「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第58回 退職されるかどうかは、すでに採用時に決まっている?

前回の対談の中で、中辻さんの会社は「同じような悩みを抱えている人」を採用することで、うまく組織を作っているなぁと感じていました。

そうですね。例えばウチの会社で言ったら、社員のお子さんが熱を出したとかで突然お休みをしたとしても、周りのメンバーがフォローするのが当たり前なんです。それがウチのカルチャーだから、「なんで休むのよ」なんて責める人は誰もいない。

うーん、ありがたいことにまだそういう経験がないので(笑)ちょっとわからないですね…。でもきっとすごい考えるでしょうね。で、退職したいっていう子と話をして、改善できるようなことがあれば直すから、もうちょっと頑張ってみようよって言うかな。

そうですねぇ、私もそれは一番大切にしています。もし採用した人が「カルチャーに合わなかったから辞めます」って言ったとしたら、面接の時になんでそれを見極められなかったんだーって自分自身を責めると思う(笑)。

本当にそう思います。以前、私がどういう風に面接を受けてきたかというお話をしましたけど、あの考え方って、何も「面接される側」だけに限ったことではないと思っていて。「面接する側=会社」も、自分のことを大きく見せないとか、取り繕うことはしないっていうのが、大事だと思いますね。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。