「露出狂とそうでない人の境目を教えてください」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第475回「露出狂とそうでない人の境目を教えてください」
という50代教授からのご質問。
安田はこの方のお気持ちがよ~く分かるそうです。

栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

断捨離ができず、部屋の掃除が終わりません!金子亜佑美です!

栃尾

(笑)

安田

安田佳生です。

栃尾

モノを減らさないと片付かないから。

金子

はい。ぜんぶにときめいちゃうんで、ちょっと。

栃尾

あ~、そうだよね。

金子

はい。

栃尾

こんまりメソッドは通じないと。

金子

こんまりメソッドはちょっと……むずかしかったです。

栃尾

なるほど(笑)えーと、今日いただいた質問を読みたいと思います。50代・教授の方からです。先日は含蓄のあるご回答ありがとうございました。しっかりと前に進めることができるようになりました。……ということで、おそらく以前、大学を変えるか・変えないか、「いまの人は人がいいし、勇気が出ない」みたいなことを質問してくださった方だと思うんですけど、「前に進めた」っていうのは、やっぱり好きな研究に行くっていうことにしたんですかね。

安田

よかったですね。

金子

うんうん。

栃尾

よかったですね。今回は別の質問です。

健康のためのジョギングをしています。ただ、夏になると上半身ハダカでなさっている、やせぎすのおじさんがいます。ビーチで走るならともかく人も結構いる公園で、夕方にも走っていて恐怖すら感じます。そこで、「露出狂」と「そうでない人」の境目を教えていただけませんか?ちなみに、皇居のまわりでも半裸のランナーがいるそうなので、犯罪ではないようです。ということでーす。

金子

ははは(笑)

栃尾

ジョギング始めたんですね(笑)

安田

いやぁ、なんか、お気持ちよくわかりますね、僕は。

栃尾

たしかに(笑)

金子

うんうん!

安田

法的には、もちろん教授ですからね、ご存じだと思うし、調べりゃわかると思うんですが、露出狂、まあ、犯罪ですよね。えー、なんでしょう、わいせつ……

栃尾

はいはい。公然わいせつ罪みたいな。

安田

だよね。

栃尾

はい。

安田

ということなんですけど、もちろん、おじさんが上半身ハダカで走ってても罪にはならないと思うんですけど、でも、露出狂にはなるというかですね、前に話したことあるかもしれないですけど、僕、もうやめちゃいましたけど、ウエイトトレーニングのジムに行ってたときに、女性のお着替えのところがどうなのかわかんないですけど、男性の着替える部屋あるじゃないですか。

栃尾

はい。

金子

はい。

安田

そこではですね、鏡の前でひたすら自分を真っ裸で眺めてる男っていうのが必ずいましてね。

金子

ああ、そうなんだ。やべえ。

栃尾

マッパですか?

安田

マッパで、ええ。

栃尾

下も?

安田

下もね。

金子

へぇ~。

安田

それもまあ、べつに男性のバスルームなんで、たぶん犯罪じゃないわけですよね。銭湯で、べつに前隠さなくたって捕まりはしないんで。

栃尾

はい。

安田

だけど、すごい迷惑なわけですよ。

栃尾

ふーん。

金子

うん。

安田

そもそもね、男女のちがいがあるっていうことももちろんそうなんですけど、「他の人から見て不愉快だからやめようぜ」っていうのは結構大きいと思うんですよね。

栃尾

うん。

金子

うん。

安田

法律っていうのは、できるだけ、あんまりないほうがみんなうれしいんで、あとはそれぞれの常識でやろうねってことなんですけど。

栃尾

はい。

安田

「家帰ってやりゃいいのに」って思うんですよね、僕は。

金子

(笑)

安田

まあ、たしかに、筋肉鍛えてうれしいのはわかるんですけど。

金子

うんうん。そうですよね。

安田

みんながいる前で、なんで鏡の前でやる必要があるのかっていう。だから、この走ってるおじさんもべつに露出狂じゃなくて、ただ単に暑くて上半身脱いだほうが効率がいいかもしれないですけど、やっぱ、まわりから見て「それって不愉快だよね」っていうぐらいの配慮はいるんじゃないのかなって気がしますね、私は。

