよね。だから敢えて休暇期間をずらして休みを取る方もいらっしゃいます。

安田

なるほどなぁ。確かに閑散期に休んでバカンスに行く方が、空いていて楽ですもんね(笑)。こうやってシフトが自由に組めるのって、ポスティング業界全体がそうなんですか?


中辻

いや、そんなこともないと思います。「キャラバン配布」っていって、スタッフさんをまず事務所に集合させて、会社の車で乗り合わせてポスティング現場まで行って配布するスタイルを取っている会社さんだと、シフトは固定になりますし。あとはスタッフ管理を簡単にするために、社員が出社している平日しかポスティングしない会社さんもあります。

安田

なるほど。普段から、稼働日をポスティングスタッフに委ねているマメノキカンパニーさんだからこそ、年末年始でも配布スタッフをしっかり確保することができるというわけですね。

 


対談している二人

中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役

Twitter

1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。

安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

Twitter  Facebook

1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 

感想・著者への質問はこちらから