【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「どうやったら他人の目を気にせず、生きていけるのか」2020年1月1日配信

第379回
「どうやったら他人の目を気にせず、生きていけるのか」
というご質問。かつての“人見知りチャンピオン”安田はどう回答するのか。
栃尾

あけましておめでとうございます。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

あけましておめでとうございます。何事も続く方法を探しています。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

金子

……です!はい、年末一発目からいきますよ!

安田

年初です、年初。

金子

あ、年初か。すいません(笑)

安田

いきなり年末はまずい(笑)

栃尾

早い早い(笑)

金子

はい。今回はITメーカー営業・30代の方からご質問をいただいてます。いつも楽しく拝聴してます。3人の掛け合いが面白く、リピートして聞いています。そんなみなさまにご意見を伺いたくメールしました。それは「他人の目を気にせず生きていけるのか」という問いです。私は他人の目が気になってしまう性格で、「自分は他人からどう見られているんだろう。嫌われたかなあ」と考えてしまいます。他人の考えている内容なんてわかるはずもないのに、気になってしまうのです。みなさんは他人の目が気になったりしますか?それとも気になりませんか?気にならない方がいれば、ぜひ、そのヒケツをご教授いただけますと幸いです。マーケティングとはかけ離れた質問ですが、もしご興味あれば取り上げていただけるとうれしいです。急に寒くなってきましたので、みなさま、お体お気をつけください。失礼いたします。グダグダマーケティングファンのひとりより。ということです。

栃尾

ありがとうございます。

金子

ありがとうございまぁす。

栃尾

うれしいですね、リピートして聞いてくださってて。

金子

はい。

安田

「他人の目を気にせず生きていけるのか」ね。これは栃尾さんは一切気にしなさそうですね、なんか。

金子

え!?どうなんですか?

栃尾

そうですか!?

安田

そんなふうに見えちゃいますけど、そんなことないですか?

栃尾

あ、そうですか。

安田

はい。わが道を行く感じがしますけど。

栃尾

どのへんがそう見えるんでしょうね。私、結構言いたいことはパッと言っちゃうんですけど、それは特性としてあるんですけど、それを除けば割と人目を気にしているとは思います。この方のように、たぶん気にしすぎてもいいことないなと思って、気にしないように気をつけてる感じぐらいですね。

安田

なるほど。

金子

じゃあ、気にしちゃうは気にしちゃうタイプですね。

栃尾

気にしちゃう。みんなでご飯食べたときとかに、「ひとりでワーッてしゃべりすぎたな」とか、あとでウジウジウジウジ考えたりしてます。

金子

うーん、わかるぅ。

安田

それは、たぶん相当嫌われてますね(笑)しゃべりすぎてね。

金子

なんでやねん(笑)どういうことや。

栃尾

(笑)そうそう。そうかもしれないですね。

金子

いやいやいや。

栃尾

亜佑美ちゃんはめっちゃ気にしそうだけど。

金子

私はめちゃ気にしちゃいますね。毎日お風呂で発狂しそうになりますね。「あのとき、なんでこう言っちゃったんだろう」みたいな。

栃尾

毎日じゃないでしょ?

金子

毎日……毎日じゃないか。

栃尾

ちょっと盛った?(笑)

金子

盛った。家にいるときはあるわ。

栃尾

なるほど。

安田

それって、友達っていうか身近な他人っていう意味ですか?すれ違った人とか街ゆく他人とかじゃなく?

金子

ですね。身近な他人ですかね、どっちかっていうと。

安田

赤の他人だったら平気?

金子

いや、赤の他人にたとえば何か悪いこと言っちゃっても気にしちゃいますね、どっちかっつうと。「あのとき、なんで席ゆずってあげなかったんだろう」みたいな。電車の中とかで。

安田

あ~。

栃尾

それは他人の目を気にしてるの?

