【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「情報発信したいけど、続けていく自信がない」2019年6月26日配信

第352回「情報発信したいけど、続けていく自信がない」
という質問者さんからのご質問。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

ツイッターは真実が隠せてしまうツールであり、センセーショナルな内容ほど広まりやすいと思いました。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

本日はこんなご質問をいただいております。30代・経営者の方からです。いつも楽しく聴かせていただいています。私は30代・経営者です。安田さんは何度かこのラジオで「役立つ情報をネットで情報発信するべし」と言われていると思います。私もこれから先に危機感を感じており、まずはツイッターでの情報発信をしようと考えています。しかし、いままでツイッターも含め情報発信をしたことがなく、「発信しないと」という義務感で続けていく自信がありません。栃尾さんが以前「日記をつける習慣がある」とおっしゃっていましたが、私は日記をつける習慣もありません。そこで2点ご質問です。1.安田さんはむかしから文章を書き残したり、発信したりする習慣はあったのでしょうか?2.情報発信をする際、「しないといけない」という義務感と「発信したい」という欲求のどちらが高いですか?ということです。

安田

日記をつける習慣があるんですか?栃尾さんは。

栃尾

そうです。昔からですね。

安田

へぇ~。何年ほどやってるんですか?

栃尾

毎日はつけないんですけど、ホント「日記帳に日記をつけたな~」って思うのは小5からですね。

安田

すごい!

金子

小5!?やば。

安田

っていうことは好きなんですね。

栃尾

好きです。逆に、すごい大きな出来事があったときに、それを記録しとかないと落ち着かないみたいな。そのときの気持ちとか。

金子

へぇ~。

安田

へぇ~。たとえば大きな出来事って?

栃尾

うれしいこととか……なんだろう、たとえば、すごい素敵な褒められ方をしたとか。

安田

そんなことを!?

栃尾

とか、「新しい友達とここに行って、すごいこういうことが楽しかった」とか。

安田

ちなみに、その日記には僕とか金子さんは登場してるんでしょうか?

栃尾

登場して……ます。最近はブログを書くことが多いんですけど、よく書きますし、ツイッターにも、私、安田さんのことめっちゃ書いてますよ。

安田

そうなんですか!?

栃尾

はい。

安田

ツイッターに?

栃尾

ツイッターに、はい。

安田

ツイッターは日記とは違うんじゃないですか?

栃尾

違いますけど、私にとっては記録のツールっていうか。

安田

へぇ~。

栃尾

“ログ魔”なんですよね、要は。ログを残しておきたいんですよね。

安田

あ~、なるほどね。

栃尾

「きのうの私は今日の私と違う」っていう思いで生きてるんですよね(笑)

安田

思い。

金子

(笑)

栃尾

「きのうの思いはきのうにしか残せない」っていう(笑)

金子

いいんじゃないですか。

安田

なるほど。金子さんはどうなんですか、日記とかやってるんですか?

金子

いや、私はもう完全に三日坊主で終わるタイプですねぇ。

安田

やったことはあると。

金子

やったことは何度もあります。もう、憧れてて。毎日枕元に分厚い手帳があって、そこに「何があった」みたいなのを箇条書きでも書いたことはあるんですけど……まあ、三日坊主で終わります、なぜか。

栃尾

きれいなノートを買って、そろえたことはあるけれど……みたいな?

金子

あるけれど、憧れで。ダメですね、私は。たぶん向いてない気がします。

安田

向いてそうですけどね。

金子

いやぁ。

栃尾

絵とかは描くよね。

金子

絵とかは描きますね。

栃尾

そんなに継続的に同じものというよりは、その都度いろんなタイプのものを?

金子

飽きちゃう。飽きっぽい、すごく。と思います。

栃尾

安田さんはどうなんですか?

安田

私は、この質問にお答えするとですね、文章を書き残したり発信する習慣はありませんね、まったく。

栃尾

いつからやってるんですか?

