【GlobalPicks/vol.136】シリーズ コロナ後の世界(No.5)

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


先週から「シリーズ コロナ後の世界(No.5)」として、Mckinseyのサイトから「引き続き、コロナ禍の不確実性を反映し続ける、消費者意識と行動」を読み込んでます。

欧米各国で街が再開し始めて(そのうち再びロックダウンする街が増えるかもですね)、いわゆるNew Normalにむけて動き始めているわけですが、「やっぱり今後も、消費者の行動や思考はコロナの影響を反映し続けるだろう」というのが主旨となっています。

いくつかの興味深いチャートがあるので、これらを紹介していこうと思います。

今回のチャートはこれ。

Global consumers anticipate pulling back on spending across categories.

各国国民が産業カテゴリ毎に「次の数週間にどの程度の費削減」を見込んでいるか? (7月末段階)

ざっくりと次のことが読み取れます。
・唯一「全ての国」でプラスの支を見込んでいるのが「Groceries(食料品)」
・「Apparel(アパレル)」と「Travel and Transportation(旅行&移動)」は全ての国で、マイナスの見込みが大きい
・国別では「China」と「India」で支プラス見込みカテゴリが多い
・プラス方面で特筆すべきは「Korea」の「Home entertainment(自宅での娯楽)」への支プラス見込み
・「Japan」で特筆すべきは「Footwear(靴)」を買わなくなっていること
・意外にも「Japan」と「Korea」の傾向は異なる

withコロナの国別データを眺めると、世界は中国、インド、アメリカ、と「それ以外」で構成されているのだ、と思い知らされます(笑)
それにしても、KoreaのHome entertainmentのスコアは「尋常ではない」ですね。「自宅でエンタメを!」というムーブメントとIT化(及びIOT化)が圧倒的に進んでいる文化・技術背景でしょうね。最新の自宅エンタメは今後も韓国から産まれるのかもしれませんね

世間を見渡すと、今のところはFORTNITEとNetflixが「自宅エンタメ」の勝者ですね。
FORTNITEのEpic Games社の親会社がTencent(テンセント)なので実質中国の会社、そしてNetflixがアメリカの会社なので、結局のところ「Beforeコロナ」も「withコロナ」もアメリカvs中国の2強がやりあってるだけ、という「いつか見た」既視感のある光景です。ここに、「韓流」が割って入ってくるのかどうか?興味深いですね。

とはいえ、Epic Games社も中国系の会社という理解は一般的には浸透していないと思うので、多くの人にとって「どの国のサービスなのか?」があまり重要ではなくなってきているのでしょうね。(ただし大統領閣下及びガチガチの保守層は除くw)

日本でも「LINEは韓国系だから日本では流行らない」と言っていた評論家がLINE黎明期には結構いましたけど、その時から既に「グローバル企業は国籍を表面化させず」にプロモーションする土壌が来上がっていたのかもしれません。

なお、「役に立たないかも豆知識」ですが、Spotifyはスウェーデンの会社、IKEAも、H&Mもスウェーデンの会社です。なんか、スウェーデンの会社って日本で人気ありますね。これは逆にもっと国籍を表面化させればいいケースかもしれませんね。
IKEAなんて「色がスウェーデン」丸しですけど、あれは「IKEAの色」であって「スウェーデンの色でなはい」という感じですからね。。僕ら日本人から見ると。

話が全然変わってしまいました。
とにかく「靴が売れなくて、ABCマートとか、やばくないか?」ということです(笑)

 


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE) ◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp ◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp ◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp <いわゆる経歴> ・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)   著者ページへ

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