得意なことの物々交換|センパイ先生と対談01

センパイ先生 プロフィール

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清水 Air
博士課程(哲学専攻)を中退後は塾講師として働く。2016年からWeb業界に参入。YouTubeチャンネルを開設後は自身のビジネスや、哲学、書籍にかんする情報を発信。 Kindle出版の著者として、同時にコンサルティング編集者としても活動中。ときどき小説も書く。

得意なことの物々交換

– – – 目次 – – –


やりたいことへ突き進む。大学院で哲学専攻

安田
安田
記念すべき第1回の対談のお相手は、「YouTubeを使った集客」で生計を立てるセンパイ先生の清水さんです。よろしくお願いします。
清水
清水
よろしくお願いします。
安田
安田
まず、お聞きしたいのは、「清水さんって、どんな人なの?」ってこと。プロフィールによると「哲学専攻で、大学院生で、30歳で就職して、いきなり挫折」みたいなことが書いてありますけど。
清水
清水
そうですね。大学の学部から哲学科で、そこから修士に行って、さらに博士も行って。だから10年ぐらいは大学の哲学科にいたことになります。
安田
安田
博士課程ということは、大学に残って教授になろうとしてたんですか。
清水
清水
そこはちょっと微妙です。「なろう」って気持ちも少しはあったけど、興味のほうが大きい。とにかくカント哲学に興味があって。
安田
安田
正直いって、哲学で食っていこうと思ったら、大学に残る以外にイメージがわかないんですけど。不安にならなかったですか?
清水
清水
いや、あんまりそれはなかったですね。
安田
安田
へぇ~
清水
清水
将来がどうっていうよりは、今したいことをやっておくほうが大事という発想でした。
安田
安田
院生をやりながらバイトもやってたんですか?
清水
清水
少しはやりましたね。家庭教師とか。
安田
安田
博士課程は途中でやめちゃったんですよね。
清水
清水
はい。
安田
安田
そこまで行って辞めるって、何か大きな理由があったんですか?
清水
清水
博士1年生のときに学会発表をやって、自分のなかで「もういいな」って感情が芽生えちゃったんです。
安田
安田
へえ〜
清水
清水
で、就職を決めてからやめようと思って。公務員試験を2年受けたんですけど全部落ちて。「これはもう無理だな」と思って就職しました。
安田
安田
それが30歳のとき?
清水
清水
そうです。30歳でようやく就職。

 

博士課程を中退。塾の先生になったはいいが、家庭教師の経験がまったくいきない!

安田
安田
どんな会社だったんですか。
清水
清水
家庭教師をやっていたので学習塾を受けたら、採用になりまして。
安田
安田
じゃあ塾の先生として就職したわけですか。
清水
清水
そうです。
安田
安田
すごく向いてそうですけどね。就職して8か月で辞めちゃったんですよね。
清水
清水
ぜんぜん向いてませんでした。とにかく授業がうまくいかない。
安田
安田
家庭教師とは違うんですか?
清水
清水
ぜんぜん違いましたね。
安田
安田
どこが違うんですか。
清水
清水
塾の先生って、大人数を前にしてのパフォーマンスじゃないですか。
安田
安田
パフォーマンス?
清水
清水
子ども相手のパフォーマンスなんです。単にわかりやすく教えてもダメで。子どもたちをうまく制御しなきゃいけない。それが苦手で。
安田
安田
YouTubeもパフォーマンスに近いと思いますけど。
清水
清水
そうなんです。だからYouTubeを始めたとき、「あまりうまくいかないだろう」という気持ちがありました。
安田
安田
YouTubeが得意だからスタートしたわけじゃないと。
清水
清水
違いますね。そもそも「話をして人に伝える」のは向いてない。
安田
安田
へぇ~
清水
清水
でも実際にやってみると、「人前でしゃべる」のと「カメラを通して不特定多数の人にしゃべる」のとではぜんぜん違う。これは発見でしたね。
安田
安田
「人前でしゃべるのが得意だ」って人がYouTubeをやってるイメージですけど。
清水
清水
そういう方がうまくいってるとは限らなくて。
安田
安田
確かに。あまり稼げてないケースも多いです。
清水
清水
それがまた奇妙というか、おもしろいところで。
安田
安田
その辺りをじっくり伺いたいです。
清水
清水
知り合いの先生がYouTubeをやってるので、たまに見たりするんです。でもリアルなときの迫力がぜんぜん伝わってこなくて。実際に伸びてないです。

