こんにちは。円道一樹です。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、よろしくお願いいたしまーす。
お願いしまーす。
さあ、ということで今週もいきたいと思いますが、最近はどんな日常を?
どんな日常?(笑)いや、京都行ってきた。
あ、そうだったんですね。なにをされて?
いや、なんかね、サーフボード買いに行ったんだけどさ。
遊びかよ(笑)
いやいや、冗談だけど(笑)。デカすぎてマンションに入らないなと思って、断念。
サーフボードを京都に買いに行って帰ってきた!?
ちがう。「京都店にこれがある」ってあって、オンラインショップで。
ロンハーマンにある、みたいな話?
そうそうそうそう。で、ちょうど京都に行く用があったから行ったら、そんなの買いに来る人いないから、接客の人がちょっと困ってて(笑)。「ひさしぶりにサーフボードを問い合わせられたから、ちょっとテンパってます僕」って言って、すげー素直に(笑)
あ、売れないもんなんですね。ロンハーマンのサーフボードなんて、ファンいっぱいいそうですけど。
ロンハーでちょっとブランドのやつがあって、結構高いのもあるんだけど、まあ、「使わねーよな」みたいな。「超カッコいいんだけど、入んねーや家に」と思って、あきらめた。
結局買ったんですか?
買ってない買ってない。
え、何しに行った(笑)
入んないものは買わない、さすがに(笑)
(笑)
そんなにアホでは……一応確認して。
いや、でも、置くとこないけどバイク買っちゃうじゃないですか。
バイクは、置くとこはあるよ(笑)
ああ、そうなんですね(笑)
置くとこはなんとかあるじゃん。
うん。
でも、さすがに実家にサーフボード置いたってさ、使わないしさ(笑)千葉の拠点ができたらわかんねーなと思いながら。
えっ、あの、私、収録前に「京都の話しようかな」って聞いてて、てっきり仕事の話だと思ってたんですけど、サーフボードの話だった?(笑)
いや、ちがう。それはちょっと、行くついでに見てきたっていうだけであって(笑)
あ、そっちね。よかった、よかったです。
そうそうそう。だから、歴史博物館みたいなところに行ったわけですよ。
……。
仕事の話ではないんだけど(笑)。まあ、でも、ちょっとびっくりしたね。京都から学校ってできたのね、明治2年にできて、それから全国に。
あ、いちばんはじめの学校?
いちばんはじめに。なんでできたかって思う?質問(笑)
えっ、ちょっと待って。歴史の番組?
歴史の番組(笑)
なぜ京都か?
うん。京都の人たちの気持ちを考えて。明治維新のときに陛下いなくなって、住んでた家族がぜんぶ江戸に行って、スカスカになっていくわけですよ、京都が。
えっ、なんだろう。
だって、都じゃないから。
いや、そこはわかりますが。
そうなると、彼らは次にどうするんだと。だってね、近衛の人たちとか全員いなくなっていくわけだから、「もう教育しかない」と。京都を再び……
「自分たちで育てていくぞ」っていうことですか?
そう。すごいよね、その発想がね。
人づくりから?
そう。
国を勃興して自分たちの土地を?
そうそうそう。優秀な人材を輩出したり芸術とかを輩出したりっていうので学校を、「番組小学校」とかいったかな、つくっていって、60何校かあるんだけど。そこでさ、その話終わんないんだけどさ、教科書があるのよ、戦前の教科書が。
はいはいはい。
読めないよ、もうぜんぜん、小学校の教科書とか。
「読めない」というのは……
むずかしい。
当時、ひらがなじゃなくカタカナでっていう時代ですか?
