本日の斬り口:理想の状態をつくってみる
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広告といえば、
D社の
戦略十則
が思い出される。
1950年代に
作られたものだ。
いま、ここに生きる
拙者としては、
うげっー
となる言葉が
並んでいる。
それはこんな
10個の文章だ。
1)もっと使わせろ
2)捨てさせろ
3)無駄使いさせろ
4)季節を忘れさせろ
5)贈り者させろ
6)組み合わせで買わせろ
7)きっかけを投じろ
8)流行に遅れさせろ
9)気安く買わせろ
10)混乱をつくり出せ
この十則に基づいて
多くの広告がつくられ、
多くの人が駆り立てられ
多くの消費を生んだ。
という時代を
拙者たちは
生きてきたでござる。
果たして、
ほんとうに
欲しかったのか
と買った後で、
自問自答する
買い物を
誰でも
1つや2つ
したことが
あるのではないだろうか。
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この十則が
どうだこうだは
おいておいて、
気づくことがござる。
これらは
自分で考えない
人間をつくる十則
でもあるということだ。
それが、如実にあらわれているのが
10個目の
混乱をつくり出せ
でござる。
混乱するということは
どういうことだろうか。
それは、
判断力を失う
ということだ。
自分の脳みそを
フル回転させ
考える
ことは、面倒なことだ。
拙者が思うに、
脳みそは怠け者
でござる。
ちょっと気を許すと
すぐに
楽な方を選ぶ
それが脳みそだ。
脳みそにとって
楽チン
なのは、
考えないこと
でもあるし、
余計なことを悩む
ことでもある。
これは楽なのだ。
なぜなら、
判断しない
でいいからだ。
どちらも、
判断からは
遠ざかっていく。
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判断するためには
事実を捉える
という感情を
おいておくことだったり
自分の内面や
環境などを
観察する
という物事を
観ることだったりと
やたらと
脳内シナプスを
意識的に
コントロールする
必要がある。
判断とは
アシタカのように
曇りなき眼で観る
という胆力が
必要なのだ。
脳みそはこれを
極力したくない。
なぜなら、
怠けたいのだから。
広告はここを
突いてくる。
だから、
なんでも
鵜呑みにしないで
自分で考える
ってことを
しようじゃないかと
反面教師のように
広告は教えてくれている。
そう、広告は
はやく自分の頭で
考えらえるようになろうね!
と、拙者たちの思考力を
試してくれているのでござる。
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ってことで
広告とは、まっさらな情報ではない。
広告とは
思考力を鍛える情報商材
でござる。
拙者、美しい広告は好きでござるよ。
パンダ侍のプロフィール
あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。
育ての先生の
気まぐれから、
こやつは笹薮から
世間に出してみよう
ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。
ある日、笹かまを食べ、
こ、これは笹ではない
と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、
本質を見定めよ。
と天啓をうける。
それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。
腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、
侍だったんですねー。
と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。
食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。
ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント