
で、「それは生きてると言えるのかな」みたいなことを僕はむかし考えてたんですね。「人間の都合で勝手に飼っちゃって」みたいに思ってたんですけど、でも、冷静に考えたらですね、たとえば「カッコウ」っていう鳥は、よその鳥の巣に自分の卵を産むんですね。

あ、それでですね、今日は赤字社員じゃなくて犬猫の話なんですが、人間が犬とか猫を野生から引き離したって思ってたんですけど、実は犬とか猫が人間にかわいがられることによってエサを得るっていう、生き残るっていう進化を遂げたんではないかという気がしてまして。

つまり、「人間にかわいがられる」っていう戦略は同じなんですけど、言うことを聞く、素直な性格によってかわいがられる戦略と、言うことを聞かないことによってかわいがられる戦略と、うまいこと二大巨頭がすみ分けているなと。

つまり、僕は何をグダグダやりたいかといいますとね、動物たちが人間に世話させることによって、たとえば蚕っていうのは役に立つことによって人に重宝されてエサをもらってるわけですよね。犬とか猫っていうのは、かわいがられることによって人間に世話をさせてるわけです。

でも、お客さんの声を聞かないことによって、世界でこれほど愛されるという「猫パターン」もあるわけでですね、つまり、人間にかわいがられる方法というか、つまり、人間からリターンを得る方法はいっぱいある。そこをもうちょっと真剣に、犬と猫から学んだほうがいいんじゃないかと。

っていうことじゃなくてですね、蚕さんとか牛とか馬とかって結構役に立つじゃないですか。畑を耕すとかね、絹糸を出すとか。働かないと世話してもらえないと。つまり、ビジネスでいうところの「お金がもらえない」みたいに思いがちですけど、そんなことないんじゃないか?ってことなんですね。役に立ってる人たちよりも、ナンバー1・ナンバー2は犬猫なんで。あ、「犬様」「猫様」と言ったほうがいいぐらい、非常に勉強の対象になるわけですよ。

いろんなお客さんに対するアプローチで、お客さんにやたら信頼されて好かれる人って、やたら調子がよくて、ついてくる犬っぽい人もいれば、「ちょっと気まぐれなんだけど、気になって」みたいな営業マンもいると思うし、接客商売もそうだとおもうんですよね。お店の売り方でも、犬って結構見たまんまというか、偏見かもしれませんが、裏がなさそうに見えるっていう、そういう商売もあるんですけど、何かわからない部分があることが魅力で、人を引きつける店もあるでしょうし、いろいろ、だから、学べるんじゃないかなというのが私のグダグダ話してみたいテーマだったんですが。
*本ぺージは、2020年7月15日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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