
お三方に以前から聞いてみたかったことを質問します。「いちばん成功するのはGIVERだけれども、もっとも失敗するのもGIVERである」。そうなんです、書籍『GIVE & TAKE』に明確に書かれているというのを知って、衝撃を受けました。「成功」の定義が問題になると思いますが、ここでは経済的な成功で大丈夫です。食べていくのは大変だし、何を食べるのかを選択できる自由は幸せにつながるので、やはり経済は大事です。私は失敗するGIVERの傾向があるように思います。見返りを求めてGIVEするわけではないのですが、結果を相手に軽くしか受け取ってもらえず、自己犠牲的になってしまう(他の人が同じことをやってもそうはならないのに、私は無料の人、安い人みたいな扱い)。つらいので、幸せなGIVERになりたいです。お三方は『GIVEの実験室』なるものをされていますが、このあたり、返ってくるGIVEと返ってこないGIVEの違い、何かお感じになることはありませんか?どうすれば幸せなGIVERになれるでしょう?という質問です。

やっぱり私もこの本を読んで、「もっとも成功する人、もっとも失敗する人、両方GIVERである。で、TAKERとGIVE & TAKEを両方やる人、MATCHERが中間にある」っていうのを読んで、何が違うのかなと。

あの、僕は読んでないんで、読んでない人のために簡単に教えてあげてほしいんですけど、つまり、人に与えてばかりいる人は世の中で大成功してる人の共通で、逆に世の中でうまくいってない人も、実は与えてばっかの人だってことですね。……あれ、栃尾さんの反応がなくなってしまいましたが。

すごい成功されててGIVERの人っていうのも「なんでかわかんない」っておっしゃってるんですけど、よく話を聞くと、やっぱりGIVEする人をちゃんと見て選んでる。「選んでる」って言うと聞こえが悪いですけど、GIVEすべき人にGIVEしてるって感じがします。

たとえば悪いやつとか「なんか気に入らないな」と思った人にはあんまりGIVEしないし、すごく頑張ってる人とか、好きな人とか、助けたいと思う人、そういう人にGIVEしてるんじゃないかなっていうのが、いまのところ結構大きな違いかなっていうふうに思ってます。

法則を見つけ出したっていうか、そういうふうに世の中はできてるんだなっていうのを実感して生きてますから。たとえば、自分がやってあげた人から返してもらってないこともいっぱいありますよ。「お金いっぱい払って、向こうはぜんぜん発注してくれない」みたいなこともあるし。まあ、言い始めたらきりがない気がするんですけど。

そうですね。この方、一応、成功の定義を書いてくださってますけど、経済的な成功っていうことで書かれていますし、あと、『GIVE & TAKE』っていう本でもそのように書かれてたところがあると思うんで、たぶん、そういう尺度で測ってるってことだと思うんですけどね。

はい。基本的に自分がやってあげたこととか置いといて、世の中に自分に向かって流れてくる、TAKEするわけじゃないんですけど、自分に向かっていろんなチャンスとか運のいいこととかってそこら中に転がってるんで、そこに着目しないから、たぶんそれをつかめないんじゃないですかね。

出ていくほうに着目しても意味がないと思うんですけどね。いや、ほんと世の中ってチャンスだらけです、GIVEだらけですよ。誰が置いていったのかわかんないGIVEがそこら中に転がってて、「拾いまくればいいじゃん」って思うんですけど。
*本ぺージは、2020年10月21日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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