人間交換日記 144通目「誰もが信仰している」大野

人間交換日記

「すべての人は、すごい可能性を秘めている」と信じる大野と、「多くの人は目的などなくただ存在しているだけ」と断ずる安田。人間の本質とは何か。人は何のために生きているのか。300文字限定の交換日記による言論バトル。


144通目/大野からの返信
「誰もが信仰している」

人間だけが○○できる。ここに安田さんなら何を入れますか。複数OKです。それらは何を物語っていて、何を物語っていないのでしょうか。例えば、人間の皮膚ひとつとって見ても、カジノやAmazonのセキュリティーレベルを遥かに凌ぐシステムですが、いったい誰がこれを創れる?僕は特定の宗教を信じてはいません。しかし、裏を返せば無宗教という宗教を信仰していると言える。結局、意識的だろうと、無意識的だろうと、誰もが信仰していると言える。それが明確なのか漠然なのかは別にして、信仰が人間をつくっている。そして、その信仰に値するかの証明は不可能。根拠があるかないか?ではない。何を信仰していけばよりよく生きるか?です。

前回143通目/安田「人間というバグ」

大野さんへ

人間を人間たらしめるもの。人間が人間として生きている証。それはいったい何なのか。これは興味深いですよね。そもそも人間ほど愚かな生き物はいません。生きるために必要とは思えない野心や欲望を持ち、事あるごとに他人と無意味な比較をし、過ぎたことを後悔し、まだ起きていない未来を考え不安になっていく。訳のわからない生き物だと思う反面、これこそが人間の存在意義かもしれないとも思うのです。自然界は本当に完璧にできています。だからこそ人間のようなバグが必要なのかもしれません。完璧なる調和に疑問を突きつけるもの。これは宇宙の意思なのでしょうか。それとも宇宙への叛逆なのでしょうか。

ー安田佳生より

 

前々回142通目/大野「古典的な問いに戻ってくる」

安田さんへ

完璧なシステム。確かに。それを歪にそして、複雑にしているのが僕たちなのかもしれません。そして、安田さんと話していると不思議な事に、役立つとか役立たないとか、もっと言えば必要とか必要じゃないとか、そういった次元の軸それ自体が、実は人生を、生きるってことの価値を、極端に下げ窮屈にしてしまっているのもしれません。その様に考えられるようになりました。と同時に古典的な問いに戻ってくる。人間を人間たらしめるものは何か?はたまた、生きるとは何か?
今、僕たち大人に突きつけられている向き合うべき問い、それは何か?
例えば、江戸時代と比較して、魂、そして、精神は成長しているのか?それとも後退しているのか?などなど。

ー大野より

 

これまでのやり取り

交換日記をする二人



火曜日
安田佳生(やすだ よしお)

1965年生まれ、大阪府出身。
2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。

●金曜日
大野栄一(おおの えいいち)
株式会社一番大切なこと 代表取締役
https://ichibantaisetsunakoto.com/
https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/

安田佳生とおこなう「スイッチミーティング」

「広告費を削減したい」「競争に巻き込まれない商品を手に入れたい」という経営者のみなさま。発想をスイッチして、「新しい商品」と「新しい顧客を」つくってみませんか?

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