
最近、私、仕事をですね、自分の仕事、デザインの傍らで介護の仕事もさせていただいているんですけれども、そこでですね、結構、夜中「寝れない」っつっていらっしゃる方が多いんですよ。夜中、12時とかになっても寝れないっつって来て、何かなと思って話を聞くと、「私の子ども、どこ行ったかな」っつって、泣きながら「子どものことを探してるんだけど、いま、どうすることもできなくて」みたいな、しくしく泣きながら話すおばあちゃんもいれば、「俺はここでどうしたらいいかわかんないんだけど」みたいな感じで、自分のことを心配して、しくしく泣くおじいちゃんがいたりするんですよ。

そういったときに、私は前者の、眠れないほど大切な自分の子どもを思い出す老人になりたいなと思うんですけど、ここで、年老いても、ボケたときに思い出す人についてどう思うかなあと思って、安田さんと江美さんに話ができたらなと思ったんですよね。わかりますか?

奥さんとか子どもっていうのもありますし、自分が直接会う身近な人たちのなかで、いま困ってそうな人とかって考えるようになりましたね。「いまはきっと、この人の相談にちゃんと乗るような時期なんだな」とか。

まあ、私もやっぱ家族になるかねえ。特に不登校とかで大変だから。なんていうのかなあ、できることはすごく少ないけど、考えることはあるし、彼らの気持ちをすごい考えているので。たとえば10年とかのスパンで考えると思うので。もっとかな。それは老後にも残りそうなね、出口がないまま、「どうしたらこの子たちにとって最適なんだろう」みたいなことをひたすら考えているっていう老後を送るかもしれないね、もしかしたら。

ああ、そうか。こういうことを考えつづけたいなと思うんですよ。答えを出さずにずっと考えつづけることで、自分のネジが外れても自分で入れるじゃないですけど、変に人間を外さないでいれるのかなと思うんですけど。

基本的に他人に興味ないし、人がどうなったってどうでもいいやっていうタイプなんで。だから、ほんと、いい人ぶってますけど、なかなかひどいやつなんですよ、私は。物心ついたときには、前も言ったかもしれないですけど、迷子を見たらうれしくなるっていうタイプだったんで(笑)

うん。持って生まれた本質っていうか性格みたいなものってあると思うんですけど、それが自分の場合は相当ゆがんでるなと思ってるんですね。それを矯正して結構生きてきたんで、自分からすると金子さんなんて天上人に見えますよ。

十分、人に対する優しさはあると思いますけどね。感覚的に、なんていうんでしょう、人が悲しんでるとかひどい目にあってるときに、それに共感して悲しい気持ちになるっていうところがあるんじゃないですかね。僕、本当にお葬式でも泣いたことないし、両親が死んでも泣かなかったんで、本当にあれなんですよ、ほんとにこう、なんか、ひどいやつなんです。これがね、いろんな人によく言われることなんですね。
*本ぺージは、2021年6月9日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
*Spotify、Google Podcasts、Apple Podcast、iTunes、Amazon Musicでも配信中!
ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。