GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜【vol.012】

Forbesが選ぶ「2018年、ビジネスに成功をもたらすトレンドTop10はこれだ!」を紐解いてみる(第2回)
著者:小出 紘道

前回から、US(アメリカ)のForbes(フォーブス)から、今年のビジネストレンド(マーケティングトレンド)を紹介した記事を引っています。ビジネストレンドとマーケティングトレンドを、紹介しています。

リマインドですが、今回の記事、ヘッドラインはこちら。

The Top 10 Business Trends That Will Drive Success In 2018
→2018年、ビジネスに成功をもたらすトレンドTop10はこれだ!

記事のURL
https://www.forbes.com/sites/ianaltman/2017/12/05/the-top-business-trends-that-will-drive-success-in-2018/#2af291fd701a

 

①Artificial Intelligence Drives Customer Experience
②Communities Embrace Live Interactions Over Social Media
③Millennials Welcome Generation Z
④Wages And More On The Rise
⑤Social Learning Outperforms Remote Learning
⑥Live Streaming Video Content Gains Momentum
⑦Serve Your Community Not Just Buyers
⑧Marketing Drives Results With A Focus On Problems
⑨Subject Matter Experts Open Doors
⑩Blockchain Embraced By Big Players

 

前回は、
①Artificial Intelligence Drives Customer Experience
②Communities Embrace Live Interactions Over Social Media
の2つのトレンドを取り上げました。

今回も2つのトレンドを取り上げます。
早速みていきましょう。

 

③Millennials Welcome Generation Z
→ミレニアル世代がZ世代を喜んで受け入れる

Millennials(ミレニアルズ)は、この連載でも以前紹介したように(フィットネスクラブの事例です)、ミレニアル世代のことで、現在の超重要マーケティング用語です。

20代の若者のことを指すことが多く、スマホやタブレットを成年期早々に使いこなし始めた「デジタルネイティブ世代」のことです。

対して、Generation Z(ジェネレイション Z)はZ世代と呼ばれ、ミレニアル世代の次の世代で10代の若者のことを、ざっくりと指しています。

英語の略語ではGen Zと表記されることが多いです。

20代のミレニアル世代が、10代のZ世代を喜んで受け入れるよ、という意味合いのトレンドですね。

世代論はややこしいので「日米の〇〇世代を比較する」という企画を今度やってみたいと思います。

日本では「ゆとり世代→さとり世代」の文脈がトレンドであるみたいに、アメリカでは「ミレニアル世代→Z世代」の文脈がトレンド、ということですね。

原文を見ていきましょう。

 

—原文
Millennials are not children anymore. In fact, the oldest of them are now 35. Millennials are increasingly taking leadership roles within organizations. In addition to managing their peers, Millennials will soon be managing Gen Z employees. Will Millennial managers complain about Gen Z as much as Baby Boomer managers complained about Millennials?

→ Millennials(ミレニアル世代)はもう子供ではない。
この世代の1番上は35歳になっている。
この世代は組織でもリーダーとしての役割を担いつつあって、やがて(早々に)Gen Z(Z世代)の従業員をマネジメントするようになる。
かつてBaby Boomer(ベビーブーマー)世代の管理職が、Millennials(ミレニアル世代)をマネジメントするのは大変だ、と不平を言っていたのと同様に、ミレニアル世代の管理職は、Z世代のマネジメントを「大変」と感じるのだろうか?

 

2018年は、社会(会社・組織)で「ミレニアル世代」が「Z世代」をマネジメントし始める年ということですね。

で、「ベビーブーマー世代」のおじさん達が、「ミレニアル世代」をマネジメントする時に「最近の若者は扱い方が難しい」と言っている例のアレですけど、「ミレニアル世代」も「Z世代」に対して同じように「10代はわからんよ、、、」と言うのだろうか?というのが論点ですね。

アメリカでも日本と似たような「論点」があるんだなw、というのが僕にとって重要なポイントでした。

もう少し見ていきましょう。

 

—原文
Gen Z is the first generation born with devices in hand and are radically different than Millennials. Smart companies and brands are working quickly to understand this next generation as an employee as well as consumer.  

→Gen Z(Z世代)は産まれた時からデジタルデバイスに馴染んいて、その点でミレニアル世代とは抜本的に異なる。
賢明な会社であれば、この世代をconsumer(消費者) としてはもちろんのこと、employee(従業員)としても、きちんと理解しようと即時対応すべきだ。

 

ミレニアル世代はデジタルネイティブだ、ってよく言われますが、そういう意味ではZ世代は産まれた時からデジタルデバイスに囲まれてたわけですから、もっとネイティブですよね。

そして、この好景気の上に、Z世代の情報リテラシーや発信力を考えると、彼らを「消費者」としても「従業員」としても、お客様扱いしなければならなくなるよね、というのが論点ですね。

日本の採用活動でも、2018卒とか2019卒の学生さん達がこぞって、customer(お客様)扱いされているのと似てますよね。

やっぱりアメリカも日本も似てるよね(笑)、ということです。

で、結局冒頭の「③Millennials Welcome Generation Z」のwelcomeの部分に焦点を当てると、次のように読み解けます。

2018年以降、会社の中で、「ミレニアル世代」が中心となって、「Z世代」を、お客様のように暖かく受け入れる時代に入っていく。

かつて、「ベビーブーマー世代」のおじさん達が「今の若者は、、、」とぼやきながら接していた情景は、「ミレニアル世代↔︎Z世代」間では再現されないのではないでしょうか、、、? 多分ね。

という感じでしょうかね。

次のトレンド行きます。

ブルー・オーシャン戦略は、未知の新大陸を探しだす作業ではありません。
新たなブルー・オーシャンは今いるレッド・オーシャンの中に無数に存在するのです。

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