
子育てというかですね、自分が興味ある分野に出会うとか、よく、いろんな人との対談で、師匠との出会いというか、人との出会いというか、そういうのが大事だっていう話をよくするんですけど、そういうものに出会う場所があんまりないじゃないですか。

なので、ひとりで好きなことをやって生計を立ててるような人を先生にして、弟子入りできるような、そういうオンラインの、なんでしょうね、学校じゃないんですけど、新たな事業っていうかですね、師匠に出会う……

で、45分の授業を月1回やってもらうんですけど、質問を受けたりする人もいれば一方的に授業をやる人もいて、いろいろだと思うんですけど、スタートは100人ぐらいの先生でやってみようかなと思ってまして。

いえ。その場で質問できたりとか。ただ、質問の時間が何分とかはあんまり決めないようにして、先生に任そうかなと思ってるんですよね。最初から最後まで質疑応答になっちゃう先生もいれば講義やる人もいて、いろいろだと思うんですけど。

自分の小さなブルーオーシャンの見つけ方っていうかですね。いろんな面白い、学校にいたりとか会社員でいたらなかなか出会えないような面白い大人で、なおかつ、それがちゃんと社会で仕事として機能してるような人、そういう人がいれば、ゆるーい弟子入りっていうか、好きなときに弟子入りして、興味なかったら勝手に離れていくという感じで、過去の番組を全部YouTubeとかにアップして見れるようにしちゃおうかなと思ってるんですね。『なりわいチャンネル』っていうんですけど、自分のなりわいを見つけるための。やっぱり、社員じゃない時代の自分のなりわいを見つける場所がいるんじゃないかなと思って。

はい。「学校に行けないけど、行ったほうがいいんだろうけど行けない。僕の将来はどうなるんだろう」って思ってるんで、そういう子の助け、「こんな仕事もあるし、こういう特技を生かせるよ」みたいなのがわかるっていうのは、すごい助けになると思いますね。

まあ、自分で探していくんですけど、たとえば、それで教えてもらってた側が自分でビジネスを面白いと思ってできるようになってきたら、そこでこんどは先生になっちゃうっていうこともありだと思うんで、小学生の先生がいたりとかしても面白いかなと。

ネイチャーアクアリム?だったかな。それに、いま、子どもも興味があればどんどん大人より詳しくなっちゃうので、YouTubeとか見て。だから、すごい知ってるみたいですね。それで教えてあげるみたいなことを言ってました。

なるほど。興味の方向がすごくアンバランスというか偏っていっても、いまの時代ってそれが仕事になる時代になってきてるわけなんですけど、そういう「アクアリウムにやたら詳しい」とかもそうですけど、ただ、なんていうか、学校で学ぶ5教科を勉強して、就職していい会社に入る以外に、お金の稼ぎ方を回りの大人が知らないじゃないですか。

先生も先生しかやったことないんで、「好きなことをやって生きていけるよ」とは先生も言えないし、親も言えないし。だから、実際にそれで職業として成立してる人と、たくさん話聞いてみて、「この人がやってることだったら俺もできるんじゃないか」みたいなのに触れ合っていけばいいのかなと思ってるんですよね。

いいと思います。実際、私、自分の仕事を子どもにすごい話すんですけど、フリーランスで、しかも私指名で仕事が来るっていう特殊な仕事なので、自分の子どもにもそういう感覚がすごい身についてますね、「好きだったら受ければ?」みたいなこととか。そういうのって普段一緒に話してないと、なかなかわかんないよなって思います。

もっと早い段階から、それでお金を稼ぐっていうことを小中学生ぐらいで普通にやってれば、「仕事ってこういうもんなんだな」っていうのがわかるわけで。ちっちゃいころからやってたら野球とかサッカーとかも、ある程度うまくなるじゃないですか、プロになれないまでも。
*本ぺージは、2020年8月19日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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