この対談について
株式会社ワイキューブの創業・倒産・自己破産を経て「私、社長ではなくなりました」を著した安田佳生と、岐阜県美濃加茂エリアで老舗の葬祭会社を経営し、60歳で経営から退くことを決めている鈴木哲馬。「イケイケどんどん」から卒業した二人が語る、これからの心地よい生き方。
安田
鈴木さん、最近は学生向けのマンションが様変わりしているってご存知ですか?
鈴木
いや〜知らないですね。どんな感じなんです?
安田
家具家電は備え付けで、さらに食事までついてくるんですって。しかもちょっと豪華なところだと、プールとかシアタールームまであるらしいですからね!
鈴木
へ〜、そんなことになっているんですか! でも確かに親からしてみれば、家具家電を揃える費用もかからないし、我が子がちゃんとご飯を食べているかの心配をする必要もないし、確かにいいかもしれないですね。
安田
まさにそのとおりで。しかも同じマンションに住む学生同士、交流できる機会がたくさんありますから。そういった意味でもすごく人気で、この10年で24倍に増えているんですって。
鈴木
そんなに増えているんですか! いやぁすごいですね。
安田
他にも、最近だと友達同士で一軒家を借りて住むっていうのも流行っているらしいです。
鈴木
マンションの個室じゃなくて、あえて
シェアハウスを選ぶってことですか? せっかく親元離れて1人で自由に過ごせるのに、また誰かと一緒に暮らしたいってこと? それじゃあ全然プライベートがないじゃん(笑)。
安田
ですよね。私ももし自分が学生だったら、絶対嫌です(笑)。でも今の若者は、みんなでキッチンをシェアしてご飯作り合ったりリビングでおしゃべりしたりして、他人と繋がりがあるのがいいみたいですよ。
鈴木
なるほどなぁ。家賃や生活費を節約するっていうだけでなく、人との繋がりを求めているわけですか。
安田
ええ。それで思ったんですが、こういった「シェアの概念」って企業にも広げられるんじゃないかなと。
鈴木
安田
レンタルオフィスの進化版、といった感じです。例えばオフィスビルに、あらかじめ経理や総務や受付ができる人材を備えておくんです。なんならテレフォンオペレーターとかも常駐させて、外部からの電話もすべて対応してもらう。そうすればそのオフィスビルに入居している会社は、自社の本業だけに専念できますよね。
鈴木
あぁなるほど。確かに別々の会社でも共通の業務ってありますもんね。そこをシェアするわけか。いや〜面白いですね!
安田
経理や総務の社員も、1社で雇うとなると大変ですけど、複数の企業が共同して雇えば、給料も高めに払うことができますし。
鈴木
確かにそうですね。給料が高ければスペシャリストを雇えますから。それに企業同士の繋がりも強くなって、コラボ事業なんかも生まれやすくなりそうですね。
安田
そうなんですよ。あとは社食もいいですよね。健康に気をつけた食事がとれるオフィスビル、流行ると思いません?
鈴木
絶対流行りますよ! これからオフィスビルをシェアするっていうアイディア、広まっていくと思いますよ。
安田
ですよね。鈴木さん、こういうシェアオフィスビル事業、やりませんか?
鈴木
…もう誰かが目を付けているんじゃないですかね?(笑)
安田
今のところ、まだ聞いたことはないです(笑)。マーケティングは私がお手伝いするので、ぜひ一緒にやりましょう!
鈴木
そうですね、ちょっとご相談させてください!
対談している二人

鈴木 哲馬(すずき てつま)
株式会社濃飛葬祭 代表取締役
株式会社濃飛葬祭(本社:岐阜県美濃加茂市)代表取締役。昭和58年創業。現在は7つの自社式場を運営。