もあるし、もう、なんか内容がむずかしいのと、結構特徴なのが「尊敬される人になりなさい」みたいな、教養みたいなのがね。
へぇ~。うんうん。
「よい子どもとは……きちんとした格好をしなさい」みたいな。ちょっと俺、心が痛んだけど(笑)
はいはいはい、そうですね。
短パン・ビーサンで行ったからね(笑)
そこをサンダルで行ったんですね。
そう(笑)。「こういう大人になっちゃいけねーんだな。戦前の教育があればな」と思って。でも、小学校5年生とかだと、「なぜ平家は滅びたのかを書きなさい」とか、国の神話の話とか。
ああ、なるほどね、はいはい。
きちんと歴史を教えてるんだよね。で、そこまではすげーなと思ったの。で、いちばん最後のとこに置いてあった教科書が……
小学校の教科書ですよね、いまの話。
小学校の教科書。答えがあるというよりは、考えさせる教育なんだよね、「なぜですか」みたいな。
はいはいはい。
「ちゃんと尊敬される人になるには」みたいな、そういう軸で教育してて。で、いちばん最後に変な教科書があったの。「おはよう」って書いてあって。で、開くと、なんだっけな、「まなぶくん」「なんとかちゃん」みたいなのがあってさ、「おはよう」「おはよう」……
会話形式なんですね。
「学校学校たのしいね 学校学校たのしいね ヤギさんメェ~」みたいなのが書いてある教科書になったの急に。
うんうんうん。
これ、戦後よ。GHQが改訂してアホを育てる、「ほんとにこれで育ってるとアホになるよね」っていうぐらい、「えっ、バカにしてんの?」っていうぐらい。
同じ初等の教科書が?
そうそうそう、そう。ガラッと変わってんのよ。
「日本がなぜ滅びたか」みたいな世界観から、いきなり「メェ~」の話なんですか?
そう。「メェ~メェ~、ごはんおいしいね。おやすみ、おやすみ、おやすみ、おやすみ」みたいな(笑)
でも、われわれの教科書って、そういう教科書でした。
でも、冷静に考えたらそうやんね。「This is a pen」とかね。
うん。
そんなん一生使わないやろ、「これはペンです」みたいなのさ(笑)。「なんで教わってんのか」みたいな、結構白痴にする教育だよね。
なるほどね。
だから結構ゾッとしたね。
それ、なんて博物館ですか?
京都歴史博物館かな。
ちゃんとパンフレット持ってきたんですね(笑)
えっ、急に振んなよ(笑)
いま探してくださってますけど。
そうそうそう。なんだっけな、京都市学校歴史博物館。
あ、市の博物館?
そう。おじいちゃんがすごい説明してくれるから。
へぇ~。
いまの政治に不満を持ってるおじいちゃんが。「学問と政治」みたいなの読んでた。あんまお客さん来ないから暇なんやろね、ノートにめっちゃいろいろ書いて、急に来たからびっくりして、めっちゃ教えてくれた(笑)
なんか変なやつかと思ったら、思いのほか一生懸命聞いてて、またびっくりしたんでしょうね(笑)
そうそう(笑)。ぜひ。
いい勉強されてきたじゃないですか。ぜんぜん仕事の話は出ませんでしたけども。
あと、給食の歴史とかね。ちょっと行ってみて。怖いから。ポーネグリフだと思うんだよね、ああいうのって。
はいはいはいはい。
読む人にとってはわかるけど、普通に見たらサラッと書いてあるけど、「1978年に学校給食で米が出るようになった」って書いてあるんだけど、これ、田中角栄がやったわけですよ。
あ~。
だけど、そう書けないから。
なるほど。
要は「パンを出されてた」みたいなことは書けないけど、思いある人が、毎食、給食に……
「米食を取り戻した」って書きたいという話ですね。
そう。書きたいけど書けないから、でも、読む人が読んだら、「なんで米食が週何回みたいなのをずっとやってんのかな」みたいなのがあったら、わかってる人からしたらね……
ポーネグリフだね。
そう、ポーネグリフでしょ。っていう、いい回じゃない?これで終わりでいいんじゃないの(笑)。歴史アタマを鍛える(笑)
いやあ、ほんとですね。まあ、でも、せっかくなんでね、今回、京都っていう話をいただいたんで、前回、京都でたまたまですけど、登壇されたじゃないですか。
そう。こないだ京都行ったときはバイク見に行ったんだけど、こんどはサーフボードを見に行ったっていう、なんか縁が(笑)
バイク見てたんかい(笑)
そう、バイクも(笑)
・・・後半へ続く・・・