今年の目標が決まりません!金子亜佑美です!
安田佳生です。
結構たちましたけどね。
ええ。まだ決まっておりませんで(笑)
(笑)
安田さんは決まったんですか?
「今年」って区切るって、なかなかむずかしいですけど。
ああ、たしかに。
私はもう……なんですかね、「今年!」って、今年になって決めたわけじゃないですけど、なんとなく決まってますよ。今年はですね、ビジネスモデルをガラッと変えると。
おお!へぇ~。
そうなんですか?
はい。収益の柱を変えるっていうことを一応目指してます。
へぇ~!
なにに変えるかはこれから考えるんですか?
なにに変えるかは一応考えてますけどね。
ふーん。
ふーん、気になりますね。
コラボビジネスを中心にしていこうと。
ふーん。
あー、ほぉー。
いままでは個人の仕事が中心だったんで、コラボをメインにしたいっていうことで、お店のデザインとかもリニューアルしまして。
ふーん、すごい。次から次へと新しいこと、すごいですね。
うん。
どうですかね。とりあえず、お店は変えました。
うんうん、なるほど。
いいですね。江美さんはなんかありますか?今年の目標、決めました?
こんど私はバレーの指導をすることになったので、それをがんばるっていう感じですかね。
おお、すごい!指導。
「またバレーかっ!」っていう感じです(笑)では、質問をいただいているので、読ませていただきたいと思います。50代・商品管理の方からいただいています。いつも楽しく聴いています。問いの重要性の回、すごく納得しました。「そもそも」と上流まで、めぐっていく?たどっていく?ですかね、これ。
たどっていく。
たどっていくイメージができました。ありがとうございます。そこで質問です。小学生の息子に「そもそも」と質問すると「わかんない」と言われて逃げられてしまうのですが、なにかよい質問を考えていただけませんか?ちなみに来年、中学受験生です。「そもそも」で出てきた答えを意識してくれると学ぶモチベーションを保ってくれると考えているので、ぜひよろしくお願いします。ということでーす。
なるほど。どうなんでしょうね。まあ、以前の、なんなんでしょう、「“そもそも”を考えることが大事だ」っていう回を聴いていただいたんですよね。
そうでしょうね。問いの重要性を言ってて。はい、だと思います。
うん。うーん。
どう思われますか?栃尾先生は。
先生!
まず、「学ぶために“そもそも”を考えさせるぞ」みたいな親の思惑みたいなことは、ちょっと子どもはめんどくさいだろうなあと思いました。
あーっ、ほぉー。
あと、いきなり「そもそもそれってどういうこと?」みたいなことを言うと、たぶん、うちも嫌がるだろうなって思います。
うん。
そうすると、いきなり上流に飛ぶんじゃなくて、近いところから、彼か彼女かどっちでしたっけ、息子さんだから彼ですね、彼が話してきたタイミングで、ちょっとその周辺を質問していくっていうのがよくて、それでだんだん質問に慣れていくっていうか、「質問に答えるの楽しい」とか「そういう疑問を考えるの楽しい」とかってなっていくんじゃないかなって想像しますが、どうですかね。
さすがですね。
うん。さすがです(笑)
まいりましたね。
なんですか(笑)
間違いないですね(笑)
あのー、たしかに「そもそも」を考えるのって、パワーがいるじゃないですか。
うん。
うん。むずかしい。
結構、なんていうんでしょう、普段から考えてないと答え出てこないし。
うん。
そもそも、あんまり考える環境にないから、「“そもそも”を考えよう」っていうことにそもそもなってるわけで。
(笑)
ああ、そうなってるわけですよね(笑)
うん。ややこしい話ですが(笑)
ややこしいですね、うん。
まあ、僕が思うにですね、「そもそも」を考えてほしいわけですよね、息子さんに。
うんうん。
うん。
たぶんね、ちっちゃいときから息子さんの側では、「そもそも」の質問をいっぱいしてきてると思うんですね。「なぜこうなの?」とか「なんでなの?」とかって、子どもって言うじゃないですか。「なんでなんで?」みたいな。
うん。
言いますね、うん。
それにきっちりと答えてあげるっていうことが、やっぱり大事だと思うんですね。
うんうん。
おぉ。
それをこっちが考えないのに、子どもに「考えろ」って言うのは、ちょっと無理があるんじゃないのかなという気がしまして。
うーん、なるほど。
うんうん。
だから、まずは向こうが投げかけてる「そもそも」をきっちりと、ほんとに本気で答えてあげるっていうのがね。「なんで勉強しなきゃいけないの?」とか、「なんでみんなと一緒にご飯食べんの?」とか、あるじゃないですか、いろいろ子どもなりの疑問が。
はい。
ありますね。
「なんでご飯残しちゃいけないの?」とかね。
うんうん。
それをちゃんと答えるっていうことをやると、自然とそうなるんじゃないのかなあという気がしてですね、「“そもそも”を考えると向こうが“わかんない”と言ってしまうのは、そもそもなぜなのか」ということを考えないと。
お~!