金子

うん。

栃尾

そうですね。

安田

うん。嫌ですもん。だって、おじさんがハダカで走ってるのが視界に入ってくるのとか。

栃尾

うん。

金子

うん。嫌ですね。

安田

嫌ですよねえ。

金子

嫌ですね、さすがに。

安田

ええ。

栃尾

見るのが嫌なんですか?私は近くにいたら嫌だけど、遠目に見えるぐらいだったら、べつに気になんない気がしたんですけど。

安田

それ、ほとんど見えないってことですからね。

栃尾

いや、なんか、触れるのとか嫌だとか……。

金子

わかる。わかるわかる(笑)

栃尾

あと、風が来たりしたら嫌だっていうのはあるんですけど(笑)

金子

いや、わかるわかる(笑)

栃尾

ぜんぜん触れようもないし空気も来ないっていう場所だったら、そんな気になんないかもって、ちょっと思ったんですけどね。嫌かな?(笑)

安田

いやぁ~嫌ですね。

金子

なんか、その行為をやってるさまが嫌ですね。

安田

(笑)例えばね、じゃあ、Zoomで僕が上半身ハダカだったら、触らないし、風も来ないじゃないですか。

栃尾

たしかに嫌ですね(笑)

安田

嫌でしょ?

金子

うん。やだやだ。

栃尾

たしかに(笑)

金子

やだあ。

安田

だから、「遠く」っていうのは、ほとんどハダカかどうか判別できないぐらい遠かったらいいけど。

栃尾

なんでだろう(笑)

安田

「このおっさんハダカだ」っていうのが見えるのは、やっぱきついっすよ。

金子

なんか恥ずかしい。

安田

恥ずかしいっていうよりは、なんか、やっぱり……。

金子

顔が赤くなっちゃう。

安田

まあ、僕は端的にいうと、汚らしい感じがしますね、なんか。

栃尾

なるほど。タンクトップだったら、そうでもないんですか?

金子

タンクトップも嫌だ。

安田

まあ、だから、どうなんでしょう。そこはほんとに自分の美意識と相談するしかないんですけど。まあ、ジムの人も自分では「美しい」と思ってやってるわけじゃないですか。

栃尾

はい(笑)

金子

うん。

安田

だけど、はたから見ると汚らしく見えるわけで。

栃尾

うん。

安田

なんか、やっぱ、自分の自意識を押し付けるっていうかね、美意識みたいなものを、もうちょっと、ちゃんと持ったほうがいいんじゃないのかなって気がとてもしますね。

栃尾

うーん、なるほどねえ。

金子

はい。

栃尾

そういえば、こないだ、女性なんですけど、ピタピタのスパッツみたいなやつを、上にズボンをはかずに、スパッツみたいなのだけで走ってる方がいて。

金子

あ~、結構いますよ。

栃尾

いるよね。

金子

うん。

栃尾

あれはアリなのか?ってすごい思う(笑)

金子

あれは海外では当たり前の格好なんですよね。

栃尾

はいはいはいはい、なるほどねえ。ちょっとイケてる格好なんだね、たぶん。

金子

そう。だから、日本ではあまり見られないけど。

栃尾

うん。私、ドキドキするっていうか。

金子

あれも嫌ですねー。

栃尾

「こちらが恥ずかしい」みたいなのは……まあ、嫌ではない。

安田

ヌーディストビーチみたいなのも海外行くとあるじゃないですか。

栃尾

はいはい。

金子

あるある。

安田

だから、お互いに気にしない価値観なんだったらいいと思うんですけど。

栃尾

うん。たしかに。

安田

全員は無理だけど、ある程度マジョリティーに合わすしかないわけで、社会っていうのは。

栃尾

はい。

金子

うん。そうだそうだ。

安田

だから、「俺は国際感覚でやってんだ」とか言われても困るわけですよ。

栃尾

(笑)

