新年あけましておめでとうございます。
おめでとうございまーす。
おめでとうございまーす。
安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
えーと、英語を勉強し始めております。金子亜佑美です。
安田佳生です。
すごいじゃん。
はい。
私もやってる。
いや、もう、レベルが違いますよ。
私、1日5分ぐらいだけど。
あ、まじっすか。私は中学校の英語からやってますね(笑)
うんうん。私もそのへんからやってます。
あ、おっす。……あ、そっか。えーと、質問をですね、私が新年一発目ということですが、私の質問をさせていただこうと思いますです。よろしいでしょうか?
はーい。
ありがとうございます!えーとですね、マウンティングの話を持ち出してみました。安田さんと江美さんのマウンティングをしないコツを、この世の中のマウンティング野郎さんたちにもの申していただきたく、「マウンティングって、なんでみんなするんだろう?」っていう質問をします。
(笑)
先生!よろしくお願いします。
マウンティングって、ちょっとよくわかんないところもあるんですけど、どういう状態をマウンティングっていうんですか?
そうですねえ、まあ、なんか、人の悪口とかなんですかね、結局。
ああ。私、めっちゃ悪口言いますよ。
(笑)
いや、でも安田さんの悪口って、なんか、かわいくて面白いんですよ。
ふーん。
だけど、マウンティングっていうのはもっと、そのー、なんか、「自分のほうがすごいだろ」っていうアピールみたいな感じで言うことなんだと思うんですよね。
相手とか、そこにいない人も含め、自分を優位に立たせたり大きく見せたりする言動全般っていうイメージはあるよね。
そうなんです。その中でも、ひときわこっそりやってるのがマウンティングっていう印象です。
こっそり?
こっそり。
ああ、「すごいんだぞ」とか言わすに?
そうそう。「あ、なんか気づいたらマウンティングされてる!」みたいな、そういう感じです。気づいたら「すげー悪口言われてたんじゃない?!」って思う感じですかね。
直接?
いや、すごく……なんか、いや……
あ、遠回しにだけど亜佑美ちゃん自体に言ってくるってこと?
えーと、どっ……いや、あぁ、なんか、だから難しくって、それはきっとすごく悪意がない、たぶん、「自分のほうがすごいんだぜ」って言ってるような感じなんじゃないかと思うんです。
明確にね、すごいとわかる、たとえば年収とか年齢とか、あと、空手の段とかね、そういうのだったらあんまりそういう状態が生まれないっていうか。
あ~。
なんか、わかりにくい上下関係に、「いや、俺が上なんだ」っていうふうに言う……あの、僕は前の会社の社員にあるとき言われたことがあって、ある先輩社員がね、会社辞めたあとに「『ヒエラルキー組織なんていうのはもう時代遅れだね』とかっていつも言ってる割に、あの人、2人で会うとめっちゃ先輩風吹かすんですけど」って(笑)
矛盾(笑)
そういうのを、マウンティングっていうのかな。たとえばプロレスだったら、マウンティングって手足を押さえつけて動けないようにして、一方的に殴る状態とかを「マウンティングポジションをとりました」みたいな感じで言うんですけど。
へぇ~。
そういう、相手が動けないようにして一方的に攻め立てるっていうか、まあ、プロレスもスタートの段階ではどっちが上とか下じゃないんですけど、完全にそれで上下関係ができた状態をマウンティングって言うのかなあ、なんて思いました。
うん。
なるほどなるほど。
それを悪口言ったりとか強圧的な態度をとったりとかして、「自分が上」っていうことをその2人の間の中で明確にしたい人がとる態度なのかなあと思いました。
うんうん。
あぁ、それだ!それですね。
それですか。
それが、なんか、ちょっと嫌なんですよね、私(笑)
なるほど。
まあ、嫌だよね。
嫌ですよね。
栃尾さんはね、たしかにマウンティングっていうよりは、ちょっと人の悪口言うだけですもんね。
なんですかそれ(笑)
(笑)
ほめられると思ったらほめられなかった(笑)
ね(笑)
(笑)
さされると思って聞いてましたけど、でも(笑)
いやいや、僕も栃尾さんもね、結構人に厳しいこと言いますけど、でも、マウンティングに感じないってことは、そういう上下関係を意識してないからかなあと思ったんですけど。
なるほど。そうそう、江美さんもそういうのはないんですよ。ぜんぜん人の悪口とか、まあ、普通に言わないし。普通に言わないですよ、みなさん(笑)
ただですね、僕はマウンティングしている先輩社員にも聞いたことあるんですけど、本人はまったくそういう自覚がないんですね。だから、実はマウンティングしてる側が、さっきの話だと「2人の関係で『俺が上なんだ』っていうことを主張したい」って言いましたけど、そこまで意識してなくて、なんとなく心の中でそう思ってるのか、あるいは、まったく思ってないんだけど、態度がそうなっちゃう人とかもいると思うんですね。
うーん。
えーっ、心の奥底では、やっぱり上下つけてるんじゃないかなって勘ぐっちゃいますけど。
うん。
どうなんでしょうね。ひとつ、私、いま思いついたんですけどね、上があるってことは下があるわけですよね。
はい。
うん。
つまり、やってる側が「俺はマウンティングとりたいんだ」って意識してなくても、相手の人が「マウンティングされた」と思ったら、マウンティングになるわけじゃないですか。
そうなんですよ!