安田

うーんと……何年ぐらい前ですかねぇ。「会社経営者としてこれからは発信せねばな」っていうことで始めたあたりなんで、ツイッターはまだ10年もたってないんじゃないですかね。

金子

へぇ~。

栃尾

本を出されたのは?

安田

本を出したのは、もう15、6年前じゃないですかね。

栃尾

そのときは自分で書いたんですか?

安田

本はねぇ、本を出す前にメルマガを書くようにしてたんですね。

栃尾

ああ、もう、じゃあ書いてたんですね。

安田

そのときが、だから、いちばん初めですね。ただ、仕事として、コピーライターではないんですけど、自社とかお客さんの入社案内パンフレットとかは書いてましたね。

栃尾

へぇ~。

安田

だから、書くのが嫌いじゃなかったっていうか。すごく不思議なんですけど、前、話したかもしれないですけど、本をあんまり読んだことなくて、アメリカに4年半ほどいたんですけど、5年近くいたんですけど、当時インターネットなかったんで日本語に飢えてまして、何冊か持ってた日本語の本を、それこそ1冊100回近く読んでたんですよね。

金子

え~っ!

栃尾

うわぁ、すごい。毎日毎日読む感じ?

安田

毎日毎日。そんなに本読んだことなくて、それまでは文章を書くのも国語の点数もすごい悪かったんですけど、アメリカにいる間、1文字も日本語書かず、日本に帰ってきたら文章を書くの上手になってたんですよ。

金子

え~っ!

栃尾

まあ、でも、普通にあるでしょうね、そういうことは。

安田

あ、そうですか?

栃尾

と思いますけど。

金子

本のおかげ?

栃尾

本のおかげですよね。

金子

やっぱそうなんだなぁ。

安田

それ以外考えられないんで。

栃尾

はい、あるでしょうね。やっぱり、いい小説っていうか、文体が美しい小説を読んだあとは書きやすくなったりしますし。

金子

そうなんですか。

栃尾

自分の中から言葉が出やすくなったりしますし。

金子

あ、そうなんだ。

栃尾

型がインストールされるっていうか。

安田

だから、日本帰ってきてから会社員になったんですけど、企画書とかの文章も書くんですけど、あとは、会社つくってからは商品案内とか商品説明とかのコピー書くんですけど、「意外と俺はうまいな」と思いながら書いてました。

栃尾

その4年間はすごい財産ですよね。ずっと本を読んでたっていうのは。

金子

ね。

安田

そうですね。

金子

なかなか大変できないですよね。何にも日本語がない世界って結構、やっぱ海外行かないと無理だし。

栃尾

はい。

安田

だから、すごい細かいところまで読んでましたね。

栃尾

へぇ。ホリエモンが「刑務所にいる間、本を読みあさった」って書いてありましたよね。それに似た体験じゃないですか。

金子

刑務所?(笑)

安田

まあ、刑務所じゃありませんけど(笑)

栃尾

でも、できることが少ない中で本が娯楽だったっていうか、むさぼり読んだみたいな。

金子

たしかに。

安田

そうですね。で、2つめが何でしたっけ?「しないといけない」という義務感と「発信したい欲求」と、どちらが強いか。発信したい欲求のほうが強いですね、僕は。

栃尾

へぇ~。1日に何ツイートもしたくなったりしませんか?1日1個ですけど、だいたい。

安田

1日何ツイートもしたくなったり……思いついちゃうことはありますね。

栃尾

そうですよね。

安田

そういうときは、「あ、明日これについて書こうかな」みたいな感じで。

栃尾

あ~。

金子

ためておく?

安田

何ツイートもしようとは思わないですかねぇ。まあ、でも、発信したい欲求のほうが強いんじゃないですかね。講演とかは、だから、僕、人前で話すの苦手だったんですけど、発信したい欲求が強かったんでしょうね。1時間半ぐらい自分の話聴いてくれるじゃないですか、人が。それがだんだんと気持ちよくなっていって、いまは大好きですね、講演は。

金子

へぇ~。

安田

すごい緊張するんですけどね。

栃尾

いまもですか?

