このコラムについて
小さなブルーオーシャン？
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの？
と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。
「デジタルに頼らない小さなブルーオーシャン」
「内覧会をビジネスの主軸に置く」
全国にコンビニエンスストアの店舗より多い
と言われるビジネスがあるのをご存知ですか？
有名な話なので、おわかりだと思いますが、
「歯科医院」
です。
2021年の
コンビニエンスストア店舗数が約57,000店舗に対し、
歯科医院は約67,000店舗です。
実際に街なかを歩いていると、
確かに目に入ってきますね。
多いところだと４、５ヶ所、
歯科医院があるのではないでしょうか？
これだけ多いと、競争が厳しいのは明らか。
開業している歯科医院の平均年収は
300万円以下との調査もあるほどです。
これだけ数が多い歯科医院ですが、
皆さんはどのように歯科医院を決めていますか？
昔から通っているとか、
馴染みだとかもあるとは思いますが、
意外と決めかねる部分もあるのではないでしょうか？
今はインターネットがあるから、
とも思うのですが、
インターネットで歯科医院を探す、決める、
というのも難しいようにも感じます。
この、
患者さんが歯科医院を探す
「検索」をビジネスにした会社があります。
株式会社メディカルアドバンスです。
歯医者にいくことは多くの人にとって抵抗があります。
過去に一度でも行ったところならまだしも、
知らない歯医者にはなかなか足が向かないでしょう。
そこで、この会社が提供したのが「内覧会」。
自由に院内の設備を公開し、見学してもらう。
院長や職員の人柄に触れてもらう。
こうして、信頼感や安心感を生み出し、
集患・増患を図る新しい集客方法です。
内覧会の来院数の約１割が、
そのあとの３日間数が予約するという
実績を生んでいるそうです。
集客というとインターネットに頼りがちです。
内覧会というアナログにすることで、
小さなブルーオーシャンを生み出しています。
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株式会社メディカルアドバンス
URL：http://www.medical-advance.com/
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佐藤 洋介（さとう ようすけ）
株式会社グロウスブレイン 代表取締役
大学（日本史専攻）を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。
