GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道
先週から、CSA(Chain Store Age)というサイトで見つけた「短いけど為になる記事」 を掘り下げます。
今回の記事はコレ↓
Top 10 global consumer trends for 2020
2020年の消費者トレンドTOP10(グローバル版)
[Top 10 global consumer trends for 2020 | Chain Store Age]
・Catch Me in Seconds
・Frictionless Mobility
・Inclusive for All
・Minding Myself
・Multifunctional Homes
・Private Personalization
・Proudly Local, Going Global
・Reuse Revolutionaries
・We Want Clean Air Everywhere
(なお、リストそのものの元ネタはEuromonitor Internationalという調査会社でした)
先週は「Frictionless Mobility」と「Inclusive for All」を見ました。
続きをやっていきます。
Minding Myself(自分自身を気遣ってあげる)
Prioritizing mental health and searching for products positioned to address specific well-being needs.
→
メンタルヘルスを最優先にして、well-being(幸福) のための商品を求める
「精神的に豊かな人生にする」 ための商品やサービスや生き方が求められますよ、という話です。
まあ、そうですね。と。
「いつか役に立つかもしれない英単語」として、well- beingを取り上げておきます。
well-being:ウェルビーイング(幸福)
2020年代の必須キーワードです。たぶん。
diversityと同じくらい重要なキーワードです。たぶん。
「happiness(幸せ)とwell-being(幸福) は何が違うのか問題」というのがあります。
簡潔に答えると
happiness:瞬間的な「幸せという感情」
well-being:持続的な「幸福という状態」
の違いです。
ミレニアル世代が牽引する2020年代の世界は、
happinessではなくwell- beingを探索する方向に向かうのです。たぶん。
いや確実に。
happinessからwell-beingへのシフトです。
Multifunctional Homes(多機能な自宅)
The ability to do everything—work, shop, exercise and other activities—from the comfort of home is shifting consumer habits to revolve around in-home consumption.
→
仕事、お店、エクササイズやアクティビティなど「 すべてのことが出来てしまう」場所へ、 在宅消費中心の世界へとシフトしていく。
自宅が「居住のための場所」から、 あらゆる活動や消費ができてしまう「多機能な場所」 へとシフトしていきますよ、ということですね。
最近でいうと、 感染症対策でテレワークすることが増えてきました。
「自宅が仕事場」になったりする感覚は、 急速に浸透し始めてます。
そういえば、「テレワーク」はちゃんとした「英語」です。「telework」です。
TELwork(電話で仕事)ではありませんwww
オフィスに出勤せずに「どこか遠隔(remote)で」 働くこと、です。
teleworkにおける「どこか遠隔(remote)で」 というのは、実質「自宅(home)」になることが多いですね。 なので、実際の英語表現上はteleworkと言わずに、「 work from home(自宅で仕事)」と表現することがほとんどです。
(活用頻度) telework<work from home
これは「たぶん」です。調べた訳ではないので、、、。
チームのメンバーとカレンダー共有している場合などで「WFH」 と書いてあれば、「Work From Home」の略語です。
「今日はテレワーク(自宅で)します」という意味合い。
ということで、teleworkとWFHは「 いま役に立つ英単語」かも知れません。
ちなみに、WFHに「O」を付け加えた「WFHO」は、
「World F●ckin’ Health Organization」
のことです。
ご存知「 世界保健機関 」を指します。
WFHOの意味は「おいお前らちゃんと仕事しろよっ! おかげで大変じゃねーか(怒)」ですw
今のところ、僕しか使っていないと思われますので、 知っていても全く役に立ちません、、、。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)