「“モテたい”という気持ちはなぜ恥ずかしいのか」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第477回「“モテたい”という気持ちはなぜ恥ずかしいのか」
という質問にお答えしました。
ちなみに安田はとても恥ずかしいそうです。

栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

iPhone13 Pro購入しました!金子亜佑美でーす。

安田

安田佳生でーす。

栃尾

すごーい!

金子

あ、ありっささーす。

栃尾

お金持ち。

金子

お金持ちではありません。

栃尾

うらやましいわ。

金子

いい写真が撮れます。

栃尾

そうだよね。

安田

お金持ちじゃないけどiPhone持ちですよね。

金子

iPhone持ちです。お金持ちではありません。

栃尾

iPad持ちでもあるよね。

安田

お金なんて持っててもしょうがないんでね。

金子

まあ……そ、そうですね。

安田

なにかに換えてこそ価値があるんで。

栃尾

はいはい。

金子

うん。

安田

なにも買えずに死んでいく人もいっぱいいますからね。

栃尾

お金だけあってね。

安田

ね。

金子

うん。なるほど。

栃尾

はい。なるほど。今日は私からの質問です。

金子

はい。

栃尾

「モテたい気持ちはなぜ恥ずかしいのか」っていうのをちょっと話したいのですが。

金子

うん。恥ずかしいっすよね、なんか。

安田

へぇ~、栃尾さんも恥ずかしいんですか?

栃尾

また?(笑)

金子

(笑)

栃尾

またそういうキャラ付けですか?(笑)恥ずかしいですね。

安田

ふーん。

栃尾

私、モテたい気持ちを出してる感じします?

安田

うん。します。

栃尾

モテたがってる感じします?

安田

モテたがってるとは思いませんけど、四六時中とは思いませんけど、モテたい気持ちは……まあ、もちろん相手によりますけどね、女性の場合。

栃尾

あ~。

安田

「誰にでも」っていうのは結構男に多い感情ですけど、自分が好きになってほしい人にはモテたいっていうのはあります。根本的に男と女は、そこらへんがかなりちがう気が僕はしますけど。

栃尾

そうですね。生物学的にもいろいろありそうですけど、それは。

金子

うん。

安田

はい。

栃尾

でも、なんか……あ、そうか、まあ、恥ずかしいと思いますけどね。

安田

恥ずかしい?

栃尾

はい。そうですね。たとえば「女性らしい格好をする」みたいなことも、あんまり媚びてるようだと恥ずかしいなっていうのとか。

安田

それは「異性に」ってことですか?女性の場合、同性の目も意識してオシャレしたりするじゃないですか。

栃尾

そうですそうです。でも、たぶん結構複雑で、「男性ばっかりに媚びてると女性の反感を買うから」みたいな、そういうバランスをとるみたいなのもあると思います。

金子

うーん。

安田

へぇ~。計算高いですね。

栃尾
結構計算高いと思いますよ、女性全般。
金子

うん。

安田

なるほどねー。まあ、私もモテたいという欲望から解放されるということは、常々考えてはいますが。

栃尾

若かりしころから?

安田

若かりしころからね。なかなか、なくなりはしないですけど、だいぶ減ってきて。まあ、どうなんでしょう、僕は同性にモテたいっていう気持ちはべつに恥ずかしいと思わないんですけど。

金子

うん。

栃尾

たしかに。

安田

異性にモテたいという気持ちは、ちょっと恥ずかしい気がして。

栃尾

たしかに。

金子

うん。

安田

それがかぎりなくゼロになるといいなあとは思うんですが、なかなかゼロにはなんないですね。

栃尾

(笑)なんでゼロにしたいんですかね。

安田

やっぱり恥ずかしいからじゃないですかね。自分の恥ずかしい部分はできるだけなくしていきたいっていうのはね。

栃尾

なんで恥ずかしいんですかね。それは結婚されてないときでも恥ずかしいですか?

安田

それは恥ずかしいですよね。

栃尾

なんでですかねえ。

安田

やっぱり、隠してるからじゃないですか。「俺はモテたいんだ!」とかっていうことを全面的に出す人っていうのは恥知らずなわけじゃなくて、恥ずかしいんだけど、それをオープンにしちゃってるから、そういう人って結構モテたりしますよね。

栃尾

ふーん。でも、なぜ隠すかっていうと、恥ずかしいから隠すわけですよね(笑)

安田

たぶん、ほとんどの人は隠すんでしょうね。

金子

(笑)

栃尾

(笑)悪いことじゃないですよね、でも。

安田

どうなんでしょうねえ。

栃尾

「ちょっと悪いこと」っていう印象があるんでしょうか、やっぱ。「モテたい」みたいな気持ちが浅ましい、みたいな。

安田

うーん、まあ、「モテたい」っていうのはたぶん、「いまの自分よりさらにモテたい」っていうことなんじゃないんですかね。

栃尾

あ~。欲望が?

安田

欲望が。

栃尾

はいはいはい。でも、男性にモテたいのは恥ずかしくないわけですもんね。

安田

男性にモテたいのはまったく恥ずかしくないですね。

栃尾

なんででしょうね(笑)

安田

なんか、やっぱ下心があるからじゃないですか?

