「お金を使うセンス」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第571回「お金を使うセンス」について。
お金を稼ぐのに能力が必要なように、お金を使うのには器とセンスが必要なのです。
皆さんは自分の器を考えたことがありますか。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

夜勤をなくしたら太らなくなりました。金子あゆみです。

安田

安田佳生です。

栃尾

すごい。

金子

はい。自律神経が整いまくって。

栃尾

カップラーメンやめて。

金子

カップラーメンやめて。

安田

夜は寝た方がいいですよ。

金子

夜は寝るもんです。

栃尾

痩せたってこと?

金子

痩せましたね、なんか。

栃尾

うん。顔もすっきりして。新しい髪型も可愛いです。

金子

ありがとうござざっすっす。

栃尾

うふふ(笑)はい。

安田

今日のテーマはですね。お金。それを使うセンスというか、器というか。

金子

器…!

安田

私が1番実感していることでして。稼ぐにもセンスがいると思うんですけど。使うセンスの方がやっぱ難しいというか。

金子

うーん。

安田

どれくらいお金を稼げるかって、持って生まれた才能とか器みたいなのありそうな気がするじゃないですか。

栃尾

持って生まれてるんですか。生まれつきあるあるってことですか。

安田

あると思います。でもそれ以上に使う器みたいなのがあるってことを、この歳になってひしひしと感じるわけですよ。会社を潰した時は、自分の器を超える金額を決済していたなと。

栃尾

うんうん。

安田

自分の器を超えるとやっぱり死に金になっちゃう。下手くそなわけです。

栃尾

なるほど。

安田

世の中に大金持ちっていっぱいいるじゃないですか。伝説のユダヤの富豪みたいな人とか。彼らは金儲けがうまい人というイメージですけど、やっぱり使い方がすごく上手なんだと思う。

金子

ふーん。

安田

そのセンスがないと単に損するだけじゃなく、身を滅ぼしてしまう。ま、私が言うと、なかなか説得力があると思うんですが。

金子

ドッキドキですね。

安田

器を超える金額を使うと身を滅ぼすというね。ろくでもないことに使ったり。でも自分ではろくでもないとは思ってないんですよ。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

人は生まれた瞬間にはみんな総理大臣や大統領になれる可能性がありますよね。

栃尾

はい。

安田

可能性は全員にあるんだけど、やっぱり、ある程度の役割は決まってるような気がして。

金子

うん。

安田

やっぱり、なるべき人が、なるべくしてなるっていう。

金子

うーん。

安田

全体のことを考えられる人とか、責任感の強い人とか、先まで考えることに長けた人とか。その役割を担うべき人っていうのが、やっぱりいるんだと思うんですよ。

栃尾

はい。

安田

同じように、大きなお金を動かす人って、それだけの責任が伴うわけですよ。

栃尾

はい。

安田

人類のためとか、会社全体のためとか、地域のためとか。国の予算を動かすのは政治家ですよね。官僚さんに協力してもらいながら。

金子

うん。

安田

日本の予算は日本のために使うわけですけど、日本だけじゃなく世界のことも考えなくちゃいけない。どうやってこのお金を使えばみんながハッピーになるのか考えないといけないし、センスも必要なわけですよ。

栃尾

はい。

安田

センスが悪い人がやると国も豊かにならないし、逆にみんなが不幸になっていく。これと同じことが個人の金遣いでもあるんですよ。

栃尾

はい、はい、家計の中でもあるってことですか。

安田

あるんですよ。だから私はできるだけお金を持たないようにしてるんです。昔は小遣い制をすごく馬鹿にしてたんですけど、今はマイ小遣い制でやってます。

栃尾

マイ小遣い制って何ですか?

