第50回 「応援される人」になる秘訣

この対談について

住宅業界(新築・リフォーム・不動産)の「課題何でも解決屋」として20年以上のキャリアを持つ株式会社ランリグが、その過程で出会った優秀な人材を他社に活用してもらう新サービス『その道のプロ』をスタートしました。2000名以上のスペシャリストと繋がる渡邉社長に、『その道のプロ』の活用方法を伺う対談企画。

第50回 「応援される人」になる秘訣

安田
前回は渡邉さんのYouTubeチャンネル「よせなべ」のお話をお聞きしましたが、初回に出演されている社長さんは、お二人ともすごい方ですね。見ていて私もすごく勉強になりました。

渡邉
そうなんです。お忙しい方々なんですが、快くご出演いただきまして。
安田

渡邉さんの人徳なんでしょうね。とはいえ、初回はなかなかハードルが高いですよね。まだどんな番組になるのかもわからないわけで。


渡邉

ラジオを9年やってきたので、そこでの番組作りを参考にしていただけたんだと思います。もちろん前提として「渡邉がやるならしょうがいない、出てやるか」という気持ちだったのは確かだと思いますが(笑)。

安田
そうですよね。認知度を上げる目的もあるとは思いますけど、それより渡邉さんを応援する気持ちの方が大きい気がして。じゃなければ4時間も酒を飲まされて、かつあんな内容の濃い話をしてくれるかなと(笑)。

渡邉
確かに(笑)。本当にありがたいですよね。
安田
このお二人に限らず、渡邉さんの周りって頼んだらだいたいの人が協力してくれるじゃないですか。どうしたらそんなに人から応援してもらえるんですか?

渡邉
う〜ん、「応援してもらうための方法」は考えたことがなかったなぁ。そもそも僕、あまりメリットを求めない人間でして。
安田
ああ、なるほど。特にメリットがなくても協力する人だからこそ、逆に渡邉さんがお願いしたら、恩返しのつもりで協力してくれるんですね。

渡邉
そう言われるとそうなのかもしれません。うちって商売っ気がないってよく言われるんです(笑)。売り込みも一切しませんし。
安田
えっ? 肝臓マーケティングでは売り込みをしていないんですか? 楽しく酔わせて判子を押させちゃう感じかと思ってました(笑)。

渡邉
そんなことしないですよ(笑)。本当にお困りの様子だったら、「お手伝いしましょうか?」と提案はしますけど。何よりまず関係性を築くことが大事だと思ってるので。
安田
なるほどなぁ。そういう意味では、「取引先」というより「友人」に近い関係なんですかね。
渡邉

そうかもしれないですね。もちろん結果的に取引先になることもありますが、そうでなくても「楽しく飲める」方が僕にとっては重要なので。

安田
ははぁ、なるほど。ちなみに取引先になる会社はどんなところが多いんですか?

渡邉
ただ困っているというよりは、新しいチャレンジをしている会社さんが多いです。ほら、成長しているときほど課題っていっぱい出てくるじゃないですか。
安田

ああ、確かにそうですね。つまり次のステージに進むための課題があって、それをランリグさんがサポートする形で取引が始まると。


渡邉
仰るとおりです。そういう意味では既に何らかの成功はされていて、さらに広げよう、さらに伸ばそうという方々とお仕事している感じです。
安田

そういえば、取引先は地域一番店の会社が多いと仰ってましたもんね。でも普通に考えると、「うまくいっている会社」より「うまくいってない会社」の方が課題は明確で、そのぶん営業も簡単そうな気がします。そっちは狙わないんですか?


渡邉
う〜ん、だって成長している会社の社長さんと飲んでる方が楽しいじゃないですか(笑)。視座が高くて勉強になるし、スタッフの成長にも繋がる。結果、一人ひとりのモチベーションも上がって「もっと役に立つことをしよう!」と自然に思える。そういういい循環が生まれるんです。
安田

なるほどなるほど。となると肝臓マーケティングの極意は、「儲かってる会社の社長さんと飲みに行く」ということなんですかね。

渡邉
そうかも(笑)。もちろん、ただ儲かってるだけじゃなく、成長意欲のある社長がいいですけどね。
安田

確かに。そうすると別に売り込みをしなくても、「こういうことをやっていきたい」と夢を語ってくれて、自然と未来へ向けた商談になっていくと。

渡邉
そういうことです。ただそういう社長さんはオーダーのレベルも非常に高い。というわけで、そのレベルを担保するために必要な人材を「その道のプロ」で組織化したんです。
安田

そこに繋がってくるわけですね。まさに「社長の希望を叶えるための組織」ですね。

 


対談している二人

渡邉 昇一(わたなべ しょういち)
株式会社ランリグ 代表取締役

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1975年、大阪市に生まれる。大学卒業後、採用コンサルティング会社ワイキューブに入社。同社の営業、マーケティングのマネージャー、社長室長及び、福岡などの支店立上げを担当し、同社の売上40億達成に貢献した。29歳の年に株式会社ラン・リグを設立し、今期20期目。述べ900社以上の住宅会社のマーケティング、人材コンサルティング支援と並行し、500店舗以上が加盟するボランタリーチェーン「センリョク」など、VC、FC構築にも多数携わる。また、自身が司会を務め、住宅業界の経営者をゲストに招き送る自社のラジオ番組は、6年間で、延べ300回以上の配信を経て、毎月2万人以上の業界関係者が視聴する番組に成長した。今年5月には、2000人以上のプロ人材とのネットワークを生かした~社長の右腕派遣サービス~【その道のプロ】を本格リリース。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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