金子

あ、違うかも。自分の中かもですね。そうかも。

栃尾

うん。

安田

はい。

栃尾

私、引きずるのはたしかに知り合いの人の目ですね。

安田

へぇ~。

金子

へぇ~。

栃尾

その場でたとえば「うわぁ、ここにそぐわない変な服着て来ちゃった」みたいなことはありますけど……

金子

うわぁ、わかる!そういうのあるー。

栃尾

それはべつに引きずりはしない。

金子

あ、そうなんだ。

栃尾

そのときはめっちゃ恥ずかしいし嫌だけど、っていう感じですかね。

安田

なるほどね。

栃尾

安田さんはどうなんですか?

安田

私はあんま気にしなさそうに見えるでしょ?

栃尾

うん。

金子

うん。

安田

でも、めっちゃ気にしぃ人生でしたね。

栃尾

と言われるのも、なんとなく納得できますね。

金子

うんうん。

安田

特に高校生ぐらいまでは、世の中の人がぜんぶ自分を……何ていうんでしょう、注目しているっていうんじゃなくて、何かしら「嫌いだ」っていう目で見てる気がしてましたね。「世の中の人はみんな自分のことを嫌ってて、みんな敵なんだ」ぐらいに思ってましたね。

金子

うわ、つらっ。

栃尾

なるほど。ある意味、でも、関心があると、そういうふうな実感っていうか、思ってたっていうことですよね。

安田

気になってたんでしょうね、他人の目がめちゃくちゃ。

栃尾

へぇ~。それで不自由がやっぱりありましたか?

安田

すごい不自由でしたねえ、いまから考えたら。やっぱアメリカ行って変わりましたね。僕は18でアメリカ行ったんですけど、あまりにも人目を気にしない集団なんで、彼らが。めっちゃくちゃ下手な歌を大声で歌いながら歩いてる人とかがいるわけですよ。

栃尾

はいはいはい(笑)

金子

サイコー(笑)

安田

「あ、こんなのが許されるんだ」って。しかも、それを誰も気にしないわけですよね。そういうのを見てて、完全に人の視線から解放された期間が4年ぐらいありましたんで、それで変わったかもしれませんね。

金子

へぇ~、4年かあ。

栃尾

差別みたいのはなかったんですか?

安田

いやぁ、あったんじゃないですかね。

栃尾

でも気にならなかった?

安田

気にならなかったですね。でも、「人が自分のことを嫌ってるんじゃないか」とか言いつつも、人に嫌われるようなことばっかやってましたからね、僕。

金子

(笑)

栃尾

子どもの頃?

安田

子どもの頃とか、はい。性格も暗かったし。でも、そこを克服してきた人生って感じはします、自分の中で。

栃尾

じゃあ、アメリカのことをきっかけに、気にしないようになれたってことですか?

安田

うーん、なんでしょうねえ、やっぱ自分が自分のことを好きになるっていうのがいちばん大事な気がするんですね。「自分が自分のことを結構好きだと、あんまり気にしなくても生きていけるようになるんだな」っていうのが僕的な結論でして、自分が自分に対する好感度が低いと、人に認めてもらいたくなっちゃうんじゃないかと思うんですね。だから、自分が自分を好きになるために、結構マジメに努力しましたよ。

金子

どんなことをしたんですか?

安田

たとえば誰も見てないとこでいいことするとか、ゴミ拾うとか。ジムとか行って鍛えるのもそうですよ。自分を見て嫌にならないようにとか。仕事もサボらずにやって、自分をちょっとほめてあげたりとかですね。

栃尾

なるほどなるほど。自分に対して高い評価がないから、人の評価が気になっちゃうっていうことなんですかね。

安田

そうじゃないかなって僕は思いますね。

栃尾

だから、自分で自分をちゃんと評価してあげれば、まわりの人の目に左右されないっていう感じですかね。

安田

さっき金子さんがおっしゃってたように、本当は他人がどう思ってるかってわからないじゃないですか。だから、結局は「他人」って言いながら「自分」なんですよ。つまり、自分の目が気になってるんですよね。他人を通した自分の目ですよ。

