小さなブルーオーシャンを追え
第8回『ネットの自警団』

株式会社ソルナが開発した究極の履歴書。それがネットの履歴書』これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。

小さなブルーオーシャンを追え
〜ネットの履歴書〜

第8回『ネットの自警団』

 

安田

バイトテロで潰れちゃったお店、ありましたよね?

三澤

はい。

安田

「競合他社がやらせてるんじゃないか」って話もありますけど。どうなんですか?

三澤

さすがにそれはないでしょうけど、株価とか見てるとちょっと怖いですよね。

安田

株価ですか?

三澤

たとえば、くら寿司さん。一瞬にして株価がドンって下がって、時価総額27億減ったんですね。

安田

なんと、27億ですか!

三澤

ところが、その後またピュッと戻ってるんですよ。あれ見て怖いなと思って。

安田

誰かが株価を操作してるってことですか?

三澤

誰かが大儲けしてるわけですから。ないとは思いますが、ちょっとゾッとした。

安田

あっても、おかしくないですよね。事前に分かれば大儲けできますもんね。

三澤

ネットの世界では、黒い噂みたいなのが昔からあるんですよ。

安田

黒いうわさ?

三澤

客になりすまして「競合他社の悪口を、めちゃめちゃ書いてくれ」とか。

安田

なんか最近、急激に増えてる気がするんですけど。バイトテロみたいなのが。

三澤

はい、ニュースになることが増えてますね。

安田

なぜ急に増えたんですかね?

三澤

あれはバイトテロ自体が増えたというより、ニュースが増えたんですよ。

安田

ニュースが増えた?なぜですか?

三澤

掘り起こす人がいるんですよ。

安田

掘り起こす?

三澤

たとえば、くら寿司でバイトテロが出て、ゼンショーで出て、そのあとビッグエコーで出たんですけど。

安田

はい。

三澤

あれって、去年の12月にいったん終わった話なんですよ。

安田

そうなんですか?

三澤

そうなんです。ひとつの事件をきっかけに「こんなこともあった」「こんなことも書いてあった」とほじくり返していく。

安田

何のために?

三澤

広告費目的の人とか、仲間内で盛り上がるためとか。

安田

盛り上がるために、わざわざ見つけてきて大げさにするってことですか?

三澤

炎上のプロセスというのは、割とそういう感じです。

安田

なるほど。

三澤

「ネットの自警団」みたいな人たちがいまして。

安田

ネットの自警団?

三澤

「こいつら懲らしめてやろうぜ」っていう、掘り起こしの集団。

安田

なんかヒマそうな人たちですね。

三澤

いや、めちゃくちゃ優秀なんですよ。

安田

優秀?

三澤

どこに勤めてるとか、親はどこに住んでるとか、どこまでも追いかけていって、ぜんぶ調べてくるんです。

安田

優秀というか、執念深いというか。

三澤

でも技術がないと出来ませんから。

安田

なるほど。それは善意の第三者的な存在なんですか?

三澤

本人たちは、正義の使者のつもりでしょうね。

安田

ホントに善意なんですか?

三澤

とは限らないです。単純に探偵ゲームみたいなことを、楽しんでるんですよ。

安田

もっとお金になることに、その能力を使えばいいのに。

三澤

いや、お金もらってないので、厄介なんですよ。

安田

それはなぜ?

三澤

お金関係ないから、好きな人はどこまでもやっちゃうんですよ。

安田

それってかなり労力かかりますよね?

三澤

労力もお金もかかります。

安田

自分の金を使ってまで、そんなことするんですか!

三澤

するんですよ。福岡で、煽り運転の犯人がいたじゃないですか?

安田

はい。高速で無理やり車を止めさせた人ですよね。v

三澤

その犯人が石橋っていう人で、九州の石橋工業っていう建設会社がすごい叩かれたんですよ。

安田

ネットの自警団が勤務先を突き止めたと?

三澤

でも、それ、嘘だったんです。

安田

え!なんて迷惑な。

三澤

はい。フェイクニュースなのに、凄まじい叩かれ方をしました。

安田

恐ろしい。

三澤

「こいつは許さない!」みたいな感情が暴走するんですよ。

安田

犯人の実名をさらしたり、学校名をさらしたりする、あれも自警団ですか?

三澤

そうです。ネットの自警団。未成年でも容赦ない感じですね。

安田

あの情報って、正しいんですか?それともニセ情報のほうが多いんですか?

三澤

結構正しいんですよ。警察も一目置くぐらい調査力があって。

安田

なんと! 警察が一目置く?

三澤

はい。

安田

たとえば「ネットの履歴書」で調べたら、さらし情報の真偽って分かるんですか?

三澤

いや、もうネットの情報じゃなくなってきちゃうので。真偽判定はなかなか難しいですね。

安田

ネットを超えて調べてるってことですか?

三澤

そうです。家の近所まで行って写真撮ったり。周辺に電話かけて調査したり。

安田

そんなことまでやってるんですか!?

三澤

そんなことまでします。

安田

無報酬で?

三澤

無報酬で。

安田

バイトテロみたいな「悪いことをする人」が出てくる一方で、「悪いやつを懲らしめる人」も出てきていると。

三澤

そうなんです。ただ、やりすぎ感もありますけど。

安田

ですよね。歯止めが効かないし。

三澤

自宅をネットに晒された弁護士さんがいるんですけど。

安田

それは怖いですね。

三澤

「死ね」って言われ続けたそうです。

安田

善意なのかもしれないですけど、書かれた人が社会的に抹殺されたり、下手したら病気になったり自殺したりしますよ。

三澤

実際にそういうケースもありますからね。

安田

そういう場合は「叩いた人が、逆に叩かれる」みたいなことも、あるんですか?

三澤

それはないです。

安田

どうして?

三澤

ひとりじゃないんで。そこは集団心理で「みんなで叩けば怖くない」みたいな。

安田

集団なんですか?

三澤

集団になっていくんですよ。途中から「よくわかんないけど乗っかっちゃえ」みたいな。

安田

どのぐらいの人数が絡んでくるんですか?

三澤

初期の段階では何十人何百人ですけど、拡散していくと数千人まですぐに膨れ上がります。

安田

どの段階で「炎上」って言うんですか?

三澤

炎上のプロセスと呼ばれるものがあるんですけど、「これは収拾がつかないぞ」という段階ですね。

安田

収集がつかない?

三澤

1分間に何個も何個も、すき間なく投稿されている状態。そうなったら、もう「炎上」ですね。

安田

そうなると、もう止めれない感じですか?

三澤

何やっても、止まらないです。

安田

“炎上仕掛け人”みたいなのもいるんですか?

三澤

いますね。ネタって、マッチ箱みたいなもので、火はついてないんですよ。

安田

そこに火をつける?

三澤

火がつきやすい場所がいくつかあって、そこに「火つけてやろう」って感じで。

安田

じゃあ、今話題のバイトテロも、前々からあったってことですか?火がついてなかっただけで。

三澤

そうです。誰かが、わざわざ見つけて、火をつけるんですよ。

・・・次回へ続く・・・

ネットをみれば人物もわかる

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