第2回 見えないウイルスに怯えないミライとは?

このコラムについて
世の中の情報は99%が「現在」または「過去」のものでしょう。たった1%の未来情報をつかめる人だけが、自分のキャリアやビジネスを輝かせるのです。でも、未来情報なんか手に入らないよ!と思ったアナタ。ご安心を。もしアナタが古い体質の会社に勤めているなら超ラッキー。そんな会社の経営者ならビジネスがハネるかも。

未来コンパスが、あなたの知らない未来を指し示します。

 第2回  見えないウイルスに怯えないミライとは? 

ウイルス対策で、こまめに手洗いうがいをしていたら、冬でもないのに手が荒れて困っている読者の皆さん!
私も、よく換気をしていますが、もし部屋にウイルスがいないなら、むしろ外からウイルスが入ってくるんじゃないかと心配しながらも、つい習慣で窓を開けてしまっている今日この頃。
でも、こんなアプリがあれば、空気のよごれを可視化してくれ、見えない不安とはおさらばです。


意匠登録第1650397号(意匠権者:パナソニックIPマネジメント株式会社)


空気清浄機が検知する室内空気の状態を表示してくれるスマホのアプリ画面。においやPM2.5、ハウスダストの検知回数だけでなく、浄化された空気量も表示されます。花粉の有無もわかる優れもの。

■未来コンパスが指すミライ

1) 空気をウリにする店
現時点では、ウイルスの検知というのは難しいようですが、いずれは可視化されるかもしれません。そうすると、空気がきれいであることをウリにする喫茶店やレストランが登場し、コロナ騒動で菌やウイルスへの感度が高まっている消費者に刺さるはず。デートのときは「クリーン度4.0以上のお店じゃないとイヤ!」なんて言う人も出てくるでしょう。クリーン度が低いお店では、働くスタッフから「エアハラ」と訴えられることがあるかもしれません。

2) 免疫力の可視化
空気(環境)ではなく、人に注目すると出てくるであろうサービス。ウイルスに感染したとしても無症状の人もいれば、重篤化する人もいます。その差を生みだすのは、免疫力といわれています。
たとえば、体温×睡眠×食事のデータで免疫力をスコア化できるかも。
「脳トレ、腸活の次は『免活』だ!」なんて思っていたら、実際に、「免活」というネーミングが商標登録されていました(商標登録第5714917号・指定商品:サプリメントなど)。

さてあなたは、こんなミライから どんな「小さなブルーオーシャン」をみつけますか。

 


 この記事を書いた人  

八重田 貴司(やえだ たかし)

外資系企業/法務・知財管掌。弁理士。
会社での業務とは別に、中小・ベンチャー企業への知財サポートをライフワークとする。クライアント企業が気づいていない知的財産を最大化させ、上場時の株価を上げたり、高値で会社売却M&Aをしたりと言った”知財を使って会社を跳ねさせること”を目指す。
仕事としても個人としても新しいビジネスに興味があり、尖ったビジネスモデルを見聞きするのが好き。

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