金子

うんうん。

栃尾

ふーん。

安田

だって、結局わからないんですもん、他人がどう思ってるか。

栃尾

はいはい。

金子

そうですね。

安田

だから、自分に対する他人の目は、自分の心の持ちようで変わるってことですよね。

栃尾

うんうん。

金子

あー自分の心の持ちようかあ。なるほどー。

安田

はい。だから僕の場合は、できるだけ自分をこれ以上嫌いにならないように、嫌いになりそうなことをやらないように気をつけてます。

金子

自分が自分を嫌いにならないように?

安田

はい。

金子

なるほどねぇ。

安田

結構やっちゃうんですよ。人に嫌われるようなことはしないけど、人が見てなかったりすると、まあ、自分は見てるんですけど、やっちゃうじゃないですか。

栃尾

ズルいこととか?

安田

そう。意外と自分の中に残るんですよね。

金子

うんうん。ですよね。そうなんですよ。

安田

ええ。たぶん、だから、金子さんも人が見てないときにハムスターのヒゲ抜いたりとかね(笑)

金子

ヒゲ抜いてないよ。

栃尾

あ~意地悪してね。

金子

なんでやねん。抜いてないよ(笑)

安田

そういうことをやめれば……

栃尾

(笑)

安田

まあ、好きになるためには、だから、僕の場合はそうですね、人に対していいことをやったりとか、あと、自分との約束を守るって大事ですね。

金子

あ~。

栃尾

あ~難しい。いちばん難しい、それ。

安田

人との約束もそうなんですけど、自分との約束を守ると、ちょっと自分を好きになるっていうかですね。

栃尾

それで「自分をほめてあげる」って、さっきおっしゃってましたっけ?

安田

そうですね。これは実際に鏡を見てですね、「えらいえらい」と言って自分の頭をなでながら、やったことありますよ。

金子

へぇ~。

栃尾

効果ありました?

安田

効果ありましたね。

栃尾

へぇ~。

金子

効果あるって聞きますよね。

安田

はい。なかなか恥ずかしいもんなんですけど(笑)ぜひ、おすすめしたいですね。

栃尾

習慣にしてたんですか?

安田

習慣っていうほどじゃないですけど、とっても落ち込んだときとかには自分で自分をなでるんですけど。やっぱ、なかなか精神的なもんって難しいんで、形から入るために自分でなでてあげると。

金子

あ~なるほど。

栃尾

へぇ~、やってみよう。落ち込んだときにやるんですね。

安田

はい。やってみてください。

栃尾

はい。子どもとやってみたい。

安田

「えらいえらい」っていうね。「えらいよエミちゃん」みたいな。「君はえらいよ」みたいな。

栃尾

えらいよー。

金子

えらいえらい。

栃尾

えらいえらい(笑)

金子

ほんまやな。

安田

全体像じゃなくても、自分の右手とか、左足とか、何でもいいんですけど、「なかなかよくやってくれたね、今日は右手くん」みたいにですね。

金子

あ、それはやってるな。

安田

やってますか?

金子

はい。

安田

これ、なかなか効果高いらしいですよ。

金子

マジっすか。

安田

はい。

金子

そうなんだ。「よしよし」してますね。

栃尾

なるほど。

安田

……ということで、ウダウダしちゃいましたが。

栃尾

(笑)いや、よかったんじゃないですか。まとめてよろしいですかね。

安田

はい。

金子

お願いします。

栃尾

自分のことを好きになれるようなことをたくさんして、そして鏡の前で自分をなでたり、自分の部位をなでて「よしよし」ということで自分の評価が上がっていって、きっと、まわりの目とかはね、まわりの目は結局自分の目なので、それも上がっていくか、気にならなくなるでしょう、みたいな感じですかね。

安田

はい。「他人の目は自分の目である」ってことです。

金子

うん。

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2020年1月1日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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