こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
「部屋が散らかってるから心もすさむ」という常識に疑問です。金子亜佑美です。
安田佳生です。
わかるわ~(笑)
わかりますか?
散らかってるほうがいいみたいですよ。
えっ、えっ!?そうなんですか??片付け始めちゃってるんですけど。
なんか、デスクトップとか、片付けるよりグチャグチャなほうが、ぜんぜん関係のないものが同時に目に入って、なんか、こう、あの……
発想が豊かになるみたいな?
はい。
あ、そうなんですか。へぇ~。
部屋が散らかってるのがどうかはわかりませんけど。
実家がめちゃくちゃきれいだったのに心がすさんでた時期があったんで、なんか、それを考えると一概にそうも言えないなっていう感じです。
たしかにね(笑)
はい。じゃあ、今回は20代・平社員の方からご質問をいただいてます。安田さん、みなさん、こんにちは!
こんにちは。
こんにちは。
仕事の向き・不向きについて、どう考えたらよいでしょうか?私は1年半ほど前に販売職から会計事務所の事務職に転職しました。「デスクワーク」「土日休み」「18時が定時」というスタイルへの憧れがありましたが、1年半働いて感じるのは、「自分に仕事が合ってない」ということです。というの、デスクワークのスキルが低いのと、なかなか会計の知識が身についていないと感じております。もともと頭がよくないのと、机に座って考えるよりも、動きながら考えるほうが合ってたのかなと思う日々です。前職のほうが自分には向いていたと思い、同じ業界に転職しようかとも考えています。「あきらめずにもう少し頑張れ」と言われそうですが、「合わないことを続けた先に何があるんダドダロウコッ……あるんだろうか?」とも思ってしまいます。
頑張れ。
また、こんな考えでは、転職活動したら採用されそうにありませんが、安田さんはじめみなさんはどう考えますか?教えてください。ネガティブな質問ですみません。自分は基本的にポジティブ人間で取り組んできましたが、今回に関してはなかんか割り切れず、前を向けていません。異業種へ転職したのも、「これからは個の時代なので、会社には頼らず個人で生きていける能力をつけてやろう」という考えからでしたが、つまづいてしまい、自信もなくしてしまいました。「何も頑張らない」ではなく、頑張る方向性が楽しいのか、見極めることも必要かと考えています。長くなりましたが、ご回答よろしくお願いいたします。ということです。
(拍手)パチパチパチパチパチ。
素晴らしい。
すいません!かみかみで。
いえいえ。
いえいえ。
ありがとうございました!
だいぶスキルアップしましたね。
聞きやすかった。
ありがとうございます!
何言ってるか半分ぐらいわかりました。
うっそ(笑)
厳しい(笑)
アップしてないじゃないですか、そしたら。
いや、大したもんですよ、もう。まあ、かいつまんで言うと、前も結構似たような質問ありましたけど……
あった気がしますね、うん。
つまり、「販売職やってて、会計事務所に転職して1年半ほど働いたけど、合ってない。また転職するのはどうでしょうか?」ってことですね。
「個の時代なので会社には頼らず」っていうのは、やっぱ「会計知識をつけたい」みたいなことなんですかね。
そうかもしれませんね。
単純に事務職っていうと、会社に依存してるイメージがしちゃいますけど。
そうですね。普通に考えたら何か資格を取るとか、スキルを身につけて独立するとか、そのために行ってるんでしょうね。
うんうん、そうですよね。
でも、「個の時代」って言われてますんでね、会社に頼らずに、いままでは「人生100年時代」じゃなくて、まだ「70年弱時代」ぐらいだったんですよね。
これまでは?
これまでは。だから、おじさんがだいたい60歳定年で、10年弱生きて死んでいくっていう。僕なんかもうちょいなんですけど(笑)
そんなことばっかり言ってる(笑)
ホントだ(笑)
まあ、だから、定年までいけば退職金で十分残りの人生は楽しめる感じだったのが、いまは退職金もそんなに出ないし、そこからの人生長いし、そう考えたら「1個の会社に頼らずに、個人でも稼げるスキル、早めにつけようね」ってことなんですよね。それ自体は正しいと思いますね。で、どうなんでしょう、転職したのにまた転職っていう。
うーん……デスクワークが、でも、合わないって感じてらっしゃるんですもんね。
そうみたいですね。もともと販売職だったから、デスクワークで、土日が休みで、定時18時の仕事がしたかったんでしょうね。
憧れますよね。
販売職ってことは、お店とかで土日も出るし、みたいなことなんですかね、想像するに。
そうそう。
そうですね。これと逆だったんでしょうね。
年末年始も休めないし、セールはあるし。
あ~、たしかにね。
大変ですよね。
うん。
どうなんですか、栃尾さんのもし息子さんが、このように1年半でまた転職っていったら、「ふざけんな!」っていうことになるんですか?
