このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法/ 年賀状に代わるユーモア
年の瀬に入り、挨拶回りや忘年会などにバタバタと忙しくしている方もいれば、もはやオンラインが定着し、そのような恒例行事を簡素化、省略している方もいらっしゃいますね。
そんななか大手各社が「年賀状の廃止」を実行し始めています。
各社のHPを拝見すると、
弊社では、「地球環境問題の深刻化」を背景に、「サステイナブルな社会」を目指し、近年、環境施策の取組みを強化してまいりました。そしてこの度、省資源化による「環境負担低減」と「デジタル環境への移行推進」の観点から、年賀状による年始のご挨拶を取りやめることといたしました。
などと、うたっている会社が増えているのです。
ところが、高松の手元には、
上記に続けて、
何卒ご理解賜りたく、先ずは略儀ながら書中をもちまして、ご挨拶申し上げます。
なる文言を添えた「ハガキ」が、数社の大手さんから届いているのです。。
「環境負担低減」「デジタルへの移行」は、いったい何処へ。。
きっと社内でもこの「矛盾」に気づいた方は多くいらっしゃったはず。。
世界中で困難と向き合っている昨今だからこそ、「あえてのユーモア」をお届けしてくれたのかもしれませんね。。