【読むPodcast | マネトレ81】「会計とは自己と向き合うこと?」第200回

記念すべき第200回!大久保先生の自己開示と振り返りの回です。
(音声はこちらから。)
円道
こんにちは。円道一樹です。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、よろしくお願いいたしまーす。
大久保
お願いしまーす。
円道
おめでとうございます。
大久保

ありがとうございます。

円道

200回でございます。いやぁ~いやぁ~、よく頑張りましたよ。

大久保

これで終わりでしょ?

円道
おいおいおい(笑)
大久保
これで終わりじゃないの?(笑)
円道

大久保先生がこんなに続くとは。

大久保
ほんとだよね。だって、100回っていつだったっけ?
円道
100回は、だってあれですよね。新曲とか出して、ちょっと迷走してたときですよね。
大久保
ラップ出したとき?(笑)
円道

ラップを出してたときですね、あれ。

大久保
ぜんぜん採用できないっていうね。
円道

でも、一時期あれでフィーバーしてた記憶がありますけど。あの100回のときが2018年の11月7日なんで、約2年前ですね。

大久保
2年で100回なんだ。
円道
そっか、もう2年もたってるんですね。
大久保

あれから2年もたってんだ。

円道
あの茶番ソング。
大久保
おい(笑)
円道

おぉ~怖ぇぇ怖ぇぇ(笑)

大久保
いやぁ、ほんとだよ、茶番ソングだよね。
円道
まあ、面白かったですけどね。
大久保

採用につながらないからね。まあ、もはや、でも、採用する時代でもなくなってきたみたいな感じになってるしね、ここ2年で。

円道

まあ、たしかにそうですね。アライアンスのほうがいいのかというふうには感じますね。

大久保

そうねぇ、うん。200回記念……記念すべきことかわかんないけど(笑)

円道
おっ、新曲!?
大久保
いやいや、ねーよ(笑)
円道
あ、ないか。
大久保
アホでしょ、また作ってたら。効果ないのに(笑)
円道

何も成長してないみたいな(笑)

大久保
200回ね。
円道

せっかくなんでね、振り返って……もうかれこれ何年だ、4年近いわけですよね。

大久保
そうねぇ。
円道

やってきましたし、ちょうどそんな節目に、2020年、このコロナという、いろいろ振り返らなきゃいけないタイミングもあったと思うんで。

大久保
そうだねぇ、うん。
円道
で、ちょうど1か月後ぐらいにまた新サービスとかも出す予定あるじゃないですか。
大久保

はいはいはい。

円道

そんなことを踏まえながら、せっかくなんで。

大久保

せっかくなんで、やっぱ「借りたら返すな!」はうそだったって話かね。

円道

いきなりぶち込んできますね。

大久保

えっ?いやいやいや(笑)

円道
どういうことですか?
大久保

いやいやいや、うそではないんだけどね。

円道
だいぶ救われたと思いますけど、今回。
大久保

やっぱりねぇ、ちょっと油断を生むよね、心のね。これを俺は理解してなかったなっていうのが、このコロナ後の気づき。やっぱね。イケイケでやってきたじゃない?拡大みたいなので。

円道

ええ。

大久保

で、急に止まったじゃない?

円道
うん。
大久保

急に止まって事業所閉鎖したりさ、フードトラックもできないし。

円道
ああ、ご自身がね。
大久保
そうそうそうそう。
円道

自分の話ですか?自社の。

大久保

もちろんみんなもそうだとは思うんだけど、自分の振り返りがいちばんいいのかなと思って。まさかの債務超過ですよ(笑)

円道
それは、でも、あれでしょ、戦略的債務超過が…。
大久保

そんなことあるか?(笑)

円道

それはちょっとおかしいですね、表現が。

大久保

そうですよ、特損出しまくったら「あれ??債務超過じゃん」みたいな(笑)

円道

え、待ってください。その話、普通にここでしちゃうんですね。ちょっと、いま一瞬ためらったんですが。

大久保
まあ、しょうがないよね。
円道
開放系ですね。
大久保

やっぱね、攻めすぎてたよね。月次とかがぜんぜん見れなかったから。

円道

え、専門家なのに?(笑)