ずいぶん先の話ですけどね。
そうかなあ。いや、でも、「わかってよかったんじゃない?」って言うと思いますけどね。「合わないっていうことがわかったから、1年半かかっちゃったけど、逆にわかってよかったよね」って思いますけど。……ん?(笑)
なるほど。
そう言われたいんですかね、転職サイドからしたら。
当事者からしたら?
当事者からしたら、「転職したほうがいいとは思ってるんだよね」ってなったときに、誰かしら味方がいて、「そうしたほうがいいよ」って言ってくれると安心するっていうか、「自分の選択は間違ってなかったんだ」って思いたいというか。
自信がどんどんなくなっていくみたいなのって、結構危険ですよね。自分に合わない場所にいて。
ホントだ。うんうん。
うーん、そうですね。
ね。なんか、次にチャレンジする余力が残っているうちに。
そうですね。
まあ、まだ20代じゃないですか、この人。それで、たぶんですけど、販売職やってて、次、会計事務所だから、2社目みたいな感じですよね。
かもしれないですね、たしかに。
うん。
で、いま、われわれのというか、私のまわりの採用関係やってる人と話してると、むかしは新卒で入ったらずっと働いてたじゃないですか。採る側も「新卒で働いたことない子のほうが育てやすいし、教えやすいし、辞めないし」って言われてたのが、最近は新卒もすぐ辞めちゃうんですね。
まあ、たしかにそういうイメージありますね。
むかしは、しんどくても「ああ、社会人ってこうなんだ」って、みんな他の人と情報交換できなかったんで信じ込んでくれたんですけど、いまは同級生とLINEでつながっちゃってるんで、「おまえの会社、ちょっと変じゃないの?」ってすぐバレちゃう。で、そういう話してると、「3社目理論」っていうのがありまして。
おぉ。
3社目?
はい。新卒で1社目って、一応自分なりにバランス考えて就職するんですけど、「やっぱ自分がやりたいことって、もうちょっとあるんじゃないかな」と思って、転職しちゃうんですね。
なるほど。
でも、転職しても、自分がやりたいこととかも、まだ実は自分でわかってなかったりとかして、「好きだ」っていうだけじゃメシが食えなかったりとか、意外と得意なこととかも自分でわかってなくて、3社目ぐらいで、ようやく自分が求められてるものと自分ができることがわかってきて、非常に定着するっていう、いま「3社目理論」がとってももてはやされておりまして、私のまわりでは。
すごい(笑)
へぇ~。安田さん界わいで?
はい。で、やっぱりそこで大事なのが、「あの会社がひどかった」とか、「上司が悪かった」とかっていうんじゃなくて、自分がなんでそこに合わなかったのかっていうのをきちんと分析できてる人は、だいたい3社目うまくいくんですね。
へぇ~
この方、超できてる。
そうなんですよ。この人、だから「自分が頭がよくない」って自分で分析してますし、机に座ってやる仕事じゃなくて、もうちょっと暗記とか記憶じゃなく、自分が動く仕事がやりたいんじゃないかなと思うんですけど。
すごい。誰のせいにもしてないですもんね、考えたら。
そうなんですよ。
おぉ!
すごーい!
だから、ぜんぜんネガティブじゃないと思うし、1年半もやったんだったら十分じゃないかと。
うんうん。
おぉ。
次こそは天職に行くんじゃないかと。
そうですよね。だから、「土日休みで平日そんなに長く働きたくない」っていう気持ちと、あと、「動きながら働きたい」っていう気持ちがわかってれば、見つかりそうな感じがしますよね。
しますね、はい。
すごい。
すごい!こんなにしっかりしてる20代。もう、最近の20代はみんなしっかりしてるみたいですね。
まあね。
次、だから、販売職行くのかどうかはわかんないですけど、「自分が何ができて、何が嫌いで、何が好きで」みたいなことは、そろそろわかってきたんじゃないかと思うんで、それを踏まえて探したらいいんじゃないですかね。
はい。
そういう気がいたします。
じゃあ、まとめますと、「3社目理論」を信じて……
うん。
信じて。
次で天職が見つかるんじゃないでしょうか。的な?
という感じがしますね。あと、自分の自己分析がとってもできてると思いますけど。
たしかに、すごい謙虚だし。
お~。
まあ、入って1日とかっていうんだったらまだわかんないですけど、1年半頑張って冷静に分析してるんだから、いいんじゃないかと思いますけどね。
そうですね。ポジティブですよね。
はい。
うん。
よかった。
ということで、会計事務所さんには申し訳ありませんが、栃尾さんの知り合いかもしれませんね、もしかしたら(笑)
(笑)
(笑)
ということで、本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2019年6月5日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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