セクハラと一緒ですね。
いやー難しいですね、うん。
で、逆にいうとですね、相手がマウンティングしようと思っても、こっちがマウンティングっていうものをぜんぜん理解してなくて、なんていうんでしょう、下に押さえつけようがない、なんか空気のような存在になっちゃうと、相手もマウンティングできないんじゃないかって気がするんですよね。
うんうん。
なるほど~!
つまり、マウンティングされる側も「上下」とか「強圧的だ」とか「自分は下だ」とかいうことを意識してるんじゃないかなと思うんですよ。
あ、でも、それ、あるかもですねえ、正直。
たしかにね。「足が速いんだぜ」って自慢されても、べつに引け目に感じないみたいな。この例えわかりますかね(笑)
いや、わかるわかるわかる。
わかる?(笑)
「べつにそんなの気にしてないし」みたいなことですよね。
気にしてることを言われるから「マウントとられた」って思うってことなのかな。
そうなのかなあ。
比べて自分のほうが優位なこととかで、たぶんマウントをとろうとするわけですよね。
うん。
はい。
だから、そのことを一切気にしなければ相手はマウントをとれないっていうか、武道でいうと……まあ、僕、武道の話を語ったら怒られそうなんですけど(笑)
(笑)
武道の達人さんに教えてもらったとこによると、こっちが抵抗して力入れるから技ってかけやすいらしいんですよね。
おぉ~。
あ~。出た。合気道とかですよね。
はい。「まったく無防備な人とか力がまったく入ってない人には技がかからない」というようなことを言ってましたけど。
へぇ~。
それでいくと、ギュって後ろからつかまれて、振りほどこうとすればするほど力を加えやすいらしいんですけど、体の力を完全に抜いてしまうと、スルッと抜けたりするらしいんですね。
なるほどー。
なるほどねえ。力が入ってんのか。
はい。相手にマウンティングをさせないっていうのは難しいんで、これを受け流す技術を編み出せば。
それ。それだ。
それだ。
ね。
はい。
それでビジネスになるんじゃないですか。マウンティング防止屋さん(笑)
わかりやすい(笑)。それだ。
なるほどね。
僕は、でも、マウンティングっていうか、あんまり上下関係とか「俺が上だ」っていうのもあんまり好きじゃないんですけど、逆に相手に上から見下されて「すごい嫌だなあ」みたいなの、あんまり感じたことないんですよ。
なるほど。じゃあ、割と力が抜けてる状態なのかもしれないですね。
うんうん。
そうですね。
すげー。
「勉強ができない」と、やっぱりね、中学高校ぐらいですごい勉強できる子から「おまえなんて」みたいな目で見られるんですね。「ケッ!」みたいな「俺に口きいてくんな」みたいな感じなんですけど、なんとも思わなかったですね。
すごい(笑)。鋼のメンタルですね。
うん。
いや、たぶんメンタルが強いっていうよりは、「そんなことには大して意味ない」って思ってたのは、たぶん親が勉強とか一切気にしなかったからだと思うんですよ。
すばらしいご両親ですよねえ、聞いてると。
うん。
「そんなことはまったく意味ないよ」っていう感じで言われたことはないけど、態度はそうだったんで。
すごい。
すごい。
だから、やっぱり、そういう影響はあるんじゃないですかね。
そうですね。お釈迦様のような。
うん。すばらしい。
じゃあ、おまとめ。先生。
あい。
まとめましょう。マウンティングはかからないようにできる!って感じですか(笑)
おっ、わかりやすい!
すばらしい(笑)
すばらしい。
はい。「相手をがっかりさせましょう」っていうことで。
いいですねー。はい。
はい。ということで、本日は以上です。今年もよろしくお願いします。
今年もよろしくお願いしまーす。
お願いします!
*本ぺージは、2021年1月6日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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