安田

いまもすごい緊張しますよ。アワアワとか。「アワアワ」って言う人、あんまり見たことないけど(笑)

金子

ないない(笑)

栃尾

効果音ですから(笑)

金子

たしかに(笑)

安田

でも、ホントにアワアワ言うんです。

栃尾

いつ頃「発信したい」っていう欲求になったんですか?

安田

発信したい欲求?

栃尾

いつ頃気づいた?

安田

あ、それはね、本を出す前のメルマガを書くもっと前からありました。

栃尾

え、すごーい!そうなんですね。

安田

自分の中に、特に当時採用をやってたんで、人材とか採用とかっていうことに関して、世の中で言われてることとか行われてることが腑に落ちなかったんですよね。「絶対俺が考えてるほうが正しいよな」っていう思いがすごくあって、それをどうやって世の中に伝えていいかわからなかったんですよ。で、たまたまメルマガなるものがあるとわかって、「これはいいかもな」と思ってやったら……

栃尾

安田さんが企画したんですか?「メルマガやろうよ」って。

安田

いや、社員の人に「世の中にこういうものがありますよ」って言われて、「じゃあ書いてみよう」と思って書いたら、意外と読んだ人がすごい反響がよくて「面白い」ってなって、「本にしましょう」ってことになって本になったと。

金子

お~!

栃尾

すごい!トントン拍子。

安田

そしたら本がえらい売れちゃったっていう。

栃尾

すごいですね。

安田

そうなんですよ。

栃尾

輝かしい。この人は、でも、質問にはいまお答えしましたけど、きっと、これ、当てはまらないと思うんですよね。

安田

そうですね。

栃尾

だから、どうすればいいかなって。

安田

たぶん義務感でやってるんでしょうね。

栃尾

そうですよね。始めたんでしたっけ?まだ始めてないんですよね、きっと。

安田

「始めようと考えてます」と。やっぱ僕は、自分の中にまず疑問なり、人に伝えたいことなり、人の役に立ちたいことなりって欲求をため込んで、ボンっ!って爆発するじゃないですけど、言いたくなるときとかあるじゃないですか。たとえば、あるある話で「なるほど~」みたいなのを聞いたら言いたくなるじゃないですか。そういうのを自分の中でギューっとため込んでいって、エネルギー爆発させるのがいいんじゃないかと思うんですけどね。

栃尾

でも、私は割と「自分にそんな発信する価値がないんじゃないか」って思う人を多く知ってるんですよね。だから、なかなか放っておいてもたまらない気がするんですよね。そういう場合は、まったく知らない人に質問してもらったりすると、「あ、こんなことが普通の人は知りたいんだ」ってわかったりするので、いろんな人と話して、普通の人が疑問に思ってることを知っていくのもいいかなと思うんですけどね。

金子

人と話す??

栃尾

そう。そうすると、役に立つことが自然に発信できるっていうか。

安田

でも、やっぱり自分が世の中に疑問をもつとか、好奇心もつとかっていうことが、すごいベースなんじゃないかと思うんですけどね、僕は。

栃尾

あ~、それが源泉であると。

安田

うん。感性磨くのは同時にやったほうがいい気がしますけどね。

栃尾

なるほど。

安田

ということで、神のおまとめを。

金子

お願いします。

栃尾

おまとめ?おまとめは……どうしましょうか。えっと、安田さん、この2点にはお答えいただきましたけど、たぶんこの方、当てはまってないと思うので、これからいろいろ発信していくヒントとしては、何か好奇心をもったり疑問をもったりっていう、自分の発信したいような源泉を見つけるといいのではないか、ということでどうでしょうか。

金子

うん。

安田

はい。そう思います。じゃあ、本日はありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2019年6月26日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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