金子

うん。困る。

安田

ね。

金子

うん。

栃尾

なるほどなー。

安田

だから、ヌーディストビーチにしたって、美しい若い女性ばっかがハダカなわけじゃなくてですね、全員、醜いおっさんまでハダカなわけですから。だから「いい」とも言えるし。

栃尾

あ~。

金子

うん。

安田

自分がハダカになるのが嫌だからっていうのもあるけど、そういうのを見たくないっていうのもあって。だから、そういう人は行かなきゃいいわけですから。

栃尾

うんうん。

金子

うんうん。

栃尾

たしかに。

金子

そうだそうだ。

栃尾

街角のジョギングは避けられないですからね(笑)

金子

うん。

栃尾

行かなきゃいいっていうわけにいかないですもんね、こちらとしても。

安田

そうですよ。皇居は上半身ハダカで走るのは、これは「露出狂」と認定しましょう。

栃尾

ははははははははは(笑)

金子

認定しましょう!これはもう。

安田

認定しましょう、われわれでは。

金子

もうだめだ!これは。これはだめだ、やらないと。

栃尾

言い切ってるし(笑)

安田

この教授は正しいですよ。

金子

正しいですよ。犯罪です!

栃尾

じゃあ、境目っていう質問ですけれども、そうすると、どのへんが境目になりますか?(笑)

安田

だから、「人に不愉快を与える露出は避けましょう」ということですよ。

金子

うん。そうだ。

安田

やっぱね、この人もたぶん繊細なんですよ。

栃尾

あ~。

安田

僕も同じ50代だからわかるんですけど、50になっても、まだ自分が若くて「俺はまだまだ男なんだ!」みたいな人いるんですけど、見ていて、同性の僕からしても、そのギラギラ感が気持ち悪いっていうか。

栃尾

(笑)

金子

あ~それだねえ。

栃尾

安田さんの話によく出てくる、その「ギラギラ」な男性がいつも気になるんですけどね(笑)

安田

(笑)

栃尾

誰なんだ?みたいな(笑)

安田

いっぱいいますよ。

栃尾

いっぱいいますか?(笑)

金子

でも、なんか、80代になってもギラギラな人とかいますからね。

安田

もうね、逆に80代ぐらいになって鉄棒で鍛えてるおじいちゃん見ると、それはそれで逆にほほえましかったりするんですけど(笑)

栃尾

むずかしいですね(笑)

金子

むずかしい(笑)

安田

だから、なんていうんでしょうねえ、自分の感覚とまわりがズレてるときは滑稽というか、自分はそうならないように、すごく考えちゃいますよね。

栃尾

でも、自分では気づかないじゃないですか、そういうのって。ズレてるわけですから。

金子

うん。

安田

やっぱり、それはね、目を閉じてるからだと思いますよ。僕の年になると白髪とか染めてる人多いんですけど、べつに染めたっていいんですけど、僕は自分が年取っていくさまをちゃんと受け止めたくて、白髪がどう増えていくのかっていうのをちゃんと見ようと思ってですね、染めないようにしてるんですよ。

栃尾

あ~、なるほど。

安田

子どもが大きくなって「染めて」って言われたら、染めちゃうかもしれないんですけど。

栃尾

(笑)

金子

(笑)なるほどね。

安田

なんていうんですかね。若っぽく見せることができるじゃないですか、人に。

金子

うん。

栃尾

はい。

安田

だけど、自分に見せちゃいけないんじゃないのかなって気がするんですよね。

栃尾

老いに目をつぶらないってことですね、今おっしゃってるのは。

安田

そうそう。自分の老いとか醜さをちゃんと受け止めたら、そんなことできなくなるような気がするんですよね。

金子

うん。わあ、いいですねー。

栃尾

なるほど。

安田

ということで、おまとめをお願いします。

金子

お願いします。

栃尾

(笑)「上半身ハダカの方は露出狂」ということで認定されました(笑)

安田

はい。

金子

気をつけましょう!

安田

Tシャツ以上のシャツでお願いします。

金子

お願いしまーす。

栃尾

はい(笑)

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございましたー。

金子

ありがとうございましたー。


*本ぺージは、2021年11月3日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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