「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第86回 経営者としての適正があるのは、どんな人なのか

私は中辻さんに初めて会った時から「この人は絶対経営者に向いているな」と思っていまして。実際に何度もお伝えしていたと思うんですけれど(笑)。

以前にもお話しましたが、新規事業としてベニエ屋さんを始めたんです。11月14日にプレオープンしたんですが、そこに至るまでに決断しないといけないことが多すぎて(笑)。

ちなみにマメノキカンパニーの設立当初はどうでした? 当時もいろいろと決断しなくてはいけない場面が多かったと思いますが。

昔はお金に関することは久保さんに相談しまくってたので(笑)。「自分の決断が間違っていて、会社に損失を出してしまったらどうしよう」という不安が大きくて、何度も何度も聞いてましたね(笑)。

そうだったんですね(笑)。でも中辻さんはどう考えても決断力がめちゃくちゃありますよ。だって「家を出たいから15歳で結婚して出産する」とか「旦那に見切りをつけて17歳ですっぱり離婚する」とか、ものすごく潔い決断じゃないですか。

ははぁ…そういうもんですか(笑)。多くの人はそれができないと思うんですけどね(笑)。ところで私はこれまでに多くの社長さんを見てきたんですが、「頭の回転の速さ」や「決断力」に特別秀でてなくても、社長ってできちゃうんですよね。

はい。お前は何様なんだと言われそうですが、中小企業の社長さんの中には、優柔不断で決断力もないし頭の回転も遅いって人が少なくない。「親から会社を受け継いで、そのまま社長になっただけ」とか「とりあえず一度、社長というものになってみたかっただけ」みたいな人がけっこういるんです。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。