栃尾

あ~。いやらしい感じがすると。

安田

いやらしい感じがすると。

栃尾

(笑)

金子

あ~、たしかにその下心が見えてしまったら、途端に気持ち悪く感じますね。

安田

うん。そうですよね。

金子

うん。

栃尾

なるほどね。

安田

そもそも、「モテる」っていうのはどういう状況なんですかね。つまり、男女の場合でいうと、「異性としての魅力を感じてほしい」ってことじゃないんですか。

栃尾

たしかに。

安田

異性として意識して、そして、自分を好みの異性のひとりとして認定してほしいっていう、そういうことだと思うんですけど。

栃尾

うん。たしかに。

金子

なるほど。

安田

だからじゃないですかね。やっぱり、そういう「性」の部分をあんまり、あからさまに出さないようにするもんなんじゃないんですか、現代人というのは。

栃尾

なるほどなるほど。文化的に?

安田

文化的に。

金子

ははあ~。

安田

それがこうなっちゃったんでしょうね。

栃尾

なるほどなるほど。

安田

たとえば鳥だったら、鳥はメスを口説くためにいい声でオスが鳴いたりとか踊ったりとか、あと、すごい繁殖シーズンは派手な色になったりとかするんですよね。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

自然のなかでそうなっていくんですけど、人間の場合は素直じゃないから、ちょっとポルシェに乗ってみたりとか、モテるために乗ってんだけど「いや、俺は好きで乗ってんだ」みたいなのとか。

栃尾

(笑)

金子

ははは(笑)それなんですね。

安田

そういうのが、ちょっと、こう、ね。あざといんじゃないんですか、人間っていうのは。

栃尾

なるほどねえ。

安田

もっと、こう、ね、鳥みたいに、動物みたいに、「モテたい」と思ったらトサカが出てくるみたいなね。

栃尾

(笑)

金子

モテたいと思ってトサカ出てきたら、絶対モテないですよね(笑)

安田

(笑)すごいわかりやすくしてくれたらいいのになっていうね。そしたら否定しようがないんで。

栃尾

たしかに、あっけらかんとしてて、それはそれで悪くないかもしれないですね。隠せないんだったら、そもそも。

金子

うんうん。

安田

たとえば、おバカなんだけど憎めないキャラとか出てくるじゃないですか、ちびまる子ちゃんとかでね。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

ああいうのは一定の支持層がいると思うんですよね。「こういう開けっ広げで裏表ない人が好きです」みたいなの。ほんとはそっちのほうがいいんじゃないのかなって気がしますけどね。

栃尾

トサカ、いいですね(笑)

金子

いま?時間差で?(笑)

栃尾

想像しちゃった、時間差で(笑)

安田

だけど、もう現代人って、前に「上半身ハダカで走るのが醜い」っていう話しましたけど、同じで、肉体だけじゃなくて心も醜いわけですよ、丸ごと見えちゃうと。

栃尾

はい。そうですね。

金子

うん。

安田

だから見えないようにしなくちゃいけなくて、「モテたい」っていうのは、それがちょっと見えちゃうっていうことなんじゃないかと思うんですね。

栃尾

あ~、漏れ出ちゃうってことですか?

安田

本来は隠しているはずのものがですね。だから、隠しておいたエロ本が見つかった感じなんですよ、これは。

栃尾

うんうんうんうん。

金子

わあ~、いたたまれない。

栃尾

(笑)

安田

いたたまれない(笑)そうなんですよ。

金子

なるほどお。

安田

っていうことなんじゃないんですかね。「モテたい気持ちはエロ本である」と。

金子

わっ、名言出ちゃった。

栃尾

「隠そうとしても見つかってしまう」みたいな(笑)

安田

まあ、少なくとも男はそうなんじゃないですかね。

栃尾

ふーん。

安田

はい。そういう、なんか、下心というかですね。

金子

うん。

栃尾

なるほどなあ。でも、あれですかね、「性的なものがよくない」みたいな、そういう文化そのものがそうさせてる?

安田

それはそうでしょう。イブさんがリンゴを食べてから「見せちゃいかん」ということになって、そこから始まったわけですよ。

栃尾

なるほど。じゃあ安田さんも、それはなくならないってことですかね。

安田

絶対なくならないと思いますね。

栃尾

(笑)

安田

まあ、達観したいと思って、ちょっとずつ少なくすることはできても、人である以上、無理だと思います。僕、だから、犬にパンツはかせてる人とか見て、逆に恥ずかしくないのかって思っちゃいますけどね(笑)

栃尾

あ、そっか。隠してるともっと恥ずかしい?(笑)

安田

犬本人はぜんぜん恥ずかしくないんですけど、連れてる人はたぶん犬の下半身が出てるのが恥ずかしいから隠すんだと思うんですけど(笑)見てるほうが恥ずかしい。

金子

(笑)

栃尾

「意識しすぎ」みたいな?(笑)

安田

そうそうそう(笑)

栃尾

なるほどなあ。

金子

いやぁ~、犬飼ったら私、そうなりそう(笑)

栃尾

恥ずかしくなっちゃって?(笑)なるほどね。ありがとうございました。

安田

ということで、おまとめは?

栃尾

まとめどうしよう。エロ本のほうにしますか?

金子

そうだな。

栃尾

「エロ本のように、モテたい気持ちはいつか見つかってしまいます」ということで。

金子

きゃっ。

安田

まあ、人である以上しょうがないっていうことで。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございましたー。

金子

ありがとうございましたー。


*本ぺージは、2021年11月17日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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