どんなに世の中がオンライン化しても
物流の仕事はなくならない。
実店舗もなくならない。
髪を切るには美容室に出向く必要があるし、
美味しいものを食べるには
飲食店に出かける必要がある。
しかし、これらはビジネス導線の
最後のワンステップにすぎない。
どこで髪を切るのか。
どんな商品を買うのか。
どの店で何を食べるのか。
情報を集めるのも、店を決めるのも、
予約をするのもオンライン。
買った商品を受け取る。
予約したサービスを受ける。
最後のステップには確かにリアルが残る。
しかし、それ以外の部分はどんどん
オンライン化していく。
さらには納品において
リアルが必要ないビジネスもある。
たとえば経理作業の請負、法律相談、
コンサルティングなどはまさにそうだ。
この先、営業活動も、商品説明も、契約も、
取材も、納品も、オンライン化できるステップは
どんどんオンライン化していく。
それに伴い、仕事の多くはリモート化していくだろう。
リモートではマネジメントできない。
評価しにくい。育成できない。
そのような抵抗は一時的なもので終わる。
なぜならこの流れはもう止めようがないからである。
仕事の大半はオンライン化しリモート化する。
出口が確定しているのであれば、
企業はそれに合わせて変化するしかない。
管理、育成、評価というボトルネックを解消する。
答えのひとつは高いスキルを持った人材への発注である。
日本の雇用法を考えると社員のリモート化は難しい。
リモート化するには雇用という縛りを
外す以外に方法がない。
オンラインで営業し、オンラインで相談に乗り、
オンラインで納品する。
これが日常化すると、
仕事はこれまで以上に一極集中するだろう。
大阪本社の会社が名古屋の社労士と顧問契約する。
北海道の営業マンに商品説明を委託する。
長野の技術者に納品を依頼する。
リアルで会える普通スキル人材から、
オンラインでしか会えない高スキル人材へ。
仕事はどんどん流れていく。
通勤も、顧客先への移動も、
重い荷物も、スーツも、必要ない。
必要なのはただスキルのみ。
当然のことながら求められるスキルも大きく変化する。
ベースとなるのはオンラインにおける
コミュニケーション・スキルである。
オンラインの場を一瞬で和ませ、
分かりやすく簡潔なプレゼンテーションを行い、
その場で相手の悩みや疑問を解消する。
オンライン・コミュ力が
稼ぐ力の源泉となっていくのである。
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1件のコメントがあります
最近は2/3がオンラインでの交流(会議)です。オンラインでのプレゼン力向上などは、途上というかリアル交流(会議)の体験からの発展途上です。
いつも新しい切り口や気づきの(オンラインでの配信)コラム、ありがとうございます。