
はい。というわけでですね、今回も質問が来ております。30代・フリーランスのカウンセラーの方からご質問いただいてまーす。いつも楽しく拝聴してます、やまもちです。今回ぜひお聞きしたいテーマは、「厳しい現実が厳しい現実でなくなる境目はどこなのか」という質問をしてみたいです。人生にはいろいろなことがありますが、現実は厳しい、厳しい課題の連続だなと時折思ってしまうことがあります。長年の夢をかなえることや成功をつかんだ先には、人は「現実は厳しい」という感覚を持たなくなるのでしょうか?ぜひ、お話をお聞きしたく存じます。ということでーす。

で、「ドラマみたいにうまくいっちゃったあとでは、その感覚が変わるんでしょうか?」っていうことなんでしょうね。たとえば俳優さんですごい人気の人は、ドラマみたいな人生だとか。どう思いますか?そういう人たちにとって、現実は厳しくなくなるんでしょうか?

結局、「夢をつかんだ」みたいなことが書いてありますけど、夢をつかむまでも、そんなにうまいことばっかりじゃないでしょうし、「つかんだ」っていうのも、何をもってつかんだっていう、完璧に理想どおりみたいにはなんないような気がしますし、理想どおりになっちゃったら、それはそれでつらいだろうなとは思いますし。

「この世界は苦しみしかない」と。「しかない」って釈迦が断言してまして。それで、「それを救うために私はこの世に生まれたのである」とかって書いてあったんですね。「世界」と「この世」っていうところが違うんで、なんでだろうと思ってたんですけど、でも、それを見て僕は結構違和感がありましてね、釈迦ほどの宇宙の真理を悟った人が、「100パーセント苦悩しかない」って言い切っちゃうっていうところが。「しかない」って書いてましたからね。

思うんですけど、だけど、なんていうんでしょうねえ、感覚が変わるっていうことは、たしかにある気はするんですね。それは苦悩がゼロになるっていうことじゃなくて、たとえば僕は1回お金持ちになったことがあるんですけど、大した金持ちじゃないんですけど、そのときに「もう俺は一生お金で苦労することはないんだな」って思ったんですね。

そうですね。まあ、年齢によるものもあるのかもしれないですけど、まあ、厳しいことがゼロにはならないと思うんですけど、いま厳しいと思ってることを、ある程度経験していくことで軽減されていくっていうね、厳しさが、それはある気がします。
*本ぺージは、2021年5月19日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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