【GlobalPicks/vol.100】2020年版:6つの重要なマーケティングトレンド〜次に何が来るのか?〜

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道



先週からは、Smart Insightsというマーケティング系webサイトの記事を引っ張ります。

今回の記事はこれ
What’s new? What’s next? 6 essential marketing trends for 2020
2020年版:6つの重要なマーケティングトレンド〜次に何が来るのか?〜
https://www.smartinsights.com/managing-digital-marketing/marketing-innovation/6-essential-marketing-trends-for-2020/
6つのトレンドが予測されていまして、リストは下記のとおりです。
Trend 1. Lifecycle marketing
Trend 2. Conversational marketing
Trend 3. Insights-driven marketing
Trend 4. Marketing technology
Trend 5. Consumer Privacy and KYC
Trend 6. Digital transformation and Marketing Transformation

先週は「Trend 1. Lifecycle marketing」を見たので、今週は「Trend 2. Conversational marketing」を見ていきます。

Trend 2. Conversational marketing(対話型マーケティング)

Conversational marketing was highlighted as a key innovation in the latest Gartner hype cycle alongside Artificial Intelligence, which often fuels it. Of those forecast to hit the mainstream within the next 2 to 5 years, the three most significant for marketers to consider are personification, real-time and conversational marketing.

Conversational marketingは、最新のGartner(ガートナー社) 発表のhype cycle(ハイプサイクル) と共に発表されているキーとなる技術革新の中で、 AIと共に注目されています。
2~5年以内にmainstream(主流) となると思われるものの中で、 マーケッターが注目すべき3つの新技術は、「 personification(擬人化)」「real- time marketing(リアルタイムマーケティング)」「 conversational marketing(対話型マーケティング)」です。

 

マーケティング技術版のhype cycle(ハイプサイクル曲線)の話です。

まず、マーケとかコンサルとか経営企画の人で「Gartner( ガートナー社)のhype cycle(ハイプサイクル)」というのを知らないよ、 という人は、覚えておくと恥かく率が10%くらい下がります( 笑)

以下、wikiから肝の部分だけ抜粋

ハイプ・サイクル( hype cycle、ハイプ曲線)は、特定の [技術の成熟度、採用度、社会への適用度を示す図である。

1.黎明期(技術の引き金、Innovation Trigger) – ハイプ・サイクルの最初の段階は、「技術の引き金」 またはブレークスルー(飛躍的前進)から始まる。 新製品発表やその他のイベントが報道され、関心が高まる。
2.流行期(過剰期待の頂、Peak of Inflated Expectations) – 次の段階では、世間の注目が大きくなり、 過度の興奮と非現実的な期待が生じることが多い。 成功事例が出ることもあるが、多くは失敗に終わる。
3.幻滅期(幻滅のくぼ地、Trough of Disillusionment) – 技術は過度な期待に応えられず急速に関心が失われ、「 幻滅のくぼ地」に入る。 そしてメディアはその話題や技術を取り上げなくなる。
4.回復期(啓蒙の坂、Slope of Enlightenment) – メディアでその技術が取り上げられなくなった一方、 いくつかの事業は「啓蒙の坂」を登りながら継続し、 その利点と適用方法を理解するようになる。
5.安定期(生産性の台地、Plateau of Productivity) – 広範に宣伝され受け入れられるようになると、技術は「 生産性の台地」に到達する。その技術は徐々に安定し、第二世代、 第三世代へと進化する。その台地の最終的な標高は、 その技術が広範に適用可能かあるいはニッチ市場のみかによって、 様々である。

今回の記事では、Innovation Trigger(黎明期)からPeak of Inflated Expectations(流行期) に乗っている複数のマーケティング技術から、特に「 Conversational marketing(対話型マーケティング)」 に注目しているようです。

なお、Trough of Disillusionment(幻滅期≒ちょっとがっかり) にあげられているものには「Event-triggered Marketing(イベントをきっかけとしたマーケティング) 」とか「Ad Blocking(広告ブロック)」とか「Native Advertising(ネイティヴ広告)」などがあります。 Native Advertising(ネイティヴ広告)」が幻滅期、、、 ですね。。

もとい、Conversational marketing(対話型マーケティング)ですが、これは、 SNSやメッセージアプリを通じて、 随時顧客のニーズを吸い上げながら、その都度商品・ サービスをブラッシュアップしていこう、という手法です。
旧来のマーケティング手法だと、 先にリサーチから顧客ニーズを確定させて、 そのニーズに合う商品・ サービスをローンチすることが多かったのですが、 今の流れは先にとりあえずサービスインしてしまってから、 Conversational marketingでニーズにフィットさせながら改良していく、 ということですね。

「とりあえず始めてみてから場面に応じて方向転換していこうぜ」 という流れを可能にしているのが「技術革新」なので、 この動きはマーケティング内の話だけでなく、「経営」も「人事」 も「銀行取引」すら、Conversational marketing型へと移行していくのだと思います。

そして、社会的には「婚姻のConversational marketing型( やってみてから考えて都度調整していきましょう型)への移行」 に繋がるとか繋がらないとか。。。Wait&See

 


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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