こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
金子こんなときこそ、おいしいオッ…コーヒーを飲みましょう（笑）。金子亜佑美です。
安田佳生です。
金子すいません、噛んじゃいました。えーと、本日は30代・自営業の方からご質問をいただいてます。とても短いです。「こだわり」と「とらわれ」のキョウ…境目をテーマに話を聞いてみたいです。ちなみに、グダグダ？ウダウダ？の回もなにげに好きです。ということでーす。
はい。
金子すいません、めっちゃ噛んじゃった。
（笑）
グダグダ答えろってことですかね、つまり。
そうなんですかね。
「こだわり」と「とらわれ」？
はい。
うーん、何ですか？
（笑）
金子（笑）
これ、執着っていうの、私、最近気になってるんですけども。
執着ねえ。ほぉほぉほぉ。
執着って「とらわれ」って感じですかね。
って感じですよね。「こだわり」って感じじゃないですよね。
ですよね。「捨てたほうがいいとされている」みたいな。
「こだわり」はポジティブで、「とらわれ」はネガティブっていう、奥行きの浅い話になっちゃいますけれど。
何回か前に収録しましたけど（笑）
えーと、執着っていうのは、じゃあ、よくないことってことなんですね。
そういうイメージですね。
金子苦しいイメージですね、印象としては。
苦しいし、なんか視野が狭いというか。
それを克服したいってことですか？栃尾さんは。
金子えっ！？
なるべく執着しないように生きたいですね。
ほぉほぉ。
金子あるんですか？執着。
それはあるでしょう。
金子あるか。
たとえば生きることに執着するとか。
金子ああ。
ああ。解脱しないとだめみたいですね。
金子ゲダツ？
（笑）。仏様のようにならないと、生きることにはずっと執着し続けるって。
金子ふーん。
月の周回軌道を超えることらしいですよ、解脱というのは。
金子無理じゃん。
周回軌道？
はい。死ぬと魂になるんですけどね、魂になったらどこまでも行けそうじゃないですか。
金子うん。
うん。
でも、月の周回軌道を実は超えれないんですって。
金子えーっ、魂でも？
ええ。「なんでおまえが知ってんだ？」って感じですけどね。
そこはツッコみませんが（笑）
金子下を向きながら「ええ」って言うの、マジで面白いんでやめてください（笑）
まあ、お二人はとらわれてるんです。だからわからないと。
そうですね、何かにとらわれてます。
金子なるほど。
まあ、たとえば重力にはとらわれてる感じですよね。
金子お～。
なるほどね。
重力にこだわってる感じじゃないですよね。
こだわってないですね、べつに（笑）
ね（笑）。とらわれてる感じですよね。
そうですね。これも、だから、やっぱり自分の意思かどうかっていうことなんでしょうか。
という、なんかね、一元的な……（笑）
（笑）
まあ、でも、「囚われる」っていう漢字はよくできてるじゃないですか。
そうですね。
金子うん。
四角の中に人が入ってて、出れないっていうか、出られない。
いかにもね。
金子そっか、出れないのか。
ね。
金子という意味では、生きてく上でのとらわれ感って重力ぐらいなもんですかね。
まあ、でも、命もそうじゃないですかね。自分で永久には生きれないんで。
金子あ、そっか、そういうことか。
持って生まれた時間は限られてるんで、ある意味、死にとらわれてるということですよね。
金子なるほど。
うん。
でも重力は、考えたことあるんですけど、昔、これはやっぱり地球の愛じゃないかって気もしまして。
ああ、なるほどね。
金子えーっ。どういうことですか？
……話すと1時間ぐらい（笑）
金子いや、言ったから（笑）。短めにお願いします。
言っちゃったから、たしかに（笑）
たとえばね、富士山ってものすごい山頂まで行くの大変なんですけど、何メートルあるか知ってますか？
金子333？
それは東京タワーだったと思うんですけど（笑）
金子あれ？間違えちゃった（笑）
（笑）
3776ですね。
金子あ、そうなんだ。
つまり、たったの3キロちょっと。4キロもないんですよ。
そう言われてみれば。
金子あ、そうなんだ。ふーん。
タクシーだったら1メーター2キロじゃないですか。ほんのちょびっとの距離なんですね。だから、横に移動するんだったらば訳ないわけですよ。ところが垂直にですね、たかがタクシー1メーター2回の距離がものすごい大変なんですね。
金子うぉっ、うぉうぉ。
つまり、「この地球から出ることは許さん！」ってことですね。
金子なるほど！
だから、ロケットでは地球から飛び立つときって、ものすごい莫大なエネルギーがいるんですよ。で、大気圏を出ちゃうといきなり自由になるんですけどね。まあ、僕はもっとも悲しい死に方っていうのはですね、宇宙で、地球の重力圏から外れて死んじゃうことじゃないかって、むかし考えたことがあって。つまり、人間って死んだら終わりって言われてるけど、物質的には地球上の何かに再生するわけですよ。
そうですね。
金子おぉ。ほぉほぉ。
ところが、地球の重力圏から外れてると、もう地球の一部じゃなくなるわけなんですよね。
