
最近モヤモヤする問題があり、再度質問いたします。副業のひとつとして通訳の仕事をすることがあるのですが、「知り合いだから」とタダ同然で頼まれたり、主要な任務の付け足しで「あれもこれも」と頼まれたりすることがあります。「時間もあるし、難しくないし、これぐらい仕方ないか」と受けはするものの、あまりうれしくありません(何でもかんでも「お金お金」というのは、ギブの精神からいっても味気ないと思いますが)。こういう依頼の背景には、「ボランティアやタダでもやりたい人がいるんだよ」という現状があり、安田さんがおっしゃるように、「最初はタダでもいい」と仕事を受け始めると、いつまでもタダが続くような気がするのです。「タダでも仕事する人と思わないでほしい」というのと、ギブの精神のバランスを取りたいです。どうすればよいでしょうか?という質問です。

うん。「自分はこういう料金でお仕事してるから、それ以外は受けられないですよ」っていう感じのニュアンスを出さないといけない。もしくは、タダでもいいけど、そのあとどうな……る、みたいな……のが欲しい……とか。

うんうん。あ~、はいはい。

でも、そのお金を取るために、お店ではちょっといいグラスに入れたりとか、氷にこだわったりとか、店の雰囲気とかね、何かあるわけですよ。たとえば原価で1杯300円の酒を、友達んち行ってですよ、1杯600円で出されたら、「なにこいつ」って思いません?

だから、その工夫は絶対いりますね。たとえばホームページとかをつくって載っけて、知り合いとかにちゃんと見てもらうようにするとか。それをやらないんだったら、依頼されたときに、まず、ちゃんと言わないといけないですよね。

はい。「で、私の定価はこうなってます」って言って。それを言えないっていうことは、自分も自分の定価が、なんとなくあいまいなんじゃないかって気がしますね。人によって値段変えてるんじゃないかなっていう。僕もアイデアとかネーミングとかを売り物にしてますんで、言ったら原価ゼロ円じゃないですか。

僕の場合は、まず、「一緒に晩ご飯をご馳走してくれたら、ビジネスアイデアをそれなりに考えますよ」っていうことをサービスとしてやってるんで、そこでアイデア出して、まあ、言ってもそんなにすごいことできないんですよ、1時間やそこら考えたぐらいで。だけど、「もしかしたら、この人がずっと考えてくれたら、すごくなるんじゃないかな」っていう人は、改めて僕に仕事として発注してきてくれますね。

あるかもしれないなっていう。だけど、「この分量とかこの労力で、これはタダはないだろう」みたいなこともあるでしょうし。たとえば「この単語ってどういう意味なの?」って聞かれて、「答えるのにお金取るのか?」みたいなの、あるじゃないですか。
*本ぺージは、2020年2月19日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。