大久保

専門家なのに(笑)。これ、ずっとだけどね、もう。いまは見てるよ。10年やってきてさ、気づいたよ。去年のいまごろとか人が2倍以上いたからさ。

円道

ああ、そうっすよね。30人ぐらい、ね。

大久保

そうそう。普通に赤字だったんだけどさ、それが見てないもんね。

円道
あ、そうなんですか。
大久保
うん。「投資だからなんとかなるわ」みたいなので、ぜんぜん見てなかった、と思った。まさに中小企業の経営者だよね。しかもさ、気づいたんだけど、やっぱ赤字だと試算表見たくないのよ。
円道
はいはいはい。
大久保

これはねぇ、もう、ちょっとね、弥生会計開くのがすげー嫌だなっていう(笑)

円道
(笑)
大久保

現実を直視できない(笑)

円道

他人には言ってたような気がしますけど。

大久保

そうなんだよ、他人は言ってんだけど自分はできないっていうね。いまはやってるよ。「ちょっとアクセル踏みすぎたな」みたいな。調達してるから金あるじゃん。だから、ガンガン投資してたら……ちょっとねぇ、情けない話ね。っていうか、ほとんどないんじゃない?税理士法人で債務超過って(笑)

円道

まあ、そういう攻め方をする税理士法人も珍しいかなっていうのはありますよ。でも、いまの話ビックリですね。もともと、僕、大久保先生に「わぁ、深い。やられたなあ」と思ったのが、「人は振り返らなきゃいけないんだよ。振り返るというのは、俺らの世界でいうと会計を見なきゃいけないんだ。だから、ちゃんと振り返ってる社長っていうのは会計が頭の中に入ってっから」って言われて、「いやぁ、財務の話ばっかハッタリ言ってんじゃなくて、すげー嫌なこと言うなあ」と思ったけど、まさか、いま、ご自身がその話するとは思わなかった(笑)

大久保

はは(笑)。もうね、ちょっと過剰な自信だったよね。ほんとに見てないから。いや、見てたらわかるよ、さすがに。まあ、でも……ね、やっぱ大事だなと思う、一緒に振り返ってくれる人の存在が。と、いまは思っちゃうよね。

円道

おお、なんすかなんすか(笑)。酒飲んでるんですか?

大久保

ちょっと飲んでるけど(笑)

円道

飲んでるんかい!

大久保

(笑)。いやぁ~、でも、うちのお客さんでもなかなか資料出さなくて締まんない人いるけど、見たくないのかね。大事だと思ってないというところから、また向き合わなきゃいけないなっていう感じがね。結構ゼロベースの感覚だよね。

円道

その「ゼロベース」っていうのはどういうことですか?

大久保
いや、なんか「ちゃんと会計税務やろうぜ」みたいな(笑)
円道

あ、ちょっと待って。200回っぽいっすね。まさかの「ちゃんと会計税務やろうぜ」。

大久保
財務のベースじゃない?足元のところとかって。
円道
そうですね、はい。
大久保

1回コロナでみんな、たぶん、ほとんど借りちゃってるから、そうすると、「足元をどう固めていって」みたいな時期だと思うんで、「借りればよし」みたいな感じではないのかなっていうところと、やっぱ、借りたときの「おごる心」をいかにしてマネジメントするかっていうことの商品開発をしなきゃいけないと(笑)。

円道

自己を振り返って気づくということですか。

大久保
俺自身の振り返りで気づいてもらえるなら、そんなに価値のあることはないかなと思って、こんな自社の財務状況を……
円道

なるほど。

大久保

いやぁ、だって、「余裕で回収するっしょ」みたいに思ってたもんね、赤字になったけど、べつに。

円道

いまの声のトーンがそれっぽいですね。

大久保

わかるっしょ?(笑)。「どうせ俺が動きゃできんだよ」とかって思っててさ、「人いるけど、こいつらは待てばできるようになるだろうし」と思ってさ。ほぼ壊滅的だよね、事態は。

円道
壊滅的っていうか、あれですよね、なんていうんですか……リセットじゃないのか。
大久保

うーん、会計とかがちゃんと締まってる会社ばっかりならぜんぜん問題は起きないんだけどね、会計も締まってないみたいな、だらしないお客さんが集まってきてんのも、俺がだらしないからだなって振り返ってみたりね。ちゃんとできてるとこがほとんどだけど、そういう一部の結構だらしないところにスタッフは引っ張られちゃうよね。

