(会場拍手)

僕らからすると広島っていう感じなんですけど、東広島と言わねばならんとこですかね。

私が最初に東広島に呼ばれてお会いしたときに、東広島には広島大学っていうのがあるんですよね。で、広島大学の卒業生が東広島に住んでるのに、卒業したらみんな広島に行っちゃうというようなことを仰ってたんで。つまり、東広島にもっと就職してくれないかっていう。だから、東広島と広島は違うという意識がやっぱあんのかなと思ったんですよ。

ちょっと異質な感じなんですけども、お部屋を借りてくれた人の生活サポートのためにこのマッチバコっていうのを作られているっていうことで、ちょっと簡単にこのマッチバコっていうのが何のために作られたのかっていうのを教えていただけないでしょうか。

はい。基本的に不動産屋さんっていうのはお客様の要望をお伺いして、見合う物件を探して、気に入っていただいたらお申し込みをいただくと。そして契約をして、綺麗にお部屋を掃除して、鍵をお渡しすると。そこで基本的な仕事っていうのは終わるんですけれども、この街にもたくさん不動産屋さんってあってですね、うちも全国展開しているホームメイト、金子さん、ホームメイトって知ってます?

はい。そのフランチャイズの店舗をやってるんですけれども、僕たちと似たような不動産屋っていうのはこの街にも結構たくさんあって、何かちょっと違うようなことがしたいねっていうことでまず安田さんに相談に行って、最初のうちは今ここでは言えないような議論の内容だったんですけれど、借りてもらったあと、大学生だったら基本的に4年間ぐらい住むわけなんですよね。その4年間の間に何か楽しい出来事だったり困りごとだったりを助けるようなサービスができたら、入居後の暮らしに差がついて「どっちみち借りるんだったらネクストホームに行ってみましょうね」というふうになってもらえるような何かを作りたいなと思って、このマッチバコっていうのを作りました。

業界の方は多分普通だと思うんですけど、業界以外の方は分かりにくいと思うんですけどね、お部屋借りるときって例えば大学生だったら大学の近所に不動産屋さんが何店舗かあるわけなんですね。で、微妙に扱ってる物件違うんですけど、やっぱ多くは被ってるわけなんですよ。

どのお店で借りても家賃も変わらないし手数料も変わらないしっていうことで、なかなか差をつけるのが難しい業界なんですね。とはいえ、自分のお店に来てもらわないといけないんで、そこはたくさん広告とかを出すわけですよ、SUUMOさんとかに。そうすると、やっぱり人をたくさん呼ぶために、結果的に広告にお金を使わないといけないっていうことで、借りる人も、貸すほうも、どっちもべつに広告費かけたからって得にはならない。けれども、それをやらないとなかなか人を集めるのが難しいという。何かそこで違う方法で人を集めて差別化できないかっていうことで、色々、かれこれ1年ぐらい経ちますよね。

でも、やっぱり5万とかだと妥協するところのほうが多いですよね。「すごい遠い」とか「不便」だとか「古い」「狭い」とか。だったら住まい探しは楽しくできないけど、借りる人にとったら「家探す」っていう作業の部分が楽しいよりも、借りたあとのほうが大事なんじゃないのかっということです。「普通は、借りたあとに鍵を渡して終了なんです」って仰ったんで、僕、色んな会社の仕事をお手伝いしてるんで、他の業界だったらアフターフォローって普通なんですけど、「あ、この業界ってアフターフォローがないのが普通なんだ」と思って、鍵を渡したあとに、みなさん例えば部屋のカーテンを探しに行ったり、荷物運んだり、「近所の美味しい店が知りたい」とか、「野球やりたいけどチーム知らない」とか色々悩みがあるんで、それを解決してあげる店ができたら良いんじゃないか、みたいので盛り上がっていった感じですよね。

一番最初に高校生から大学生になって探したいのが、ちょっとお洒落な雑貨だったり、あとは一番多いのがアルバイト先なんかが多いんですよ。だけど、セブンイレブンのアルバイトとかそんなのはたくさんあるんですけれど、せっかく来たんだし、この広島にゆかりのある……あ、ごめんなさい、東広島にゆかりのある(笑)アルバイトをして、楽しい経験を積んでもらって4年間してもらったほうが良いですし、あとはどこのお店が美味しいのかも分かんないし。あと、その他には、引っ越したあとに単純に「軽トラを貸してほしい」とか、「荷台を貸してほしい」とか、最初もの運んだりするのに使うんだと思うんですよね。そういったサービスも結構好評です。

マッチバコの名前の由来は、①「街」と「人」をマッチするっていうのと、②たくさんの出会いっていう意味で「マッチな出会い」で、「多くの」っていう意味での“much”と、③あとは“街”っていうところです。今みんなスマホで検索するんで、覚えやすくてなおかつ意味が分かるネーミングっていうことで考えさせていただいたんですが、このネーミング初めて見たときはどうだったですか?

そうそう。でも、1回持ち帰って会社の人と色んな協議をしたんですけれども、「すごいネーミングが可愛くて良い」っていうふうに若い社員から好評だったんで、「じゃあ、ふざけてないのかもしれないな」と、進めてみました。

目標は、やっぱり紹介。マッチバコでサービスを受けると、「どうせ同じ仲介料払うんだったら、じゃあやっぱりあそこで部屋探してもらったほうが良いんじゃないの」っていう口コミが起こるということです。紹介でお客さんが増えていくっていうことをすごい意識しています。そのために1個どうしてもやってほしいっていうのが「トイレットペーパー」っていうのがありまして、トイレットペーパーの紙の中に「マッチバコ」って全部書いてありますけど、今まで何回か提案したことがあって「いいね」って言われたんですけど、実際に作ってもらったこと1回もなくて、今回ついに初めてですね、トイレットペーパーを作っていただいたという。

最小で1,000なんですよね。まあ、数か月とちょっとかかると思うんですけど、うちでお引っ越ししていただいた方には漏れなくお配りしてて、用を足すたんびに「マッチバコ」って思い出してくれるっていう。

ということでマッチバコを紹介させていただきましたが、東広島でお部屋を探すときには「マッチバコ」と検索していただいて部屋を借りると、漏れなく住んだときにはマッチバコのトイレットペーパーが付いてくるということなんで、ぜひ「マッチバコ」検索してください。どうも今日は二宮さんありがとうございました。
(会場拍手)
*本ぺージは、2017年12月6日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。
ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。