安田

自分の小遣いを月にいくらと決めて、いくら稼いでもそれ以上は使わない。ぜんぶ奥さんに渡してしまう。これ以上のお金を決済すると、ろくなことに使わないっていう人生の教訓がありますから。

栃尾

事業のお金は、ある程度大きなお金も使ってらっしゃるのに、日常的にはもっとちっちゃいお金で制限をつけてるってことですか。

安田

そうですね。事業で使うお金だったらこのぐらいまで、個人的に使うお金はこれぐらいまで、という感じで分けてます。

栃尾

なるほど。

安田

ある一定の金額を増えると途端にめっちゃセンスが悪くなるんですよ。

栃尾

センスある使い方ってなんですか。

安田

たとえば服を買うときも、ある金額を超えた買い物をすると、後で後悔するような服を買っちゃうわけです。

栃尾

割と高いものでも躊躇なく買うってことですよね。つまりは。

安田

お金があると躊躇せず買ってしまうわけです。

栃尾

あー。

安田

たとえば今100万円あるとするじゃないですか。そしたら、先のことを考えて10万だけ使うということはしないんです。100万のコートが欲しくなったらその場で買っちゃう。

金子

おお、すごい。絶対100万渡したくない。

安田

それが後々まで生きてくる良い買い物だったらいいんですけど。今までの経験では10万以上の買い物でろくなものを買ってないということに気づきまして。

栃尾

あーなるほど。割と衝動的に買ってしまっている。

安田

衝動的にいろんなものを買うんですけど、4〜5万ぐらいまでだと結構いい買い物をするんですよ。

栃尾

それは時間を経ないとわからないってことなんですか。なんか養老猛さんも毎月お給料全部使ってたとか、そういえば言ってましたね。結婚するまで。

安田

私は人生で貯金が300万を超えたことがないんです。けっこう稼いでいたんですけど。

栃尾

ぜんぜん貯まっていかないんですね。

安田

何に使ったかすら覚えてないです。

栃尾

私は逆で、なんか使わないようにしちゃいますね。すごいケチなんだな自分って思いながら。

安田

いや、ケチっていうのと、堅実っていうのはまた違いますよ。

栃尾

そうですよね。

安田

夫婦の場合、どっちかが堅実じゃないと大変なことになります。使い方のセンスがいい人が財布の紐を握ってないと大変なことになる。

金子

うんうん。

栃尾

使い方と節約の仕方って違いますよね。でも。

安田

節約すべきところと、ここは使ってもいいんじゃないかってところの切り分けですね。使うべきところでまで節約していくと、お金は残るけど思い出も何も残らない。お金持って死んでいってもしょうがない。

金子

確かに。

安田

今年だけじゃなくて、3年とか10年とか経った時に、あの時のあれはやっぱり思い切って使ってよかったねっていう。振り返った時にそれってわかることなので。

栃尾

うんうん。

金子

あー。

安田

今の奥さんと結婚して、お金を使うセンスに関してはもう勝てないなと思ってます。

栃尾

そうなんですね。

安田

だから決めた金額以上は自分で持たずに妻に渡すわけです。

栃尾

でも、旅行とかって軽く10万とか超えるじゃないですか。

安田

越えますね。はい。

栃尾

家族で行ったら越えるし、ま、海外行ったら越えるし、それもろくな使い方じゃないなって思っちゃうってことですか。

安田

そこはもう奥さんに任せてます。彼女が必要な旅行だと思えば使っちゃいますね。

栃尾

はいはいはいはい。

金子

なるほど。

安田

そうすると僕も安心するわけですよ。僕は迷ったら絶対に高い方を選ぶので。

金子

すごい!

安田

旅行に行くとしたら1番高いホテルに泊まっちゃう。

栃尾

なるほどなるほど!そこまで使う必要なかったのにっていう。

安田

そうなんですよ。こんなところにお金かけるなら、こっちでしょ!みたいな。

栃尾

なるほどね。

金子

おー。

栃尾

そしたらもう限りなくかかっちゃいますもんね。旅行とか何日も行ったら。

金子

えー、すごい。

安田

…ということで、稼ぐにも能力がいるけど、使うにも能力がいるという。

金子

はい。

安田

いくらまでを使うと上手だけど、いくら以上になったら下手っていう、やっぱ器の大きさみたいなものがあるんですよ。

金子

あー、知っとかないと。

安田

それを知っておこう!というお話でした。

栃尾

はい。

金子

はい。

安田

いうことで本日は以上です。ありがとうございます。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。

栃尾

本日も番組をお聞きいただき、ありがとうございました。私たち3人とリスナーさんとでギブの実験室というオンラインサロンをやってます。参加したい方はキャンプファイヤーで検索するか、境目研究家安田佳生のホームページ(安田佳生ドットコム)からお申し込みください。では来週もお楽しみに。


*本ぺージは、2023年9月6日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
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