GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
先週から、ちょっとブレイクということで、「2021年マーケティング界隈の流行りコトバ」というコンテンツを紹介しています。
今回の記事はコレ
↓
The list of the top 30+ marketing buzzwords you can’t ignore.
「避けて通れない」30個のマーケティング世界のバズワード
(https://www.truepush.com/blog/top-30-marketing-buzzwords-in-2021-every-marketer-should-know/)
前回に引き続き、30個のバズワードから4つを紹介します。
(30個のリストは長すぎるので上のリンクから確認してみてください。)
まずはざっと4つのバズワードとカンタンな意味をリスト化しますね。
5. Marketing Funnel(マーケティングファネル)
6. Top of the Funnel /TOFU(トップオブザファネル)
7. Middle of the Funnel /MOFU(ミドルオブザファネル)
8. Bottom of the Funnel /BOFU(ボトムオブザファネル)
見ての通り、今回は「ファネル」の話です。
「5.Marketing Funnel」の本文解説の中に、6-8についても包含されていたので下記を御覧ください。
5. Marketing Funnel(マーケティングファネル)
A marketing funnel is a concept of streamlining the potential leads into paying customers. There are various stages in the Marketing funnel; Awareness, Consideration, Conversion, Loyalty, Advocacy. These stages are further demarcated into Top of the funnel, middle of the funnel, and bottom of the funnel.
→
マーケティングファネルとは、潜在的な顧客群を、実際の購入顧客へと導いていく一連の流れのこと。
マーケティングファネルには様々な段階がある。Awareness(認知)Consideration(検討)Conversion(行動)Loyalty(忠誠)Advocacy(支持表明)などである。
これらのステージは「ファネルの上部→中部→下部」というような絵で整理できる。
絵にすると、こんな感じの絵をよくみかけます。
この中の一番面積が広い部分が「6. Top of the Funnel /TOFU」で、一番広義な見込み顧客で、どうにかAwareness(認知)を獲得することが命題となります。
で、次に面積が広いのが「7. Middle of the Funnel /MOFU」で、この段階では認知は獲得できている見込み顧客に対して、実際にConsideration(検討)してもらうための「刺激」を与える必要があります。
一番面積が狭いのが 「8.Bottom of the Funnel /BOFU」で、この人達はConversion(行動・購買)直前なので、「特別なキャンペーン」とか「無料トライアル」とか「デモ販売」などで、最後のひと押しが必要です。
実は、このファネルマーケティングって、あまり新しい概念ではなくて、けっこう「コスられきった」感ありありですw
どちらかと言うと、この本文で注目しておきたいのが、Conversion(行動・購入)した後の顧客がLoyalty(忠誠)を高く保てるのか?とか、自分の周囲にAdvocacy(支持表明)してくれるのか?という部分だと思います。
特にAdvocacy(支持表明)の部分は、昨今のインフルエンサーマーケティングの興隆とうまく同期して熱くなっている領域です。
Advocacy(支持表明:アドボカシー)というのは、「この商品を私は応援しているし、いいと思っているし、実際に使っている」という主張をPR・アンバサダー的に他者に対して推薦したり支持表明することです。
インスタ時代にフィットした方法論ですね。
今回は、「Funnel」よりも「Advocacy」の話になっていまいました。。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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