 

人の商品を売るアフィリエイトから自分の商品を売るYouTubeへ

安田
安田
そもそも清水さんは、YouTubeの前にアフィリエイトで稼いでいたんですよね。
清水
清水
そうです。
安田
安田
すんなり稼げるようになったんですか。
清水
清水
食える程度にはなりました。月30万ぐらい。
安田
安田
「毎日10時間ぐらい作業してた」って書いてありましたけど。
清水
清水
1年ぐらいはやってたと思います。ただ1回サイトが稼げるようになると、放置していても割と自動でお金が入ってくるんです。
安田
安田
そこまでやったのになぜ辞めちゃったんですか。
清水
清水
だんだん作業に飽きていったんです。
安田
安田
稼げているのに?
清水
清水
別のことをやりたくなって。それで行き着いたのがネット集客を利用したスモールビジネス。
安田
安田
アフィリエイトもネット集客を利用したビジネスですよね。
清水
清水
集客という点ではそれほど違いはなくて。グーグル検索からYouTube集客に移行しただけなので。
安田
安田
YouTubeに移行したのが最大の違いですか。
清水
清水
いえ、アフィリエイトは、あくまで他人の商品・サービスを宣伝してるだけ。決定的に違うのは「人の商品を売るか、自分の商品を売るか」ですね。
安田
安田
なるほど。自分の商品を売るのは楽しいですよね。ただし自分の商品を持っていれば。商品がない人も多いですから。
清水
清水
そういう方はアフィリエイトに向いてると思います。

 

パフォーマンスが苦手でも、YouTubeはうまくいく

安田
安田
なぜGoogle検索からYouTubeに変えたんですか。人前でパフォーマンスするのが苦手なのに。
清水
清水
何気なく始めたら結構PVが伸びていって。登録者が4か月で1,000人ぐらいになって。「あ、これは自分に向いてるのかも」と。
安田
安田
今は5000人を超えてますよね。私は1年半もやってるのにまだ800人ぐらいです。
清水
清水
自分に合ってたんだと思います。あとはちょっとしたコツがあって。
安田
安田
そこが知りたいです(笑)ちなみに清水さんが売ってる商品って何ですか?
清水
清水
Amazonで電子書籍を出したい人に向けてのコンサルと編集です。文章の編集とか表紙のデザインとか。あとはAmazonに登録するときのサポートとか。
安田
安田
YouTubeのコンサルはやらないんですか。
清水
清水
本の出版に付随してYouTubeの相談にものったりします。
安田
安田
あくまでもKindle本が主体なんですね。
清水
清水
そうです。
安田
安田
いくらぐらいの商品なんですか。
清水
清水
コンサル料金が3ヶ月で3万円ちょっと。表紙が5,000円。人によっては紙の本を出すお手伝いもしてます。
安田
安田
月3万円×3ヶ月ってことですか?
清水
清水
3ヶ月で3万円です。
安田
安田
安いですねえ(笑)
清水
清水
そうですか(笑)ちょっとずつ値上げしてるんですけど。
安田
安田
私に商品開発やらせてくれたら単価を倍ぐらいにしてみせますよ。
清水
清水
本当ですか。
安田
安田
清水さんならもっと高く売れる商品がいくらでも作れます。
清水
清水
そこは結構悩んでいるところで。
安田
安田
じゃあ物々交換でいきましょう。
清水
清水
物々交換?
安田
安田
商品開発は得意なんですけどYouTube集客は苦手なので。私が清水さんの商品づくりをして、清水さんが私のYouTube集客を手伝う。
清水
清水
いいですね。

>>第2回「売れるYouTube集客と悪質情報商材の見分け方」へ続く

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