円道
はいはい。それをいままで問題としていなかった?
大久保

考えてなかったよね、うん。

円道
ちょっと待ってください。すっげー振り返ってるじゃないですか。
大久保

(笑)。いや、もうコロナのおかげですよ。コロナのおかげ。

円道
ああ、そういうことやね。
大久保

急ブレーキではないけど、やらなきゃいけないことを、もうちょっときちんとやらなきゃいけないということじゃない?やっぱり。

円道

でも、大久保先生の場合は、なんていうんですか、事業のスピードを緩めるっていうのは、やらざるをえなかったっていう外部要因以上に、この環境をきっかけに思いっきり自己に向き合った結果決めた感じの印象を受けているんですけど、そのへんは?

大久保
え、どういうこと?難しい。
円道

いや、これはしょうがないじゃないですか。「ストップするしかなかった」みたいな、事業撤退するしかなかったっていう、ほんとに、いったんテクニカルにやらざるをえないという環境がみなさん相当あった状況だったじゃないですか、ここの数か月って。っていうのも当然一部要素としてあるのかもしれないですけど、それ以上に、Colorz自体が今回のコロナの影響を受けて、自分たちのまわりに被害を受けたクライアントとかも踏まえたところから、「自分たちが次どこに行くのか」みたいなことを再設定してるという。よく言い過ぎですかね。というふうに見えているんですけど。

大久保

いや、ありがとうございます(笑)。だから、さらにね、こう、えー、なんだろう、深い会計の読み方みたいのをお客さんに伝えていかなきゃいけないし、財務エイドで今後やると思う。

円道

おっ、言ったな(笑)

大久保

うん。経営者がちゃんと数字を読めるっていうことがどんだけ大事かっていうことに向き合った結果だよね、やっぱ。あくまで参考にはしてもらうけど、やっぱり自社の数字は自分で見るべきだと思うし、そこの数字がつくれる環境、業務フローみたいなのがやっぱすごい大事だなっていうのを改めて……

円道
え、ちょっと待ってください。すごいまともなこと言ってませんか?
大久保

まともですよ、今回(笑)

円道

やばいやばい。いままでふざけてたのがうそだって……もうみんな気づいてるか。

大久保

え?なにが?

円道

気づいてますね、「この人はまともだ」と。

大久保

いやいやいや。もう暗いね、なんか今日ね(笑)

円道

いや、そうでもないですけど(笑)

大久保

暗くない?(笑)

円道

うん。心の持ちようだと思います。

大久保

まあ、そんな感じで300回に向けてね……(笑)

円道

あれですね、目の前の一歩とかじゃないんですね。結構バーンって行くんですね。

大久保
そこが俺の悪いとこやね(笑)
円道

そのへんはやっぱり。

大久保

ぜんぜん緩んでるやんっていうね(笑)

円道

すごいっすね。ああ、なるほどね、「次の201回目を」とかじゃないんですね。

大久保

300回。いやぁ、なかなかね、債務超過になると思ってなかったけどね、まあ、1回ぐらい経験しといたほうが経営者の気持ちになるかなと思って。

円道

しっかりと、債務超過なんですね。

大久保

しっかりと。なんだよ「しっかりと」って(笑)

円道

(笑)。いや、ほら、大久保先生の場合だったらですよ、テクニカルに「ちょっと債務超過つくっちゃおうかな」みたいなこともやれそうじゃないですか。

大久保

そういうことじゃない。

円道

そういうことじゃないと。

大久保

まあ、多少経費多めに、税務上落ちないやつも入れて否認してるけど……いや、脱税はしてないよ、調整はしてるけど、ガッツリ落としてみた。

円道

そうなんですね。というわけで、いったん200回終了ということで、201回から300回に向けて、新生大久保圭太の回ということで。

大久保

(笑)。頑張ります。

円道

ぜひとも、みなさま引き続きご視聴のほどお願いいたします。というわけで、今日のところは終わりたいと思います。ありがとうございましたー。

大久保

ありがとうございまーす。

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