いや、ほんとほんと。だから、この時点でね、来年中学になるっていうことは結構な大きさなので、あんまりそういうのを考えるのが興味がないっていうか、好きじゃないっていうところにいっちゃってるのかもしれないし、「あなた、そんなこと答えてくれたことないじゃん」っていうことなのかもしれませんし。
おぉ(笑)
うん。
わかりませんけどね、どういう関係性なのか。
私がやってた「こども哲学」っていうのがありまして。
はい。
それは、たとえば「“普通”ってなんだろうね」とか、「なんで勉強しなきゃいけないの?」っていうのも、すごく普遍的でいい問いだと思うんですけど、「“普通”ってなんだろう?」とか、そういうちょっと考えやすいテーマがあるんですけど、そういうのを小学生とかに投げかけると、だいたいみんな考えて、自分の言葉で話してくれますけどね。
なるほど。そもそも「考えろ」っていう質問が、そもそも適切ではないっていうね。
(笑)そうですね。
でも、たしかにそう思いますよ。
あとは、親が答えを知ってると思われちゃうと、逆に子どもは考えないかなっていう気もします。
なるほどね。
んあぁ~。
だから、私は「答えをぜんぶ答えても、この人たちはあんまり聞いてないな」っていうことに結構ちっちゃいころに気がついて、「“なんでだろう?”って考えることが楽しいんだな」って、ちょっと思ったことがあるんですよね。
言えてますね。
はいはい。
えーっ。
質問がむずかしいですよね、やっぱ。「そもそも」を考えてもらうためには、なんと問えばいいのかってことですよね。
うんうん(笑)
うん。
うん。それをぜひ考えてほしい。
私、思ったんですけど……強制されるといやいやになっちゃうので。
そうなのよ。
好きなものをなんでも買ってもらってたら、1か月ぐらいは、ちょっとやる気出るかなと思うんですけど。
モノで?(笑)
エサで釣るってこと?
ええ。モノで釣られたいタイプで(笑)
それ、でも、強制っぽくないの?「これ、ご褒美あげるからやりなさい」ってこと?
そう。「買ってくれたらやるけど」っつって(笑)
なるほどね(笑)
たとえばね、動物病院さんのお仕事をいまお手伝いしてて、ネコ好きな方って人のネコも好きだけど、イヌ好きな人って自分のイヌばっか好きで、人のイヌをそんなに好きじゃないんじゃないのかなって僕はずっと疑問に思っててですね、「どうしてですか?」って先生に聞いたんですよ。
はい。
そしたら、先生もそんなこと考えたことないらしいんですけど。
(笑)
うんうん。
「でも、言われてみたらそうですね」と。
ふーん、そうなんだ。
だけど、ネコ好きはたしかにみんなネコという生き物が好きだけど、イヌ好きは、自分のイヌ以外が好きじゃないんじゃなくて、「イヌはすごい個体差がある」って言うんですよ。
あ~。
お~。
たとえばフレンチブルと柴犬はあまりにもちがうと。
ちがう。たしかに。
だから、「“フレンチブル好き”とか“柴犬大好き”っていう人はいるけど、“イヌ好き”っていうのがあんまりいないんじゃないか」って言うんですね。
うんうんうんうんうん。
それ聞いて、「ほおほお、さすが先生だなあ」と思いましたね。
なるほどなるほど。おもしろい!
そうですね。瞬時に、そうやってはじめて考えたことでも出てくるってことですもんね。
なるほど。
だから、そういうのでいいんじゃないのかなって気がするんですよね。
うん。
うん。
お子様が好きなものがあると思うんですけど、アニメとか、そういうキャラクター的なもの。それのことを、私は「教えて」って言ったらいいと思うんですけどね。
ほおほお。
なるほど。「考えなさい」って言うんじゃなくてね。
そうそう。「そもそもどういうこと?」とかじゃなくて、「それってなんでか教えて」とか。
ほおほお、好きなことだから。
「なんでそれが強いの?強いとはなんなの?教えて」みたいな感じだと、結構得意げに考えてくれるんじゃないかなって気はするんですけどね。
なるほど。
いまの先生のパターンと似ているんじゃないかと思いますけど。
なるほど。なんでそもそも強いのかを問えますね、そしたら。
そうそうそうそうそう。
ああ、たしかに。
「あなたのほうが知ってるはずだから、ちょっとお父さんお母さんに教えてくれる?」みたいな感じだと、考えたくなるかなあって思いました。
なるほどなるほど。いいっすね。
うん。
そこから始まってる気がするんですけどね、人間の成長って。
うん。
疑問とか、なんていうんでしょう、「なんでこうなってるんだろう?」みたいなのが始まりで。
うんうん。
そうですね。
ね。本当にそれがだんだんと閉ざされていくのが、とっても僕は悲しいですが。
うん。
ほんとに成長するにつれて、疑問の数がどんどん減ってくらしいですね、1日に考える。
ふーん、なるほど。
年齢的にも、もう中学生じゃないですか。だから、さっきのモノで釣るじゃないですけど、「俺は仕事がすごくしんどいんだ」みたいなことを相談して、「楽して稼ぐ方法をなんとか考えてくれ」みたいなのはどうですか?
(笑)
(笑)いや、考えると思います。
「頼む!」みたいな。
うちの子もそういう相談ごと好きでした、うん。
やさしさで?
うん。
そうですよね。親が困ってると助けたくなるしね。
そうそう(笑)
あ、いいですね。
めっちゃいいと思います。
ということで、本日は以上です。ありがとうございました。
はい。ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2023年1月25日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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