「オモシロイを追求するブランディング会社」トゥモローゲート株式会社代表の西崎康平と、株式会社ワイキューブの代表として一世を風靡し、現在は株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表および境目研究家として活動する安田佳生の連載対談。個性派の2人が「めちゃくちゃに見える戦略の裏側」を語ります。
第41回 トゥモローゲートが貫く「ささる×あがる=ひらく」の考え方

とはいえ面白さってけっこう定義が広いじゃないですか。ということで、西崎さんやトゥモローゲートの皆さんの定義をあらためて聞きたいなと思って。

そこについは弊社内ではっきり言語化してまして。まず「ささる×あがる=ひらく」という方程式があるんです。この「ひらく」というのが「オモシロイ」だと定義していて、我々はここに当てはまることしかやりません。

もちろんそれもそうですし、Xだったらいいねの数が「あがる」とか、YouTubeなら再生数が「あがる」とか。これも全部で8項目、「クオリティがあがる」とか「パフォーマンスがあがる」などに分けてます。

仰るとおりです。つまり「ささる」で3つ以上、「あがる」でも3つ以上を満たしたもので、関わる人のキッカケの扉を「ひら」いてもらおう、ということなんです。扉というのは、トゥモローゲートという社名にもかかっているんですけれど。

なるほど、そこは覚悟を持って臨んでいると。ただ、「ささる」と「あがる」を両方満たすのってなかなか難しいじゃないですか。実際、一般的な経営者さんなら「ささらなくても、あがるならいいや」と考えると思うんですよ。

逆にアーティストさんとかは、ささるけどあがらないことをやるから儲からない、みたいなイメージです。でも西崎さんやトゥモローゲートさんはそのどちらでもなくて、「ささる」かつ「あがる」ものを見極めてやっていくと。

もちろんケースバイケースですけどね。でも単純に、例えば上場をしたりするといろいろと制約が出てきちゃうじゃないですか。株主の顔色を伺いながら、かつ自分たちの想いを貫き続けるって、やっぱり簡単なことじゃないでしょうし。
対談している二人
西崎康平(にしざき こうへい)
トゥモローゲート株式会社 代表取締役 最高経営責任者
1982年4月2日生まれ 福岡県出身。2005年 新卒で人材コンサルティング会社に入社し関西圏約500社の採用戦略を携わる。入社2年目25歳で大阪支社長、入社3年目26歳で執行役員に就任。その後2010年にトゥモローゲート株式会社を設立。企業理念を再設計しビジョンに向かう組織づくりをコンサルティングとデザインで提案する企業ブランディングにより、外見だけではなく中身からオモシロイ会社づくりを支援。2024年現在、X(Twitter)フォロワー数11万人・YouTubeチャンネル登録者数19万人とSNSでの発信も積極的に展開している。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。