
そっか。はい、わかりました。ありがとうございまーす。今回は建築塗装経営者・40代の方からご質問をいただいてます。消費税について質問です。僕は消費税増税に賛成派なのです。なぜ消費税増税賛成の意見を言う人がほとんどいないのか、不思議です。究極は「消費税30パーセントで法人税0」が、いちばん世の中がよくなるような気がするのです。所得税はいまのままでいいと思います。法人税を下げて最低賃金を上げればいいのではないでしょうか。法人税の分、社員の給料を上げるとか、または法人税を政府が国民に配るとか、脱税している人がたくさんいるので、間接税を増やしたほうがいいような気がするのですが。安田さん、栃尾さん、金子さんはどう思いますか?ということです。

まあ、世の中のだいたい全般の意見としては、やっぱり累進課税で「稼いでる人からガンガン取れ」っていうのと、あとは、法人、この人の言ってることと真逆ですが、「会社から取れ」と。会社も大企業とか、最近だとソフトバンクがすごい話題になってますけど、まったく税金払ってないみたいなので。

頑張っても稼げる人と稼げない人がいて、生まれながらにして体が不自由だとか、いろんなことがあるんで、すごい貧乏な家庭に生まれるか、超金持ちに生まれるかとかいったら、運でしかないんで、不公平さを公平にちょろっと近づけるために、お金持ってる人から集め、みんなのために使うっていうのが基本的な税金なんですよね。

社長さんが配らなければ、社長の懐に入っちゃうわけなんで。で、世の中の人はそんなに社長というものを信じてないんで。なかなか、だから、法人税0で消費税30パーは受け入れてくれないかなって気がしますけど。

だから、誰にいくら配るかを政治家に委ねてるのが、いまの状態ですよね、まさしく。それを社長に委ねるのは、つまり法人税0ってことなんですよ。つまり、社長に委ねるんじゃなくて、政治家がちゃんと見て必要なところに配るっていうのは、法人税を30パーなり40パーなり集めて、それを政府が配るっていうのが、そういうことなんですよ、いま。

そうですね。どう分配するのか誰が決めるのかというのと、あと、誰から取るかですよね。どのタイミングで取るかっていう。たとえば「消費税30パーにする代わりに、社会保険料とか所得税を0にする」とか言ったら、賛成する人、出てきそうな感じしますけどね。

やっぱ、おじいちゃんとか増えていって、いまのまんまじゃ回らないっていうか、働いてる人からお金取るっていっても、結局は会社員さんの、いくら稼いでるか明確で、会社から天引きされちゃうんで、そこを税収としてやってるっていうのがやっぱり大きいですよね。そうなると、若い人がどんどん減っていって、上を支えるのは厳しいんじゃないの?って感じがしますけどね。

たとえば税金なくすとですね、当然、無料で使ってたり安く使ってるものが全部使えなくなりますよね。たとえば火力発電所とかも、すべてが商売っていうことになると、ものすごい高くなるかもしれないし、電車だって安いじゃないですか、それがものすごい値上がりしたりとか。あるいは横断歩道だってタダで使ってますし、学校の教育だって無料ですけど、小学生とか、あれもものすごい費用になるわけで。だから、税金払わないってことは生活が楽になるかっていうと、ほとんどの人は苦しくなると思いますけどね。
*本ぺージは、2019年12月18日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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