目には見えないが、
空気が存在していることを私たちは確信している。
科学的に証明された事実であるからだ。
だがその証明がなされる前から、
私たち人類は空気と共に生きてきた。
証明されていようがいまいが、
信じていようがいまいが、
それは元から私たちとともに存在しているのである。
だが残念なことに、
現代人は科学というものに頼り過ぎている。
科学的に証明されていることは信じるが、
証明されていないことは信じない。
それが知識人であり、常識人であり、
まともな人間の考えなのだと信じ込んでいるようだ。
彼らにとっては進化論が事実であり、
人間はサルが進化した生物なのである。
もちろん、死後の世界など信じない。
そんなものを信じるのは、
オカルト趣味の頭がおかしい人たちである、と信じている。
だが思い出してほしい。
ほんの少し前まで、地球が動いていることなど、
誰も信じていなかったのである。
私は別に科学を否定しているわけではないし、
宗教やオカルト趣味に入れこんでいるわけでもない。
ただ事実として、
科学で証明されているものなど、
ほんの一部に過ぎないと考えているだけだ・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2016.7.27 事実を感知する力 』より冒頭引用
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