ホントだ。
金子面白い。
つまり、地球が1個の生命体だとしたら、人間がたとえばキャベツになったりとか、いろいろ連鎖して変わっていってるわけですよ。でも、変わっていってるけど、地球上にある物質の合計は変わらないわけなんですけど、ところが宇宙で死んじゃうとですね、永久にそこから村八分ですよ。
切ないですねえ。
金子村八分……。
そう考えると、たとえば、ちょっと高いとこから落っこちてもケガするし、ちょっと高いところに行くと痛い目を見るじゃないですか。あれはやっぱり地球のやさしさというか、「そっちは危険だよ」ということを教えてくれてるんじゃないかと。
ふーん。
金子それはとても面白い
壁があるわけじゃないから、ゆるやかにとらわれてる感じがしますね。
ゆるやかにね。親の愛情みたいなもんですよね。
金子おぉ、ゆるやかに。
はいはい。「いつでも帰っておいで」みたいな（笑）
金子お～！すてき。
そんな感じですよね。だから、そういう意味では、とらわれるっていうのも、状況によっては必要な「とらわれ」もある気がするんですよね。
ｘ
うん。
自分自身の心がとらわれてるとかがまさに執着で、それはとてもネガティブな気はするんですけど、たとえば子どもをね、悪いことしないように、ケガしないように、檻みたいなとこに入れたりもするじゃないですか。
はい。
金子うん。
というのもひとつの「とらわれ」なわけで。
はい。
金子うん。
ということで、「こだわり」と「とらわれ」の境目にはなってませんから、ここでひとつ金子さんに。
金子なんでや！（笑）
「こだわり」って何なんですかね、じゃあ。
「こだわり」は安田さんお得意そうですけどね。
金子うん。たしかに。
また僕ですか？僕、いま地球のお話ししたじゃないですか。
そうですよね。
こだわりを別の言葉で言い換えると何ですか？
何でしょうね。
金子楽しみ？
楽しみ？
金子楽しみとか……なんだろう。
なんか、趣味とかはこだわりに近い気がしますよね。
金子うん。
うん。あと、自分で譲れないものみたいな。
あ～、なるほど。譲れないものね。
そこは自分の願望とかを置いといてでも、「やっぱりこれは譲れないな」みたいなのは結構ある気がしますけど。執着なのかなあ、それ。
どうなんでしょう。いま、現代人でいくと、とらわれてる人のほうが多くて、こだわりを持ってる人が少ないようにも見えちゃうんですけど。
うーん。
でも、こだわりって、どうでもいいこともありますよね。
本人がこだわってるだけ、みたいなことですか？
はい。「絶対カレーにはタバスコ入れなきゃいけない」みたいなこだわりがある人とかいるじゃないですか。
金子うんうん。わかる。
持ち歩いてる人とかね（笑）
いますよね。っていうのは「こだわり」ですかね。あるいは、あれは「とらわれ」ですかね
とらわれてるかもしれないですね（笑）
とらわれてる感もありますよね。
金子私はわかるなあ。
たぶん、最初に決めたときって「こだわり」だと思うんですよ。でも、そういうルールにしちゃってるから、自分で思考を止めちゃってるようなのって、とらわれてるケースもあると思いますね。
金子あっ、すごい。期間ですか？
期間っていうか、もうルールだから、やりたいかどうかは忘れちゃって、ただやってるみたいなのって、とらわれてるかもしれないなっていう。
だから、自分の意思かどうかというふうに単純に割り切りたいとこなんですけど、こだわりだと自分では思ってるんだけど、実はまわりから見たら「ただとらわれてるだけ」っていうこともありそうですよね。
ありそうですねえ。
金子ありそ～。
それでいくと、やっぱり、本当の、何の影響も受けていない無垢な自分の本来の心が発するものが「こだわり」なんでしょうね。
うん。
金子あ、いちばん最初に感じるものとかですかね。
はい。
金子お～。
やっぱり、聖書でいうところの「はじめに言葉ありき」ですよ。
金子なんですか？？
まあ、それ説明すると終わらないんで（笑）
（笑）
金子（笑）
つまり、まだ誰の影響も受けてない、純粋なゼロのときの自分がこだわっていたものを思い出すことが、とっても大事な気がいたしますね。
うん。
金子うーん、なるほどー。
それがピュアなこだわりであるって感じですかね。
はい。あとはぜんぶ「とらわれ」ってことでいいでしょうか。
（笑）
金子ルール化しちゃえば「とらわれ」？
あと、グレーはあるんですか？安田さん。
うーん、ありそうですよね。
境目決めなくていいんですか？
いいんじゃないですかね。時間ないし。
(笑)
金子いいんじゃないですか。それが「とらわれてない」っていう証拠でもある。
そうですね。
たしかに。
金子うん。
ということで、本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
金子ありがとうございました。
＊本ぺージは、2020年6月3日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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